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色々と卒業しました
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月翔のベッドに押し倒されて、息が苦しくなるほどのキスをされる。
部屋は十分に暖まっており、乱れた衣服の隙間から肌が露出しても震えるほどの寒さはなかった。
「今日は最後まで、いい?」
七星はすこしの間の後、こくりと頷いた。
すると、月翔は嬉しそうに目を細め、七星の首筋に顔を埋めた。
すこし湿った唇がチュッチュと音を立てながら肌に吸い付く。舌先でそっと舐め上げられると、なんとも言えない快感にため息がこぼれてしまう。
「どんどん敏感になっていくよな」
月翔の指が七星の片耳を弄ぶ。
耳の輪郭を指先でなぞり、耳たぶを指で挟んでこすった。
七星はぎゅっと目を閉じて、くすぐったいような快感にビクビクと震えた。耳の付け根をくすぐられると「んっ」と声が漏れてしまう。
「ピアス、しないの?」
月翔に問われ、チラリと彼の耳を見る。銀色のピアスが部屋の明かりに照らされて輝いていた。かっこいいな、とは思うが、穴を開ける行為が怖い。
「憧れるけど穴あけるの怖い」
「もし気が変わって穴あけたらさ、お揃いのピアスしような」
月翔はそう言うと、七星の耳に舌を伸ばした。
耳を舐められながら服の下で片胸を揉まれる。ブラ越しに胸の先端を摘まれ、ギュッギュと押しつぶされた。もどかしさに腰が揺れてしまう。
慣れた手つきでブラホックを外されて、胸の締め付けが一気になくなった。気持ち的にもゆるんだ隙に、肌に直接触れられる。
「脱がしていい?」
「電気、電気消して!」
「いいよ。その代わり、今までしなかったことさせてもらうから」
リモコン操作で照明が消され、部屋が薄暗い状態になった。
手早く上下の部屋着を脱がされてブラも奪うように取られてしまう。
月翔は七星の鎖骨を唇で愛撫しつつ、豊かに育った胸を両手で包み、中央に寄せたり、揉みあげたりしながら柔らかさを楽しんだ。そして、唇を滑らせて鎖骨から胸へとたどり、ピンと立ち上がった先端を口に含むとジュッと吸い上げた。
七星は恥ずかしさに口元を覆い、フッフッと短い呼吸を繰り返した。
(舐められるってこんな感じなんだ)
これまで服の下に手を差し込まれ、肌に触れるだけの行為だった。初めて胸を舐められて、緊張と恥ずかしさに呼吸するので精一杯になる。
「恥ずかしい?」
「う、うん」
うわずった七星の声に、月翔はふふっと鼻から抜けるような笑いをこぼした。
「もっと恥ずかしがって。その方が興奮するから」
下腹部を撫でられて腰がビクッと震える。
パンツ越しに秘部を上下にこすられて、割れ目がヒクヒクと反応した。
「あっ、あぁっ……」
「エロい汁がパンツに染みてる」
耳元で囁かれ、秘部がぎゅっと収縮する。
「言わないでっ」
「エロいこと言われて濡れるくせに。七星ってドMだから、いじめられると悦んじゃうんだよな。気持ちいいところをいじられながら、実況されるの大好きだもんな」
「ち、ちが」
「違わないだろ。それに、キスされながら指でグチュグチュされるのも大好きだろ?」
割れ目をなぞっていた指がパンツの脇から侵入し、愛液をまとって皮を被った花芽をくりくりと転がし始める。
「いつもみたいに、たくさん触ってやるから、たくさん感じて」
感じるところを全て知られているせいか、迷いのない指先で的確に刺激される。
七星の口からは止めどなく嬌声がこぼれた。
皮を押し上げられて執拗に撫でられると、あっという間に果ててしまった。
「実は七星に喜んで欲しくて、良いものを用意してるんだ」
月翔は机に行き、鍵付きの引き出しから小さな箱を取ってきた。箱の中身を見た瞬間、七星は起き上がり壁際に身を寄せた。
月翔が用意していたそれは、ローターだった。
「その反応は、これがどういうものか知ってるってことか。意外とエロいことに興味あるんだ?」
答えることができずに固まっていると、月翔に引き寄せられて後ろから抱きしめられた。月翔の脚の間に座る体勢になり、腹部を片腕でゆるく拘束される。
スイッチを入れる音とともに、目の前で微振動するローター。
「一番弱い振動だから、そう緊張しなくて良いよ。最初は鎖骨の下、それからゆっくり下ろしていって胸。な、怖くないだろ?」
「うん」
胸の先端に押し当てられても、なにも感じなかった。案外、雰囲気を楽しむものなのかもしれない。そうたかを括ったのも束の間、パンツ越しにローターを当てられて、ムズムズとした快感に襲われた。
七星の様子を見ながら徐々に振動は強くなり、ローターが敏感な花芽を刺激した途端、七星は月翔の腕を掴んで達した。
「すぐイったな。あぁ、その顔かわいい」
「ひっ、あぁっ! 止めてっ……イってるから、止めて! アァーッ!!」
月翔のもう片方の手が七星のうち太ももから脚の付け根をゆっくりと撫で、パンツの脇から指を潜り込ませる。
月翔は、イき続ける七星をうっとりと見つめながら、震える秘部に指を沈ませて、グチュグチュと掻き回した。いつも声を押し殺す七星が、叫ぶように喘いでいる。
「かわいい。その顔好き、もっと見せて。泣きながらイって」
「やだっ、もうやだぁ」
「ほら。七星の好きなここ、たくさん撫でてやるから」
月翔に深いキスをされ、ローターと指で快感を与えられる。やむことのない激しくも甘い刺激に思考が溶けていく。なにも考えられなくなったところでパンツを抜き取られ、気づいたときには、ローターのスイッチは切られ、月翔に秘部を舐め回されていた。
「ずっとこうしたかった」
両脚を大きく開かされ、下腹部に力を入れることも叶わない。
無防備な秘部を舐められ、吸い上げられ、なかへと舌をねじ込まれる。舌先が何度も出し入れされて、七星の愛液なのか月翔の唾液か分からない雫が尻へと流れていく。下着越しにローターで刺激されていた花芽も、丹念に舐められ吸われた。
「あぁ、もう堪んない。そろそろ挿れていい? って聞こえてないか」
月翔はそう言いながら、下着と一緒にズボンを脱いで、用意していた避妊具を取った。昂りはしごく必要もないほどに反り立ち、先走りをこぼしていた。慎重に避妊具を装着し、七星の秘部に近づける。
「挿れるよ」
「あっ」
「大丈夫、力抜いてて」
七星は秘部から伝わる圧迫感に目を丸め、我に返った。押し広げられる苦しさに息を詰め、身体をこわばらせる。
そんな七星の様子に月翔は腰の動きを止めると、七星の頭をよしよしと優しく撫でた。
「痛い?」
「思っていたよりは、そんなに。でも、苦しい」
「んじゃ、馴染むまでキスしてよう?」
甘い囁きのあと、ゆったりと唇をついばまれる。舌先を絡め合っているうちに七星の腰が揺れ、それを合図に月翔は挿入を再開した。
「長い時間かけてほぐしてきたお陰か、結構すんなり入ったよ」
「ん、はぁ、月翔くん。私、なんだか変な感じがする」
「変って? 痛いってこと」
「違う。なんていうか……出そう、で……」
なか全体を押し広げられたせいか、尿意のような嫌な感覚がある。
羞恥心を堪えて訴えたものの、月翔にはなにも響かなかったらしい。
「いいよ、出して。七星が風呂に入っている間に、ちゃんと準備しておいたから」
「なに言って、あっ!」
月翔がゆっくりと腰を動かし、七星は耐えるように肩へと抱きついた。ナカが馴染むほどに尿意が強くなる。
「あっ、今の締めつけ……っ、もう無理、もっと」
「やっ! 激しいっ、止まって月翔くん! アァッ!」
月翔は七星の名前を呼び続け、出せとばかりに激しくしてくる。
「も、ダメェェッ、出ちゃ――ッ!」
月翔がずんと突き上げた瞬間、七星の腰が跳ねた。
そして、月翔が一気に昂りを引き抜くと同時に、秘部から透明な水が吹き出した。
恥ずかしいのに止めることもできず、しかし、どうにか止めたいと秘部に手を当てた。びしょびしょに濡れた指先とうち太ももをじっと見られ、泣きたくなる。
「見ないで……やだ……」
「初体験で潮吹きってエロすぎ」
興奮が最高潮に達した月翔は、言い終えるなり七星を抱き起こし貪るようなキスをした。
屹立した昂りが七星のナカに沈む。月翔は七星の腰を掴んで激しく突き上げた。
「恥ずかしがる顔もとろけた顔もかわいい。俺に意地悪されて潮吹きするとか最高じゃん。俺にだけ反応する身体になっちゃったんじゃない?」
「アッ、アァッ!」
「もう諦めてさ、俺の恋人になってよ。そしたら、毎日でもこうやって意地悪しながら愛してやるからさっ」
七星は瞳を涙で潤ませて、頭を横に振った。
「身体だけの、関係なんてっ、いやっ!」
「俺は一途な方だと思うけど? だって、俺も今日が初体験だし」
またも思わぬ告白に「えっ」と声がもれてしまう。
「言ったろ。そういうことにあんまり興味なかったって。急いで童貞捨てる必要ないって思ってたし、するなら七星とって思ってたから」
「なんで、こんなに、慣れてるの?!」
「頭んなかで七星を抱きまくったせいかな」
本当かどうかも分からないセリフを言いながら、月翔はイタズラな笑みを浮かべた。
好きでもない人間に言われたらゾッとするが、相手が月翔だから嬉しかった。月翔だから喜んでしまう。
七星は、敏感な花芽を月翔の下腹部に押しつけてこするように腰を揺らし、月翔にギュッと抱きついた。
「そろそろイクよ、七星」
「うんっ」
「あっ、出そ――くっ」
月翔は口を引き結び、快感に身体を震わせた。
抱きしめる力が弱まり、お互いにそれとなく唇を重ねて余韻に浸った。
「で、どうする? 覚悟決めて、俺の恋人になる?」
七星はこくりと頷いた。
すると、月翔にしては珍しく安心したような顔をした。
「そっか、ありがと。七星のこと、これからも大事にするし守るから安心して。色々と順番がめちゃくちゃだったから、俺のこと信用しきれてないのはわかってる。けど、七星に全部背負わせて逃げるなんてことしないから、そこだけは信じて」
「うん。あ、禁煙する約束は?」
「するする。その約束も守る。てことで、もう一回しよ?」
「ちょっ、待って! 無理、できないよ! アッ」
押し倒されたあげくローターで花芽を刺激され、七星は喘ぐことしかできなかった。
月翔はそんな七星の頬を撫で、親指で唇をゆっくりとなぞった。
「とことん俺好みの身体に開発するから覚悟して」
「月翔くん、やめ――」
「朝が来るまで、身体中ぜーんぶ、じっくりと愛してあげる」
時刻は午後十五時――朝が来るまで、まだまだ時間がある。七星はその事実に深刻そうな態度を見せるが、口元にはかすかに笑みを浮かべていた。
部屋は十分に暖まっており、乱れた衣服の隙間から肌が露出しても震えるほどの寒さはなかった。
「今日は最後まで、いい?」
七星はすこしの間の後、こくりと頷いた。
すると、月翔は嬉しそうに目を細め、七星の首筋に顔を埋めた。
すこし湿った唇がチュッチュと音を立てながら肌に吸い付く。舌先でそっと舐め上げられると、なんとも言えない快感にため息がこぼれてしまう。
「どんどん敏感になっていくよな」
月翔の指が七星の片耳を弄ぶ。
耳の輪郭を指先でなぞり、耳たぶを指で挟んでこすった。
七星はぎゅっと目を閉じて、くすぐったいような快感にビクビクと震えた。耳の付け根をくすぐられると「んっ」と声が漏れてしまう。
「ピアス、しないの?」
月翔に問われ、チラリと彼の耳を見る。銀色のピアスが部屋の明かりに照らされて輝いていた。かっこいいな、とは思うが、穴を開ける行為が怖い。
「憧れるけど穴あけるの怖い」
「もし気が変わって穴あけたらさ、お揃いのピアスしような」
月翔はそう言うと、七星の耳に舌を伸ばした。
耳を舐められながら服の下で片胸を揉まれる。ブラ越しに胸の先端を摘まれ、ギュッギュと押しつぶされた。もどかしさに腰が揺れてしまう。
慣れた手つきでブラホックを外されて、胸の締め付けが一気になくなった。気持ち的にもゆるんだ隙に、肌に直接触れられる。
「脱がしていい?」
「電気、電気消して!」
「いいよ。その代わり、今までしなかったことさせてもらうから」
リモコン操作で照明が消され、部屋が薄暗い状態になった。
手早く上下の部屋着を脱がされてブラも奪うように取られてしまう。
月翔は七星の鎖骨を唇で愛撫しつつ、豊かに育った胸を両手で包み、中央に寄せたり、揉みあげたりしながら柔らかさを楽しんだ。そして、唇を滑らせて鎖骨から胸へとたどり、ピンと立ち上がった先端を口に含むとジュッと吸い上げた。
七星は恥ずかしさに口元を覆い、フッフッと短い呼吸を繰り返した。
(舐められるってこんな感じなんだ)
これまで服の下に手を差し込まれ、肌に触れるだけの行為だった。初めて胸を舐められて、緊張と恥ずかしさに呼吸するので精一杯になる。
「恥ずかしい?」
「う、うん」
うわずった七星の声に、月翔はふふっと鼻から抜けるような笑いをこぼした。
「もっと恥ずかしがって。その方が興奮するから」
下腹部を撫でられて腰がビクッと震える。
パンツ越しに秘部を上下にこすられて、割れ目がヒクヒクと反応した。
「あっ、あぁっ……」
「エロい汁がパンツに染みてる」
耳元で囁かれ、秘部がぎゅっと収縮する。
「言わないでっ」
「エロいこと言われて濡れるくせに。七星ってドMだから、いじめられると悦んじゃうんだよな。気持ちいいところをいじられながら、実況されるの大好きだもんな」
「ち、ちが」
「違わないだろ。それに、キスされながら指でグチュグチュされるのも大好きだろ?」
割れ目をなぞっていた指がパンツの脇から侵入し、愛液をまとって皮を被った花芽をくりくりと転がし始める。
「いつもみたいに、たくさん触ってやるから、たくさん感じて」
感じるところを全て知られているせいか、迷いのない指先で的確に刺激される。
七星の口からは止めどなく嬌声がこぼれた。
皮を押し上げられて執拗に撫でられると、あっという間に果ててしまった。
「実は七星に喜んで欲しくて、良いものを用意してるんだ」
月翔は机に行き、鍵付きの引き出しから小さな箱を取ってきた。箱の中身を見た瞬間、七星は起き上がり壁際に身を寄せた。
月翔が用意していたそれは、ローターだった。
「その反応は、これがどういうものか知ってるってことか。意外とエロいことに興味あるんだ?」
答えることができずに固まっていると、月翔に引き寄せられて後ろから抱きしめられた。月翔の脚の間に座る体勢になり、腹部を片腕でゆるく拘束される。
スイッチを入れる音とともに、目の前で微振動するローター。
「一番弱い振動だから、そう緊張しなくて良いよ。最初は鎖骨の下、それからゆっくり下ろしていって胸。な、怖くないだろ?」
「うん」
胸の先端に押し当てられても、なにも感じなかった。案外、雰囲気を楽しむものなのかもしれない。そうたかを括ったのも束の間、パンツ越しにローターを当てられて、ムズムズとした快感に襲われた。
七星の様子を見ながら徐々に振動は強くなり、ローターが敏感な花芽を刺激した途端、七星は月翔の腕を掴んで達した。
「すぐイったな。あぁ、その顔かわいい」
「ひっ、あぁっ! 止めてっ……イってるから、止めて! アァーッ!!」
月翔のもう片方の手が七星のうち太ももから脚の付け根をゆっくりと撫で、パンツの脇から指を潜り込ませる。
月翔は、イき続ける七星をうっとりと見つめながら、震える秘部に指を沈ませて、グチュグチュと掻き回した。いつも声を押し殺す七星が、叫ぶように喘いでいる。
「かわいい。その顔好き、もっと見せて。泣きながらイって」
「やだっ、もうやだぁ」
「ほら。七星の好きなここ、たくさん撫でてやるから」
月翔に深いキスをされ、ローターと指で快感を与えられる。やむことのない激しくも甘い刺激に思考が溶けていく。なにも考えられなくなったところでパンツを抜き取られ、気づいたときには、ローターのスイッチは切られ、月翔に秘部を舐め回されていた。
「ずっとこうしたかった」
両脚を大きく開かされ、下腹部に力を入れることも叶わない。
無防備な秘部を舐められ、吸い上げられ、なかへと舌をねじ込まれる。舌先が何度も出し入れされて、七星の愛液なのか月翔の唾液か分からない雫が尻へと流れていく。下着越しにローターで刺激されていた花芽も、丹念に舐められ吸われた。
「あぁ、もう堪んない。そろそろ挿れていい? って聞こえてないか」
月翔はそう言いながら、下着と一緒にズボンを脱いで、用意していた避妊具を取った。昂りはしごく必要もないほどに反り立ち、先走りをこぼしていた。慎重に避妊具を装着し、七星の秘部に近づける。
「挿れるよ」
「あっ」
「大丈夫、力抜いてて」
七星は秘部から伝わる圧迫感に目を丸め、我に返った。押し広げられる苦しさに息を詰め、身体をこわばらせる。
そんな七星の様子に月翔は腰の動きを止めると、七星の頭をよしよしと優しく撫でた。
「痛い?」
「思っていたよりは、そんなに。でも、苦しい」
「んじゃ、馴染むまでキスしてよう?」
甘い囁きのあと、ゆったりと唇をついばまれる。舌先を絡め合っているうちに七星の腰が揺れ、それを合図に月翔は挿入を再開した。
「長い時間かけてほぐしてきたお陰か、結構すんなり入ったよ」
「ん、はぁ、月翔くん。私、なんだか変な感じがする」
「変って? 痛いってこと」
「違う。なんていうか……出そう、で……」
なか全体を押し広げられたせいか、尿意のような嫌な感覚がある。
羞恥心を堪えて訴えたものの、月翔にはなにも響かなかったらしい。
「いいよ、出して。七星が風呂に入っている間に、ちゃんと準備しておいたから」
「なに言って、あっ!」
月翔がゆっくりと腰を動かし、七星は耐えるように肩へと抱きついた。ナカが馴染むほどに尿意が強くなる。
「あっ、今の締めつけ……っ、もう無理、もっと」
「やっ! 激しいっ、止まって月翔くん! アァッ!」
月翔は七星の名前を呼び続け、出せとばかりに激しくしてくる。
「も、ダメェェッ、出ちゃ――ッ!」
月翔がずんと突き上げた瞬間、七星の腰が跳ねた。
そして、月翔が一気に昂りを引き抜くと同時に、秘部から透明な水が吹き出した。
恥ずかしいのに止めることもできず、しかし、どうにか止めたいと秘部に手を当てた。びしょびしょに濡れた指先とうち太ももをじっと見られ、泣きたくなる。
「見ないで……やだ……」
「初体験で潮吹きってエロすぎ」
興奮が最高潮に達した月翔は、言い終えるなり七星を抱き起こし貪るようなキスをした。
屹立した昂りが七星のナカに沈む。月翔は七星の腰を掴んで激しく突き上げた。
「恥ずかしがる顔もとろけた顔もかわいい。俺に意地悪されて潮吹きするとか最高じゃん。俺にだけ反応する身体になっちゃったんじゃない?」
「アッ、アァッ!」
「もう諦めてさ、俺の恋人になってよ。そしたら、毎日でもこうやって意地悪しながら愛してやるからさっ」
七星は瞳を涙で潤ませて、頭を横に振った。
「身体だけの、関係なんてっ、いやっ!」
「俺は一途な方だと思うけど? だって、俺も今日が初体験だし」
またも思わぬ告白に「えっ」と声がもれてしまう。
「言ったろ。そういうことにあんまり興味なかったって。急いで童貞捨てる必要ないって思ってたし、するなら七星とって思ってたから」
「なんで、こんなに、慣れてるの?!」
「頭んなかで七星を抱きまくったせいかな」
本当かどうかも分からないセリフを言いながら、月翔はイタズラな笑みを浮かべた。
好きでもない人間に言われたらゾッとするが、相手が月翔だから嬉しかった。月翔だから喜んでしまう。
七星は、敏感な花芽を月翔の下腹部に押しつけてこするように腰を揺らし、月翔にギュッと抱きついた。
「そろそろイクよ、七星」
「うんっ」
「あっ、出そ――くっ」
月翔は口を引き結び、快感に身体を震わせた。
抱きしめる力が弱まり、お互いにそれとなく唇を重ねて余韻に浸った。
「で、どうする? 覚悟決めて、俺の恋人になる?」
七星はこくりと頷いた。
すると、月翔にしては珍しく安心したような顔をした。
「そっか、ありがと。七星のこと、これからも大事にするし守るから安心して。色々と順番がめちゃくちゃだったから、俺のこと信用しきれてないのはわかってる。けど、七星に全部背負わせて逃げるなんてことしないから、そこだけは信じて」
「うん。あ、禁煙する約束は?」
「するする。その約束も守る。てことで、もう一回しよ?」
「ちょっ、待って! 無理、できないよ! アッ」
押し倒されたあげくローターで花芽を刺激され、七星は喘ぐことしかできなかった。
月翔はそんな七星の頬を撫で、親指で唇をゆっくりとなぞった。
「とことん俺好みの身体に開発するから覚悟して」
「月翔くん、やめ――」
「朝が来るまで、身体中ぜーんぶ、じっくりと愛してあげる」
時刻は午後十五時――朝が来るまで、まだまだ時間がある。七星はその事実に深刻そうな態度を見せるが、口元にはかすかに笑みを浮かべていた。
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