リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話40 肥満と泣き虫

今回は何度も紹介してきた1～2年生時のクラスメイトのリュウくんと、今回初めて紹介する1～4年生の時のクラスメイトのユウマくん。1年生当時の2人の関係性について紹介しよう。

僕は小学校時代、特に1～2年の頃はこの2人と数えきれないぐらい毎日のように遊んでいた。小学校時代によく遊んだ友達ランキングでトップ5に入るだろう。
そしてリュウくんとユウマくん、2人の間の中も良好だ。だが1年生の頃は2人とも度々からかいあっていた。念のため言っておくがあくまでもからかい程度でありガチ喧嘩ではないのでご安心を。

ユウマくんは肥満体型だ。デブキャラはクラスに1人はいるヤツの典型的な例といえるが、残酷にも彼らはからかいの対象とされてしまうのも運命といえよう。（誤解のないよう書いておくが、僕は容姿や体格によるいじめを肯定・美化したいわけではない。）
彼もその運命に巻き込まれてしまう。リュウくんから毎日のように「おデブ」だの「カビゴン」呼ばわりされていた。
僕がリュウくんと2人で遊んでいたある日、僕がプレイしていたポケモンパールの図鑑画面をリュウくんに見せると、彼はフワライドを見つけ出し「これユウマじゃねーかｗ」と爆笑。さらに図鑑を観て、ブニャットを見つけ出すと再び「こいつもユウマじゃねーかｗ」と再び爆笑。
その翌日、学校で僕はユウマくんにこの一件を伝えると、ユウマくんは「ブッ〇す！ブッ〇す！（実際は伏字なし）」と連呼しながら、リュウくんに制裁を加えに行った。念のため言っておくが制裁といっても殺伐したものではないし2人ともけがはしてない。あくまでもじゃれあい程度だ。

そしてリュウくんもユウマくんから「泣き虫」と呼ばれていた。僕は彼が鳴いている現場を目撃したことはないが、以前書いた節分の時に「泣き虫鬼」を描いていたので、自他ともに認めるといった感じだったのだろう。
泣き虫から転じて、泣くイメージのあるポケモンから「ウソハチ」呼ばわりもユウマくんからされていたが、そもそもウソハチは「うそなき」である。リュウくんをウソハチ呼ばわりした際、他のクラスメイトからそのことを指摘されて、以降ウソハチ呼ばわりはしなくなり、泣き虫呼ばわりも次第に下火になっていった。

それから時は経ち、2年生になってからは心の成長もあってか2人がからかいあうことは少なくなり、2年生の半ばごろにはからかうことは完全になくなった。
なんやかんや言って、彼らは仲がいいのだ。