リョーマ伝~小学生編~

一刀星リョーマ

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おこぼれ話102 給食deサステナブルの巻

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札幌市では給食に関する「フードリサイクル」なる取り組みがある。小学生の頃は毎年2~4週間ほどその取り組みで栽培された野菜が給食に使われる期間が設けられていた。
このフードリサイクルはざっくりいうと食べ残された給食を肥料として再利用する取り組みなのだが1年生の時、その取り組みに関して担任の先生からこんな説明があった。

「今日からフードリサイクルで栽培された野菜が給食に出ます。フードリサイクルというのは例えばリョーマくんみたいに好き嫌い多い子とかが残した給食を肥料にかえて、それで給食で使う野菜を栽培するという取り組みです。」
…これまた余計なことを言われたが(自業自得)、自分はこの取り組みを食べ物を無駄にせず、有効活用する素晴らしい取り組みだと子供心に思ったのであった。給食をのこしてばっかりの人間がいえた口でないが…

3年生のあたりからはこのフードリサイクルで栽培された「さつおう」という札幌のブランド玉ねぎが登場するようになった。
使用される時期になると教室に掲示されている給食カレンダー(日めくり式でその日のメニューが書いてある)に併記されているコラムにてさつおうに関する解説や豆知識が書かれるのが恒例であった。
さつおうは「札幌黄」という札幌のブランド玉ねぎの改良品種。札幌黄は甘みが特徴の品種であるが、病気に弱いことから栽培が難しく、札幌の一部地域でしか食べられない「幻の玉ねぎ」と呼ばれていた。
その札幌黄を品種改良し、そのおいしさをそのままに肉厚で病気に強い品種として生み出されたのがさつおうだ。
「自分が今から口にする玉ねぎは自分と同じ札幌で育った玉ねぎだ。それも食べ残しの肥料で育った玉ねぎだ。つまり自分もある意味この玉ねぎの栽培に貢献してるのだ…」そのことを頭において味わうと、さつおうはあまく、特別な味に感じたものだ。

昨今は食品ロスの問題が社会の大きな課題となっているが、僕が小学生のころからすでにその対策が行われていたのだ。

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