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おこぼれ話108 あのね、一刀星リョーマだよ!
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1年生の頃、授業で不定期に「あのねノート」なるものを書くことがあった。
これは必ず「先生あのね、」という文章ではじめるというルールが設けられており、授業であったことや感想、近況報告などを先生への手紙感覚で書くのだ。
「先生あのね」と呼びかけるような一文ではじめることによって、書き手である自分たちとしても普通の作文とは違うコミュニケーション感覚で書き進められるという今思ってもかなり画期的なシステムだと思う。
最初にこのあのねノートを書いたのは1年生の1学期初め、学校内の様々な教室を班ごとに巡ってスタンプを集める校内施設の紹介を兼ねた校内スタンプラリーを行った時のことだ。
スタンプラリーが終わった後にあのねノートで感想を書くこととなったのだが、僕はこの時の感想としてスタンプラリー中に何度か出くわした担任の先生のことについても後半で触れた。
先生に「今何時?」と聞くと先生は「おやじ」とか「はなぢ」とかって決まってふざけて返してたので、それが面白かったから「時間を聞いたら面白く返答してくる先生が好きです」という一文でこの感想文を締めた。
数日後、先生からのコメント付きでノートが返却されたが、僕の文には先生からこんなコメントが載せられていた。
「先生も素直な時のリョーマが好きだよ。」
…素直な時の自分か…確かにあの頃はふざけたり、ひねくれたりの毎日だったからな…
僕にはもうちょっと素直に生きてほしい。そんな願いが込められていたのかもしれない。
これは必ず「先生あのね、」という文章ではじめるというルールが設けられており、授業であったことや感想、近況報告などを先生への手紙感覚で書くのだ。
「先生あのね」と呼びかけるような一文ではじめることによって、書き手である自分たちとしても普通の作文とは違うコミュニケーション感覚で書き進められるという今思ってもかなり画期的なシステムだと思う。
最初にこのあのねノートを書いたのは1年生の1学期初め、学校内の様々な教室を班ごとに巡ってスタンプを集める校内施設の紹介を兼ねた校内スタンプラリーを行った時のことだ。
スタンプラリーが終わった後にあのねノートで感想を書くこととなったのだが、僕はこの時の感想としてスタンプラリー中に何度か出くわした担任の先生のことについても後半で触れた。
先生に「今何時?」と聞くと先生は「おやじ」とか「はなぢ」とかって決まってふざけて返してたので、それが面白かったから「時間を聞いたら面白く返答してくる先生が好きです」という一文でこの感想文を締めた。
数日後、先生からのコメント付きでノートが返却されたが、僕の文には先生からこんなコメントが載せられていた。
「先生も素直な時のリョーマが好きだよ。」
…素直な時の自分か…確かにあの頃はふざけたり、ひねくれたりの毎日だったからな…
僕にはもうちょっと素直に生きてほしい。そんな願いが込められていたのかもしれない。
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