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おこぼれ話188 ソフトをカセットと呼ぶことに対する違和感の巻

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小学生の頃、特に低学年の頃は周りの友達がよくゲームソフトのことを「カセット」と呼んでいた。
たとえばDSのソフトなら「DSのカセット」という具合にだ。
自分は物心ついたころからソフトのことは基本的に「カセット」ではなく「ソフト」と呼んでいた。生まれて初めて触れたハードがソフトがディスクであるPS2出会った影響が大きいかもしれない。だが「DSのソフト」に関してはソフト本体を指して「カセット」と呼ぶことがそこそこ多かった。ソフト本体が見つからないときに「○○のカセット知らない?」みたいな感じで。なのでDSに関しては「カセット」という呼び名に違和感はなかった。
むしろ自分の中ではディスクのソフトを「ソフト」カセットのソフトを「カセット」と使い分けているようなところもあった。もちろんDSのソフトも「ソフト」と呼ぶこともあったけどね。

だが友だちの中にはディスクであるWiiのソフトを「カセット」と呼ぶものもいた。これにはかなりの違和感があった。「Wiiはディスクじゃねーか!」と。
これには周りの一部の友達も僕と同じような反応であった。
「DSのカセット」には違和感はない。カセットだから。ウソはついてないから。だが「Wiiのカセット」や「PS3のカセット」にはとても違和感である。あれはカセットという物体ではなく「円盤」もとい「ディスク」と呼ばれるものだから。ディスクにまで「カセット」と呼ぶ人間の深層心理があの頃理解できなかった。
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