リョーマ伝～小学生編～

記録ノ26 机の上の大乱闘～おいでませトントン相撲学校場所～

小2の秋、生活の時間で「みんなで作ろうフェスティバル」なるものをやった。
これはいかなるものかというと、複数人一組のグループになって輪投げやスライム作りなどの様々なゲーム屋台を作って1年生に楽しんでもらおうというものである。
なお、1年生も別日に屋台を作り、僕たち2年生がに遊びに行く。つまり僕たちがフェスティバルを主催するのも1年生に続き２回目だ。

僕はやりたい出し物として「トントン相撲」を考案した。
クラスメイト男子4人ほどがグループに入ってくれて、僕含め5人で行うこととなった。
このトントン相撲は客側が僕たちスタッフの中から好きな相手を指名し、好きなコマを選んで1対1で勝負。客側が勝つと客側に景品がプレゼントされるというもの。

”みんなで作ろう”だからコマや土俵はもちろん、景品も自分たちの手作りだ。
コマのモチーフになったのはコロコロコミックのキャラが中心だ。メンバー5人みんな僕を含めコロコロキッズという共通点があった。
主なキャラクターはでんぢゃらすじーさん、ゲベの中の人（じーさん4巻に出てきたマイナーキャラ）、ロックマンエグゼ、マリオ、ルイージなどだ。
だけどメンバーの中に絵がうまい人は僕含めいない。まあ僕が一番下手なんだけどね。
友達が描いたエグゼなんてただの青い塗りつぶしだったし、僕が描いたルイージも似ても似つかぬ変なおっさんであった。

メンバーの友達に頼まれ、ルイージのコマにセリフを書くこととなったのだが、僕が書いたセリフは「〇ね～！」（実際は伏字なし）という物騒なもの。子供って結構残酷だからね…
やはりというか、先生からの指摘によりこのセリフは修正することとなり、悩みに悩んだ末に僕がヤケクソで書いたセリフは「虫～！」という意味不明なもの…なぜこのセリフにしたかはいまだによくわかんない…

景品のほうは画用紙とか折り紙とかでおもちゃやら紙人形やらいろいろ作った。
ザ・フンドシン（じーさんの校長の当時の名前に由来）なる変な豆絵本などの珍妙なアイテムばかりが並ぶ中、ポケモンのアイテム「きあいのハチマキ」も作った。折り紙製ながらちゃんと頭につけられる代物だ。
当時はポケモンサンデーでのきあいのハチマキを持たせたオクタンの大活躍でファンの間できあいのハチマキが注目を受けていた。
本体には「ポケモン特製きあいのハチマキ」の字が。公式じゃないのに特製って…

このトントン相撲屋台は思いのほか大繁盛。大盛況のうちに終えることができた。
ちなみに最も白星を勝ち取った横綱は”青い塗りつぶし”のエグゼ。逆に最弱は僕の描いたルイージであった…