リョーマ伝～小学生編～

記録ノ2 問題：苺の正しい食べ方は？

小学校に入学して一週間後、給食が始まった。
僕の通っていた小学校において新1年生の給食開始は、在校生の1学期の給食開始から数日後と決まっている。
それまでは午前授業（ほぼオリエンテーション）で給食はないのだ。

そして新1年生最初の給食はほぼ高確率で給食会の不動の四番、カレーだ。
新1年生の入学祝いを兼ねた粋なサービスなのだろう（自分がそう思っているだけだろうが）。

もちろん僕が1年生の時も最初の給食はカレーだった。
他には切り干し大根のナムルと苺がついていたのだが、僕はその苺を見てショックを受けた。
その苺には練乳がついてなかったのだ。

練乳がついてないだけでなぜショック？と多くの方は思われるだろうが、僕は物心ついた時からずっと苺には練乳をかけていた。「苺は練乳をかけて食べるもの」と自ら体に勝手に叩き込んでいたのだ。
だからショックだったのだ。

それで苺は食べたのかというと…ちゃんと食べましたとさ…
以降僕は練乳をかけずとも苺を食べるようになるのだがそれはまた別の話…