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小西ルート
こぼれ落ちた本音
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お互いに就寝の準備を済ませてから、一緒に過ごそうということになった。つかさは発熱が落ち着いているタイミングで、軽くシャワーを浴びた。
就寝の用意を済ませて脱衣所を出ると、小西が入っていった。ほどなくして給湯器の音が鳴り始めたので、シャワーを浴びているのだろう。
(なんか、同棲してるみたい)
定位置となったソファベッドに寝転がる。小西を待つ間にウトウトし始め、瞼が何度も落ちかけた。
少しだけと閉じる。
枕元が沈んだ感覚があって、ふっと目を開けると、紺色のパジャマを着た小西がベッドに手をついて座っていた。
優しい眼差しを向けられ、表現できない温かい気持ちに包まれる。
いつの間にか明かりは落とされ、間接照明だけになっていた。オレンジ色の柔らかな光に照らされた小西は、どこか色っぽく感じられた。
「すまない、起こしてしまったな」
「私こそ……お話したいって言ったのは、私なのに」
「まだ熱があるんだ、無理をすることはない。話なら明日でもできるしな。ゆっくり休んでくれ」
腰を上げようとする小西の腕を掴んだのは、ほとんど反射的だった。行かないで、と縋るように見つめる。
小西は少し驚いた様子で、つかさを見返した。それから、ふっと笑って、つかさの手を布団のなかに入れた。
「添い寝が必要か?」
「はいって言ったら、眠るまでそばにいてくれますか」
「……弱った君は、いつも以上に無防備になるんだな」
ソファベッドが沈む。
腕を枕にして横になった小西をつかさは直視できなかった。余裕を持って微笑むことができたらいいのに。誘ったくせに驚いて、身体を熱くして余裕を失くしてしまう。
「もうすぐ年が明けるな」
静かな部屋に、小西の低い声が広がった。
気を遣ってくれているのがわかる。
つかさはシーツをギュッと握りしめ、頷いた。
「本当なら明日はご実家に帰るはずだったのに、私のせいで……申し訳ないです」
「俺がしたくてしたことだ。気にするな」
「気になりますよ。こんなふうに甘えておきながら言うのも変ですけど、私のせいで退屈じゃないですか?」
「むしろ、楽しんでいる方だが」
「本当ですか?」
「嘘じゃない。好きな人と過ごせて」
つかさは目を丸めた。
聞き間違いだろうか。いいや、そんなことはない。
言った本人がバツ悪そうに口をつぐみ、身体を起こしたのだから。
「…………、すまない。言い間違いだ」
見え透いた嘘にショックを受け、怒りの灰が心に降り積もった。
部屋へ戻る気なのか、小西はベッドから脚を下ろした。
「なにと言い間違ったんですか?」
つかさは言い逃げしようとする小西の背に投げかけた。
いつもの自分なら笑って流していた。だが、できなかった。小西の本心を暴きたい衝動に駆られている。彼を手に入れたいという生々しい欲望が、つかさを意地悪くさせていた。
「大事な部下と過ごせて有意義だと言いたかっただけだ」
「大事な部下は他にもいるじゃないですか。全員にこんなことしてるんですか?」
そんなのは嫌だ。小西が何人もの部下に手を出しているとしたら幻滅するし、自分がそのなかの一人でしかないとしたら、つらすぎる。『愛の挨拶』を聴きながら眠りについていた自分を思うと、惨めで仕方がない。
「もしそうなら、浮かれてる私がバカみたいじゃないですか」
怒りたいのか、泣きたいのかわからない声で責め、喉がひきつって咳が出た。
起き上がって咳を繰り返すつかさに、小西ははっとしたように振り返り、つかさの背中をさすった。
「言い間違いじゃない。本心だ。だが……後ろめたかった」
優しい手が、繰り返し背中を撫でてくれる。
「弱みにつけ込んで、君を家に引き入れた。心配する気持ちが大きかったのは本当だが、純粋な善意だけかと訊かれたら、そうだとは答えられない。せめて、君の信頼を裏切らないように過ごそうと思っていたが……結局はボロが出たな。幻滅しただろう。すまない」
下心があったとしても、この手は一度たりともつかさを不安にさせなかった。介抱と称して触れてくることもなかった。常に身体のことを気遣ってくれた。この人の真心は本物だと知っている。
「そんなことありません。チーフは、ずっと私のことを考えてくれていました。心細かった私を安心させてくれました」
それに、下心があったのは自分も同じなのだ。
「私、今まで誰とも付き合ったことがないんです。そういう雰囲気になったことも……。恋愛経験なんてほとんどないけど、男の人の家に行くことがどういうことかくらい理解しています」
つかさは小西を仰ぎ見た。
「その上で、私は自ら望んでチーフに"そばにいて"とお願いしたんです。一聖さんがいてくれたらって思ったから」
小西の手がつかさの頬を包んだ。
親指がつかさの唇に触れ、形を辿るように動く。
「それは、いつもの天然で言ってるわけじゃないよな?」
「て、天然なつもりはないのですが」
「天然じゃなかったらなんだ。無防備に頼られたり、甘えられたり」
撫でられたあとに残るのはジリジリとした快感。初めての感覚につかさは目をとろんとさせ、わずかに口を開いた。
「ふたりきりのときに、可愛らしくおどけられたり……こっちがどれだけ耐えてきたか。今回ばかりは勘違いさせてもらうぞ」
つかさの顔に陰が落ちる。
えっ、と驚いている間に優しく唇を奪われた。
初めてキスにつかさは息を止めて目をギュッと閉じた。どうしたらいいのか、わからない。
心臓がドッドッと太鼓を叩くように鳴り響く。
強張る唇を甘く包まれ、戸惑ううちにキスが終わった。
目を開けてうつむくと、頬を包んでいた手が離れた。
「つかさ」
「は、はい」
「付き合った経験がないと言っていたが、もしかして、キスもしたことがないのか」
つかさはぎこちなく頷いた。
「……すみません。私の記憶では、男子に触れたのは幼稚園が最後です。遠足の時に手を繋いで歩くやつ……。やっぱり、この歳で経験なさすぎですよね。自分でもヤバいなって思います」
「自虐的になる必要はないだろう」
ギュッと横から抱きしめられ、指を絡ませるように手を繋がれた。
「これから、ひとつずつ経験していけばいい。その相手に俺を選んでくれると嬉しいんだが」
「一聖さんがいいです。……あ、あの、恋人としてってことでいいんですよね? セフレってヤツじゃないですよね?」
慌てて尋ねると、小西はふっと笑ってつかさの額にキスをした。
「恋人として以外にないだろ」
「こ、こっちは確認しておかないと不安なんですよ。チーフほど恋愛経験ないんです」
「そうか。わかった。これからは、ちゃんと言葉にしてハッキリと伝えるとしよう」
ゆっくりと支えるようにベッドに寝かされ、二度目のキスを落とされた。
触れるだけのキスなのに、心がとかされる。
「今日はこれでやめておく。代わりに、君が眠るまでそばにいさせてくれ」
「……はい」
――あけましておめでとうございます。
これまで、元日一番に言う相手は家族だった。それが今日は違う。一番に言った相手は、上司であり恋人だった。
下がりつつある熱に安堵し、同じ部屋で過ごした。ソファベッドに並んで座り、小西が読書をする隣で、つかさはスマホで漫画を読んでいた。休息が重なるたびに、小西からキスをされ、ドキドキさせられた。
そして一月二日。
ピピピッ、ピピピッ、と体温計の測定音が響く。
「一聖さん、一聖さん!」
つかさはソファベッドから降りて、朝食の支度をする小西へと報告に向かった。
「三十七度五分ですよ! やっとここまで下がりました」
体温計の数字を見た小西は、穏やかに笑んだ。
「仕事が始まる前には落ち着きそうだな」
「はい! はぁ~よかった。仕事に穴を開けたくなかったので、ホッとしました。これもすべて、一聖さんのおかげです。ありがとうございます!」
「はしゃぐと熱が出るぞ。それにまだ咳は止まっていないんだ。油断せずに大人しくしておけ」
「そうですね。あ、お昼前には帰り支度しますね。お礼は後日させていただきます」
体温計をテーブルに置いてこようと踵を返すと、大股で追ってくる気配があった。どうしたのかと振り返ろうとしたとき、後ろから躊躇なく抱きしめられた。
未だ慣れない触れ合いに、身体が緊張して熱くなる。
「帰るのか?」
「私がこれ以上いたら、窮屈じゃないですか? チーフにもしっかり休んでもらいたいし」
「帰したくない」
小西の手がつかさの左胸を撫で上げ、鎖骨を辿り、首に触れ、頬を包んだ。
ゾクゾクゾクッと肌に痺れのようなものが走り、身体が固まった。股の間がヒクヒクする。初めて目覚めた性欲に、うろたえた。
「あっ、の……か、帰らないっ」
布越しに感じる他人の熱に、こんなにも淫らな気持ちになるなんて。
「帰らないのでっ、それ以上はストップで!!」
「あ、ああ……悪い……」
解かれた抱擁からするりと抜け出し、つかさは布団のなかに隠れた。エッチだ。エッチ過ぎる。肌のゾクゾクがまだ取れない。これ以上のことを経験していくのだと思うと――
(私の心臓、耐えられるのかな……)
――不安しかなかった。
就寝の用意を済ませて脱衣所を出ると、小西が入っていった。ほどなくして給湯器の音が鳴り始めたので、シャワーを浴びているのだろう。
(なんか、同棲してるみたい)
定位置となったソファベッドに寝転がる。小西を待つ間にウトウトし始め、瞼が何度も落ちかけた。
少しだけと閉じる。
枕元が沈んだ感覚があって、ふっと目を開けると、紺色のパジャマを着た小西がベッドに手をついて座っていた。
優しい眼差しを向けられ、表現できない温かい気持ちに包まれる。
いつの間にか明かりは落とされ、間接照明だけになっていた。オレンジ色の柔らかな光に照らされた小西は、どこか色っぽく感じられた。
「すまない、起こしてしまったな」
「私こそ……お話したいって言ったのは、私なのに」
「まだ熱があるんだ、無理をすることはない。話なら明日でもできるしな。ゆっくり休んでくれ」
腰を上げようとする小西の腕を掴んだのは、ほとんど反射的だった。行かないで、と縋るように見つめる。
小西は少し驚いた様子で、つかさを見返した。それから、ふっと笑って、つかさの手を布団のなかに入れた。
「添い寝が必要か?」
「はいって言ったら、眠るまでそばにいてくれますか」
「……弱った君は、いつも以上に無防備になるんだな」
ソファベッドが沈む。
腕を枕にして横になった小西をつかさは直視できなかった。余裕を持って微笑むことができたらいいのに。誘ったくせに驚いて、身体を熱くして余裕を失くしてしまう。
「もうすぐ年が明けるな」
静かな部屋に、小西の低い声が広がった。
気を遣ってくれているのがわかる。
つかさはシーツをギュッと握りしめ、頷いた。
「本当なら明日はご実家に帰るはずだったのに、私のせいで……申し訳ないです」
「俺がしたくてしたことだ。気にするな」
「気になりますよ。こんなふうに甘えておきながら言うのも変ですけど、私のせいで退屈じゃないですか?」
「むしろ、楽しんでいる方だが」
「本当ですか?」
「嘘じゃない。好きな人と過ごせて」
つかさは目を丸めた。
聞き間違いだろうか。いいや、そんなことはない。
言った本人がバツ悪そうに口をつぐみ、身体を起こしたのだから。
「…………、すまない。言い間違いだ」
見え透いた嘘にショックを受け、怒りの灰が心に降り積もった。
部屋へ戻る気なのか、小西はベッドから脚を下ろした。
「なにと言い間違ったんですか?」
つかさは言い逃げしようとする小西の背に投げかけた。
いつもの自分なら笑って流していた。だが、できなかった。小西の本心を暴きたい衝動に駆られている。彼を手に入れたいという生々しい欲望が、つかさを意地悪くさせていた。
「大事な部下と過ごせて有意義だと言いたかっただけだ」
「大事な部下は他にもいるじゃないですか。全員にこんなことしてるんですか?」
そんなのは嫌だ。小西が何人もの部下に手を出しているとしたら幻滅するし、自分がそのなかの一人でしかないとしたら、つらすぎる。『愛の挨拶』を聴きながら眠りについていた自分を思うと、惨めで仕方がない。
「もしそうなら、浮かれてる私がバカみたいじゃないですか」
怒りたいのか、泣きたいのかわからない声で責め、喉がひきつって咳が出た。
起き上がって咳を繰り返すつかさに、小西ははっとしたように振り返り、つかさの背中をさすった。
「言い間違いじゃない。本心だ。だが……後ろめたかった」
優しい手が、繰り返し背中を撫でてくれる。
「弱みにつけ込んで、君を家に引き入れた。心配する気持ちが大きかったのは本当だが、純粋な善意だけかと訊かれたら、そうだとは答えられない。せめて、君の信頼を裏切らないように過ごそうと思っていたが……結局はボロが出たな。幻滅しただろう。すまない」
下心があったとしても、この手は一度たりともつかさを不安にさせなかった。介抱と称して触れてくることもなかった。常に身体のことを気遣ってくれた。この人の真心は本物だと知っている。
「そんなことありません。チーフは、ずっと私のことを考えてくれていました。心細かった私を安心させてくれました」
それに、下心があったのは自分も同じなのだ。
「私、今まで誰とも付き合ったことがないんです。そういう雰囲気になったことも……。恋愛経験なんてほとんどないけど、男の人の家に行くことがどういうことかくらい理解しています」
つかさは小西を仰ぎ見た。
「その上で、私は自ら望んでチーフに"そばにいて"とお願いしたんです。一聖さんがいてくれたらって思ったから」
小西の手がつかさの頬を包んだ。
親指がつかさの唇に触れ、形を辿るように動く。
「それは、いつもの天然で言ってるわけじゃないよな?」
「て、天然なつもりはないのですが」
「天然じゃなかったらなんだ。無防備に頼られたり、甘えられたり」
撫でられたあとに残るのはジリジリとした快感。初めての感覚につかさは目をとろんとさせ、わずかに口を開いた。
「ふたりきりのときに、可愛らしくおどけられたり……こっちがどれだけ耐えてきたか。今回ばかりは勘違いさせてもらうぞ」
つかさの顔に陰が落ちる。
えっ、と驚いている間に優しく唇を奪われた。
初めてキスにつかさは息を止めて目をギュッと閉じた。どうしたらいいのか、わからない。
心臓がドッドッと太鼓を叩くように鳴り響く。
強張る唇を甘く包まれ、戸惑ううちにキスが終わった。
目を開けてうつむくと、頬を包んでいた手が離れた。
「つかさ」
「は、はい」
「付き合った経験がないと言っていたが、もしかして、キスもしたことがないのか」
つかさはぎこちなく頷いた。
「……すみません。私の記憶では、男子に触れたのは幼稚園が最後です。遠足の時に手を繋いで歩くやつ……。やっぱり、この歳で経験なさすぎですよね。自分でもヤバいなって思います」
「自虐的になる必要はないだろう」
ギュッと横から抱きしめられ、指を絡ませるように手を繋がれた。
「これから、ひとつずつ経験していけばいい。その相手に俺を選んでくれると嬉しいんだが」
「一聖さんがいいです。……あ、あの、恋人としてってことでいいんですよね? セフレってヤツじゃないですよね?」
慌てて尋ねると、小西はふっと笑ってつかさの額にキスをした。
「恋人として以外にないだろ」
「こ、こっちは確認しておかないと不安なんですよ。チーフほど恋愛経験ないんです」
「そうか。わかった。これからは、ちゃんと言葉にしてハッキリと伝えるとしよう」
ゆっくりと支えるようにベッドに寝かされ、二度目のキスを落とされた。
触れるだけのキスなのに、心がとかされる。
「今日はこれでやめておく。代わりに、君が眠るまでそばにいさせてくれ」
「……はい」
――あけましておめでとうございます。
これまで、元日一番に言う相手は家族だった。それが今日は違う。一番に言った相手は、上司であり恋人だった。
下がりつつある熱に安堵し、同じ部屋で過ごした。ソファベッドに並んで座り、小西が読書をする隣で、つかさはスマホで漫画を読んでいた。休息が重なるたびに、小西からキスをされ、ドキドキさせられた。
そして一月二日。
ピピピッ、ピピピッ、と体温計の測定音が響く。
「一聖さん、一聖さん!」
つかさはソファベッドから降りて、朝食の支度をする小西へと報告に向かった。
「三十七度五分ですよ! やっとここまで下がりました」
体温計の数字を見た小西は、穏やかに笑んだ。
「仕事が始まる前には落ち着きそうだな」
「はい! はぁ~よかった。仕事に穴を開けたくなかったので、ホッとしました。これもすべて、一聖さんのおかげです。ありがとうございます!」
「はしゃぐと熱が出るぞ。それにまだ咳は止まっていないんだ。油断せずに大人しくしておけ」
「そうですね。あ、お昼前には帰り支度しますね。お礼は後日させていただきます」
体温計をテーブルに置いてこようと踵を返すと、大股で追ってくる気配があった。どうしたのかと振り返ろうとしたとき、後ろから躊躇なく抱きしめられた。
未だ慣れない触れ合いに、身体が緊張して熱くなる。
「帰るのか?」
「私がこれ以上いたら、窮屈じゃないですか? チーフにもしっかり休んでもらいたいし」
「帰したくない」
小西の手がつかさの左胸を撫で上げ、鎖骨を辿り、首に触れ、頬を包んだ。
ゾクゾクゾクッと肌に痺れのようなものが走り、身体が固まった。股の間がヒクヒクする。初めて目覚めた性欲に、うろたえた。
「あっ、の……か、帰らないっ」
布越しに感じる他人の熱に、こんなにも淫らな気持ちになるなんて。
「帰らないのでっ、それ以上はストップで!!」
「あ、ああ……悪い……」
解かれた抱擁からするりと抜け出し、つかさは布団のなかに隠れた。エッチだ。エッチ過ぎる。肌のゾクゾクがまだ取れない。これ以上のことを経験していくのだと思うと――
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――不安しかなかった。
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