リョーマ伝～小学生編～

記録ノ21 長き戦いの終わり

今回もいじめの言及があります。

夏休みが明けて８月下旬、１か月あってなければいじめも下火になるかと自分は少しか心に余裕があった。
しかし甘かった。始業式からさっそくあげられる罵声の数々。
「リョーマのザコ」「リョーマの泣き虫」…結局二学期も自分は地獄を味わい続けるのか…そう思い始めた。

先生にいじめグループを注意するようにとお願いしても一向に解決しない状態が一学期から続いていた。
先生は真面目に動いてないんじゃないかと疑う日々だった。
帰りの会で3人が僕をいじめてると僕自ら名指しで告発したこともあったが、クラスはほぼ全員無関心状態であった。
僕も決して一人で戦っていたわけじゃない、無関心な人ばかりじゃない、味方になってくれたクラスメイトも２人ほどいた。
それでも終わらないいじめ…せっかく一緒に戦ってくれいる2人にも疑いの目をかけるようになった。

時は進んで8月ももうすぐ終わろうかというタイミング、しびれを切らした僕は先生に強い言葉で「あの3人をいい加減止めてください」とおねがいした。
そして先生は3人を叱り、3人はついに僕に直接謝罪。
こうして長きにわたる戦いに終止符が打たれた。

あの3人は以降うち一名を除き僕をいじめることはなく、友好的な関係を築いた。
その後も不定期にいじめてきた一名も、常に激戦状態だったわけじゃない。友好的にやれていた時期もあった。

上の表記を見れば察されると思うが、これでめでたしではない。
2年のいじめはこれで終わりだがこれはインターバルに過ぎないことを当時の僕はまだ知らない…
3年以降も度々いじめと戦うことになる…