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第三章 存亡を懸けて
浅村姉妹
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一週間が過ぎていた。連日に亘る猛特訓のせいで一般兵たちの疲労度は限界に達している。しかしながら、誰一人として音を上げることはなかった。
既に国民は理解しているのだ。マイバラ基地が陥落した事実は戦うしかないことを明確にしている。それこそ生き残るためには訓練が必要であるのだと。
いよいよ明日から行軍が始まる。魔道トラックにてタテヤマ連邦中腹まで登り、そこからはエアパレットにて侵攻する予定だ。
夜の訓練が終わったあと、上級班の指導を担当していた玲奈と一八に声掛けがあった。
「二人ともよくやってくれた。前線を預かる部隊は想定よりも練度が上がっている。何も臆することはないぞ?」
声をかけたのはヒカリである。明日に控えた進軍を前に二人を労っていた。
「侵攻の方が楽に感じてしまいますね……」
汗を拭いながら玲奈が返す。連合国への使者を務め終えた彼女は仲間が大勢いる侵攻に恐怖を覚えていない感じだ。
「その通りだが、気を抜くなよ? ここまでの全てはナゴヤ制圧の過程でしかない。次を成功させなければ、何の意味もないのだ。私も最前線で戦う。君たち二人にだけ負担をかけさせないつもりだ」
「少佐になってまで最前線で戦うつもりか?」
ここで一八が口を挟む。佐官になると指揮に集中する場合が殆どである。最前線に出るというヒカリに薄い目を向けていた。
「奥田、昇進の理由を知らんのか?」
一八の疑問は話題をおかしな方向へと転換させてしまう。出撃と昇進に何の関係があるのか一八には分からない。
「お前たちが少尉待遇となったのも、私や優子が昇進したのも全ては奇襲作戦が成功すると考えられていなかったからだ。我らは失われるものとされていた……」
そういえば任務完遂となる確率は酷いものであった。仮に天主が指揮していたのなら、オークたちが散り散りになることもなく、失敗に終わっていただろう。また基地に存在した指揮官級が知恵のない魔物であれば、奇襲作戦など立案すらされなかったはずだ。
「死を見越して昇進させてもらっただけなのだ。よって作戦完遂に対する褒美はない。既に与えられているのだからな……」
「あん? 佐官になっただけで、役割は同じってことかよ?」
兵士にはそれぞれ役割がある。雑兵なら雑兵の。士官であれば士官の仕事があるはずだ。
「騎士不足は知っているだろ? 私が指揮に回れば間違いなく被害は大きくなる。どうせ緻密な作戦などない。ナゴヤの情報が不足しすぎているのだ。力押しする場面でティータイムなどあり得ん」
なるほどと一八。現状は候補生を前倒しで登用しているのだ。歴戦の騎士が圧倒的に不足しているのだから、戦える者が前にでないわけにはならなかった。
「まったく、使える剣士がもう数人でもいたのなら楽なんだがな……」
全てはマイバラ基地が籠城を決め込んだせいだ。せめて迎え撃っていたならば、幾人かは逃げ延びたかもしれない。
「あ、浅村少佐!!」
ここで三人は背後から声をかけられている。振り向くとそこには小柄な女性が敬礼している。襟元に煌めく階級章は准尉級の剣士に他ならない。
「アカリ、何のようだ?」
ヒカリを呼んだのは妹のアカリであった。実の姉であったけれど、彼女は軍規に則っている。
「わたしを最前線に配置してください!」
どうやら雑談に参加しようとしたわけではないらしい。真面目に語る彼女は言い渡された配置に不満があるようだ。
「アカリ、お前が考えるほど最前線は甘くない。魔力量が十分ではないお前は漏れ出す魔物を狩っておればいいのだ。この配置は指揮官が私じゃなくとも、同じになるはずだ」
「わたしは戦える! わたしには雪花斬があるから!」
アカリの反応にヒカリは眉間にしわを寄せた。
雪花斬は浅村の血筋に発現する血統スキル。魔力消費量の割に威力はトップクラスであり、剣士の誰もが羨む天恵技であった。
「アカリ、雪花斬を発現させたのか……?」
どうにも信じられない。幾ら消費効率が抜群だからとはいえ、アカリの魔力量では発現できると思えなかった。
「まだだけど練習してる! いざという時、わたしは雪花斬で魔物を斬り裂く!」
「いや無理だ。発動できたとしても、最前線で昏倒されては敵わん。この配置を変えるつもりはない」
やはり無駄であった。現状で発動できていないのだし、発動できたとしてアカリは昏倒するだろう。最前線は作戦の鍵を握っている。だからこそ邪魔になる剣士を組み込むわけにはならなかった。
「アカリ、この進軍には共和国の命運がかかっている。いや、人族の未来というべきか。必ずや成功させねばならない。崇高なる目的のため、我々はナゴヤに攻め入るのだ」
流石に反論できない。もう訓練ではないのだ。思えば候補生時代に始めなかった自分のせいである。兵団に迷惑をかける利己的な行動であるとアカリは理解した。
頭を垂れ肩を落とす。クルリと背中を向けたアカリに玲奈は言葉を探している。
覚束ない足取りでアカリが数歩進んだあと、
「浅村殿、その気持ちがあればいい。この度ではなくとも、活躍の場はきっとある」
玲奈は慰めのような言葉をかけていた。現状でアカリを最前線に配置するなど不可能だ。玲奈や一八であっても魔力切れが必然である戦場。普通に戦うだけで危ういアカリを連れていけるはずもない。
「岸野少尉……」
アカリは悔しかった。慰めを受ける現状は玲奈との差を感じてしまう。彼女はネームドオークエンペラーを斬ったというし、階級もアカリより上なのだ。
「おい妹……。しょげてんじゃねぇよ。戦争してんだぞ? お前はお前の役割を全うしろ。愚痴をいう時間があれば剣を振れ。てめぇは弱えぇんだ。悔しかったら、俺たちに子守させねぇくらい強くなれよ……」
「一八!?」
玲奈は濁していたというのに、一八はありのままを伝えてしまう。彼はアカリの努力を知っていたはずで、それなりに評価していたはずなのに。
慌てて一八を制止しようという玲奈を更に止めたのはヒカリである。
「アカリ、奥田が話したことが全てだ。最前線は現状で最高のメンバーを組んでいる。アタッカーとして私と岸野、それに奥田。三人共がネームドモンスターを討伐しているのだ。私たちは基本的にツーマンセルで動いている。パートナーは自力で大軍の処理をする必要があり、尚且つアタッカーが狙える隙を生み出さねばならん。アカリにはどちらも無理だろう?」
当然ながらネームドモンスターなんて狩れる気がしない。またサポートにはアタッカーに群がる魔物を一掃する力が必要だ。ロックウルフですら苦戦していたアカリにできるはずもない。
「浅村少佐! わたしは強くなりたい!」
精一杯の願望をアカリは伝えていた。ずっと追いかけていた背中。追いかけるほどに遠く霞んでいく姉に本心を告げている。
ヒカリは驚いていた。これまでの人生の中で、妹は弱音しか吐かなかったのだ。強くなりたいだなんて前向きな言葉は初めて聞く。
返答に時間はかからない。ヒカリ自身もずっと強さを追い求めてきたのだから。
「ならば世界一を目指せ――――」
潜在魔力の問題など考慮せず、ヒカリは自身が望む姿を伝えた。悩むよりも一途に努力すること。目標が高ければ高いほど到達点は高みにあるはず。今もまだ道半ばであるヒカリは自身の目標をアカリにも押し付けていた。
「うん。わたしは最強の剣士になりたい……」
ふて腐れていた妹はもういなかった。真っ直ぐに自分の目を見て語る彼女には少しばかり目頭が熱くなっている。
「アカリ、今回は諦めろ。戦いはこれからも続いていくのだ。焦る必要なんてないよ……」
最後は姉になっていた。立場的な意見を押し付けることなく、彼女が自分の力で強くなっていけるようにと。
一八と玲奈も口を挟まない。二人が互いに唯一の肉親であることを知っていたから。ヒカリが妹を危険に晒したくないのは理解できるし、アカリが圧倒的な戦果を残す姉を追いかけようとしているのも分かっている。
だからこそ、その次の戦いを用意しなければと思う。二人が同じ舞台に立ち、二人共が不安を覚えないようになればと……。
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夜の訓練が終わったあと、上級班の指導を担当していた玲奈と一八に声掛けがあった。
「二人ともよくやってくれた。前線を預かる部隊は想定よりも練度が上がっている。何も臆することはないぞ?」
声をかけたのはヒカリである。明日に控えた進軍を前に二人を労っていた。
「侵攻の方が楽に感じてしまいますね……」
汗を拭いながら玲奈が返す。連合国への使者を務め終えた彼女は仲間が大勢いる侵攻に恐怖を覚えていない感じだ。
「その通りだが、気を抜くなよ? ここまでの全てはナゴヤ制圧の過程でしかない。次を成功させなければ、何の意味もないのだ。私も最前線で戦う。君たち二人にだけ負担をかけさせないつもりだ」
「少佐になってまで最前線で戦うつもりか?」
ここで一八が口を挟む。佐官になると指揮に集中する場合が殆どである。最前線に出るというヒカリに薄い目を向けていた。
「奥田、昇進の理由を知らんのか?」
一八の疑問は話題をおかしな方向へと転換させてしまう。出撃と昇進に何の関係があるのか一八には分からない。
「お前たちが少尉待遇となったのも、私や優子が昇進したのも全ては奇襲作戦が成功すると考えられていなかったからだ。我らは失われるものとされていた……」
そういえば任務完遂となる確率は酷いものであった。仮に天主が指揮していたのなら、オークたちが散り散りになることもなく、失敗に終わっていただろう。また基地に存在した指揮官級が知恵のない魔物であれば、奇襲作戦など立案すらされなかったはずだ。
「死を見越して昇進させてもらっただけなのだ。よって作戦完遂に対する褒美はない。既に与えられているのだからな……」
「あん? 佐官になっただけで、役割は同じってことかよ?」
兵士にはそれぞれ役割がある。雑兵なら雑兵の。士官であれば士官の仕事があるはずだ。
「騎士不足は知っているだろ? 私が指揮に回れば間違いなく被害は大きくなる。どうせ緻密な作戦などない。ナゴヤの情報が不足しすぎているのだ。力押しする場面でティータイムなどあり得ん」
なるほどと一八。現状は候補生を前倒しで登用しているのだ。歴戦の騎士が圧倒的に不足しているのだから、戦える者が前にでないわけにはならなかった。
「まったく、使える剣士がもう数人でもいたのなら楽なんだがな……」
全てはマイバラ基地が籠城を決め込んだせいだ。せめて迎え撃っていたならば、幾人かは逃げ延びたかもしれない。
「あ、浅村少佐!!」
ここで三人は背後から声をかけられている。振り向くとそこには小柄な女性が敬礼している。襟元に煌めく階級章は准尉級の剣士に他ならない。
「アカリ、何のようだ?」
ヒカリを呼んだのは妹のアカリであった。実の姉であったけれど、彼女は軍規に則っている。
「わたしを最前線に配置してください!」
どうやら雑談に参加しようとしたわけではないらしい。真面目に語る彼女は言い渡された配置に不満があるようだ。
「アカリ、お前が考えるほど最前線は甘くない。魔力量が十分ではないお前は漏れ出す魔物を狩っておればいいのだ。この配置は指揮官が私じゃなくとも、同じになるはずだ」
「わたしは戦える! わたしには雪花斬があるから!」
アカリの反応にヒカリは眉間にしわを寄せた。
雪花斬は浅村の血筋に発現する血統スキル。魔力消費量の割に威力はトップクラスであり、剣士の誰もが羨む天恵技であった。
「アカリ、雪花斬を発現させたのか……?」
どうにも信じられない。幾ら消費効率が抜群だからとはいえ、アカリの魔力量では発現できると思えなかった。
「まだだけど練習してる! いざという時、わたしは雪花斬で魔物を斬り裂く!」
「いや無理だ。発動できたとしても、最前線で昏倒されては敵わん。この配置を変えるつもりはない」
やはり無駄であった。現状で発動できていないのだし、発動できたとしてアカリは昏倒するだろう。最前線は作戦の鍵を握っている。だからこそ邪魔になる剣士を組み込むわけにはならなかった。
「アカリ、この進軍には共和国の命運がかかっている。いや、人族の未来というべきか。必ずや成功させねばならない。崇高なる目的のため、我々はナゴヤに攻め入るのだ」
流石に反論できない。もう訓練ではないのだ。思えば候補生時代に始めなかった自分のせいである。兵団に迷惑をかける利己的な行動であるとアカリは理解した。
頭を垂れ肩を落とす。クルリと背中を向けたアカリに玲奈は言葉を探している。
覚束ない足取りでアカリが数歩進んだあと、
「浅村殿、その気持ちがあればいい。この度ではなくとも、活躍の場はきっとある」
玲奈は慰めのような言葉をかけていた。現状でアカリを最前線に配置するなど不可能だ。玲奈や一八であっても魔力切れが必然である戦場。普通に戦うだけで危ういアカリを連れていけるはずもない。
「岸野少尉……」
アカリは悔しかった。慰めを受ける現状は玲奈との差を感じてしまう。彼女はネームドオークエンペラーを斬ったというし、階級もアカリより上なのだ。
「おい妹……。しょげてんじゃねぇよ。戦争してんだぞ? お前はお前の役割を全うしろ。愚痴をいう時間があれば剣を振れ。てめぇは弱えぇんだ。悔しかったら、俺たちに子守させねぇくらい強くなれよ……」
「一八!?」
玲奈は濁していたというのに、一八はありのままを伝えてしまう。彼はアカリの努力を知っていたはずで、それなりに評価していたはずなのに。
慌てて一八を制止しようという玲奈を更に止めたのはヒカリである。
「アカリ、奥田が話したことが全てだ。最前線は現状で最高のメンバーを組んでいる。アタッカーとして私と岸野、それに奥田。三人共がネームドモンスターを討伐しているのだ。私たちは基本的にツーマンセルで動いている。パートナーは自力で大軍の処理をする必要があり、尚且つアタッカーが狙える隙を生み出さねばならん。アカリにはどちらも無理だろう?」
当然ながらネームドモンスターなんて狩れる気がしない。またサポートにはアタッカーに群がる魔物を一掃する力が必要だ。ロックウルフですら苦戦していたアカリにできるはずもない。
「浅村少佐! わたしは強くなりたい!」
精一杯の願望をアカリは伝えていた。ずっと追いかけていた背中。追いかけるほどに遠く霞んでいく姉に本心を告げている。
ヒカリは驚いていた。これまでの人生の中で、妹は弱音しか吐かなかったのだ。強くなりたいだなんて前向きな言葉は初めて聞く。
返答に時間はかからない。ヒカリ自身もずっと強さを追い求めてきたのだから。
「ならば世界一を目指せ――――」
潜在魔力の問題など考慮せず、ヒカリは自身が望む姿を伝えた。悩むよりも一途に努力すること。目標が高ければ高いほど到達点は高みにあるはず。今もまだ道半ばであるヒカリは自身の目標をアカリにも押し付けていた。
「うん。わたしは最強の剣士になりたい……」
ふて腐れていた妹はもういなかった。真っ直ぐに自分の目を見て語る彼女には少しばかり目頭が熱くなっている。
「アカリ、今回は諦めろ。戦いはこれからも続いていくのだ。焦る必要なんてないよ……」
最後は姉になっていた。立場的な意見を押し付けることなく、彼女が自分の力で強くなっていけるようにと。
一八と玲奈も口を挟まない。二人が互いに唯一の肉親であることを知っていたから。ヒカリが妹を危険に晒したくないのは理解できるし、アカリが圧倒的な戦果を残す姉を追いかけようとしているのも分かっている。
だからこそ、その次の戦いを用意しなければと思う。二人が同じ舞台に立ち、二人共が不安を覚えないようになればと……。
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