転生勇者は連まない。

sorasoudou

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6 旅行く勇者と外の人

第11話 孤高のともし火

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「ははあ、やはりそのお姿の方が、しっくりきますか? なるほど、なるほど」


 いつもの服に戻った開放感から伸びをした途端、目ざとい潜入捜査官に見つかった。

「いやいや、身構えないでくださいな。汚れものと不用品の回収にうかがっただけでございますよ」

 足元に置いた白い布鞄に視線を落とす。着替えた服を入れた鞄を、コアソンさんも見やった。


「ど派手に破れたものをお店に持ち込んだら、そりゃ、目立ちますからねえ」

「お任せしますっ」


 脱いだ背広に帽子、革靴の下には畳んで丸めた焦げた外套コート。代わりに古着屋へ換金に行ってくれるという申し出に甘えて、即座に布鞄を差し出す。側へ来たコアソンさんは、にこやかに不用品を受け取ってくれ、そのまま隣に並んだ。


「素晴らしい夜景ですねえ。誰かさまのおかげで、すいすいと仕事がこなせた、ご褒美でしょうか」


 台地のきわに立ち、眼下に広がる光景に目をやる。断崖から下の見渡す限りに海沿いまで街は広がり、建物の明かりがそこここで都市を彩っていた。
 白いのや橙色だいだいいろ、赤っぽいのと、魔陶石まとうせきの照明に街灯、馬車のカンテラ、室内のランプにも色々な種類があることが分かる。


「おや? どうされましたか? まだ気がかりなことでも?」


 思わず出た、ため息の意味をたずねられた。


「あ、いや、ええっと……綺麗なのは綺麗なんですけど。落ち着かないというか」


「ほほう」と一声、返事がある。コアソン捜査官は悪事を暴く仕事柄でつちかった眼を、こちらへ向けた。

 一見すると、するどくは思えない視線から逃れるように、再び夜景へ顔を向ける。
 空気の揺らめきや人影が横切ってまたたく明かり、通りを縦横に動いて、どこかへ人を運んで行く馬車。夜の闇を払うため、人の側には光が寄り添っていた。


「あの明かりの下で、今日も暮らしている人がいて。その大勢は様々なことを想って生きているわけです。それがこの時間まで、あんなに、たくさん。明かりのないところにも生活はありますよね」


 大都市か。人が生きるための、人のために作り上げられた、人の居場所だ。人が暮らすための場所だっていうのに、人ばかりのそこは生きづらくないのかと妙に心配になる。
 そこに付き物の人波と喧噪にはこの先も、自分は慣れないままなんだろうな。


「人というものには限界があります」


 丸っこい顔の凄腕捜査官は、にこりとして語った。


「この目とこの手が届く範囲のことでさえ、無力に終わることも多いのです。神がかった方であっても、ひとりでこの世のすべてを背負うことは出来ませんよ。ましてや目覚める前のことなど、手の打ちようもありません」


 丸くて小さな両手を握ったり開いたりして見せると、短い腕を両方広げて、コアソンさんはさらに続けた。


「わたくしのこの手でさえ、限度はあるのです。目覚めてそう日が経っておられないのですから、いきなり何でもやれると思ったら大間違いですねえ。ええ、我らが救い人であらせられても、うぬぼれは厳禁です」


 変わったなぐさめ方をされている。

 確かにこちらは、生きるか死ぬかで冷徹な判断をしながら役目をまっとうしてきたコアソンさんの足元にも及ばない。勇者っていったって、ただの人違いで、こんなことになってるだけだし。
 しかも頭の中で浮かぶ勇者の姿とは、だいぶ、やることが違ってきてる気がするんだよね。ここが例えばゲームの中の世界であったって、平面のドット絵と立体じゃ、かなりの違いは当然だが。
 勇者って、こんな感じだったっけ?


「初心者の救世主さまにしては、見事な判断でしたよ」


 コアソンさんは、あーんをしていた時と同じに、無邪気に顔を上げて続ける。


「わたくしを救い、わたくしからも救う。貴方さまでなくては出来ない決断でしたねえ」


「いや、えっと、体が勝手に動いただけです。そうなりそうなのは見て分かってたんで。魔銃の的になって魔法をどうにかして、間に入って盾になればいいかなと」


 話しながら、二回も撃たれた右のお腹をなでていた。
 撃たれた時の衝撃はあるが、不思議と痛みは感じなかった。この体なら銃弾でも傷付かないと分かっているから、痛みすら不要だとなったんだろうか。


「ほお。とっさのことですか。それでも真に無傷でいられるかは弾を喰らってみないと分からないものだと思うのですがねえ。そこへ飛び出すとは、さすが、勇気ある者であらせられる」


 コアソンさんが、からかうように語る言葉に首をかしげる。


 確かに、矢も受け付けなかったから銃弾もいけるとなってはいるけれど、おかしいと言えばおかしいか。初めに飛び出した時は、勇者の器ならとか考えてやったことだったかな。

 速達郵便の騎手を狙った矢を受けた時を思い返してみたが、そんな余裕なかったとしか覚えていない。
 今考えれば、神剣で矢を斬り払えば良かっただけだ。きっと地球まえは、剣を振るうなんてことが当たり前でない生き方をしてきたんだろう。

 手合わせの時はまた事情が違う。切られても突かれても傷付かない不朽の体を試さなきゃと、気合入れて、怪我も覚悟していた。
 一番最初も、たまたま受け損ねて滑った剣が、ほんの少し手に当たっただけ。一瞬ぞっとしたが、かすり傷すら無しで済んだ。その後は、ただの確認、小手調べ。真剣をこの身で受けるにしても意味合いが変わってくる。


 コアソンさんへ首をかしげて見せたまま、答えた。


「この体じゃなくても、勇者の器でなくても。たぶん、飛び出してはいたとは思うんですけど。こっちが身代わりで済むなら良いじゃないですか」


 黒目がちのコアソンさんが、ゆっくりとまばたきする。傾けた勇者の顔が、その目に映った。

 また変なことを言ったのか?


「いや、まあ、この体で良かったとは思ってますよ。すぐに動けたから間に合ったわけですし。それにほら、嫌じゃないですか、手とか切ったら! 銃だと大怪我で済まないし、回復魔法はあるけど治癒術士さんいないと、すぐに治療が受けられることはないですよね? 自己治癒力高めるって言ったって、重症だと傷がふさがった後も長い期間、痛みとか残ることもあるって聞きましたよ」


「はいはい、分かりました。元から勇者さまが、そういう御方であるということは」


 呆れられている気がするんだが、なぜなんだ。


「悪党であっても不必要に傷付けない。報告では目にしておりましたが、その様をこの目で拝むことが叶って光栄でありますねえ」


 拝む? そんなにめずらしいこと、やってたか?


「暴漢や泥棒を拘束して身動き取れなくするのは、みなさんもやってるじゃないですか。もっと的確に、安全で、確実なのを」


 自分が死ぬかもしれない状況で向こうの命も守りながら制圧する方が、ずっと大変だ。こっちは、よっぽどのことがない限り死なないようだから、気楽にやれてるけど。

 小さく笑い声が聞こえた。丸めた手を口元にやり、顔をはすにやってコアソンさんが笑っている。「失礼いたしました」と謝りながら頭を上げた捜査官は、何度かうなずいた。


「今度お側で仕事をさせていただく際には、お邪魔にならないように気を付けておきましょう。救い人さまのお役目を増やさないように。それと、おやつをいくらか用意して参りますねえ。横取りになってしまうといけませんから」


 ああ、拾い食いしたこと?
 やっぱり変なのか。腐ってもないし汚れてもなかったからいけると、貧乏性の心の声の即決に従っただけだったんだけど。


「まだ食べられるのに、もったいないじゃないですか。湿気しっけてても、それはそれで、しっとりしてておいしいし。あ、そうだ。クッキーあるんですけど、食べますか?」


 魔鳥賢者トリサンに会ってから、誰かにおやつを分けるのが物語の進行の鍵にでもなっているみたいだ。魔王討伐に必須の催しイベントだとは思えないが。

 コアソンさんは笑いながら、おすそ分けに断りを入れた。後でお土産に買うからいいそうだ。捜査官の仲間たちに配るんだろうか。


 そうだな。こんな風に出来たなら、何かが違ったのかもしれないな。


「あれだけあっても、買っただけでは足りなかったんだろうな」


 おや? と言いたげに、こちらを見たコアソンさんの瞳に、自分が映る。

 言っておいて、なんでこんな顔になる?
 己のひどいしかめっ面に、ため息が自然と出た。息を吐きながら見やった先には、呆れなのか困惑なのか、出所の分からないため息をつくしかない見事な夜景が広がっている。
 夜は更けていくばかりだ。この世界に時が戻せる魔法があるとは聞いていない。


「どうでしょうねえ。共に学び共に遊ぶ仲だとしても、そんなに簡単に割り切れないのも、人ですからねえ」


 察しが良いことでは、きっと、この人には敵わないな。

「そうですね」

 それだけ返して、ただ街の明かりをながめる。


 この世に、これだけ多くの人がいて、まだ孤独だとなげくのか。変だよな、人って。


 分かりはしない、か。そう叫びながら分かって欲しいと訴えていたことは、やっぱり自分には分からない。
 そもそもが人嫌いだ。ひとりでいたいなら孤独で当然、それを埋めたいとは思わない。空虚さを感じたとして、それをで間に合わせようとする気がしれない。

 誰の本当も分からないし、自分の何かが分かってもらえるとは思わない。これは、変わっているという自分だけの当たり前なのか。

 ぼんやりと夜の景色をながめる。街の一角の円形道路ロータリーに連れ立って入って来た三台の馬車が光の輪を描き、それぞれの通りへと分かれて行った。


「ああ、そうでした。その輪っかのことについてですが、こちらの方でも調べておきましょう。まずは主席神官長殿に、ご相談されるのが良いかとは思いますが」


 コアソンさんの言葉に神剣を見る。柄頭つかがしらに置いた左手の指先、に通してある輪っかの魔道具がにぶい光を放った。なくさないように、照明の傘ランプシェードの鞘の紐を結びつけてはある。


「どこかで専門家に見てもらった方がいいですよね。心当たりがありますか? 預けた方がいいなら、それで」

「いや。そちらは貴方さまがお持ちになっておいた方がいいかと、わたくしは思いますねえ」


 コアソンさんがうなずきながら、鈍色の魔道具を見つめる。

 かなりの危ない物、ってことなんだろうな。誰かがしっかり守っておかなきゃいけない相応の価値がある魔道具だというのは、身をもって知ってはいる。


「これ以上ない適任者ですか、勇者って」

「ええ。そりゃあ、もちろん」


 旅の道連れになった時にもあったな、このやり取り。
 この輪っか自体が宝飾品や札束のように狙われる対象である上に、取り扱い注意な危険物ということか。
 変なやつの手に渡っては困るのだ。仕込み魔銃にされるよりは、変わった救世主の手にある方が賊に奪われないだけ、まだ安全か。

 伝説の一品だったりするのかな。勇者絡みで見聞きした覚えはないけど。

 コアソンさんはご機嫌に、両手で取っ手を持った鞄を左右に揺らしながら語った。


「現時点では、それがいにしえの魔道具であるということだけしか分かってはいません。奴の取り調べと調査が要ります。元の所有者の情報などを得てからでないと推測の域を出ませんが、その輪っかの話だけでも、聞けば正体が分かる者は王都にはいるだろうと思われますねえ」


 召喚神術神官協会は、召喚術という魔法の心得があり、神の御業であるそれを追及するために神殿に所属した魔術師や学者たちの集まりから始まったそうだ。古代の魔道具について詳しい者たちも多いだろう。
 王都の防衛を担う防御魔術と攻撃魔法の専門家たちは、王様の設立した学術研究機関のひとつでもある、魔術師協会に所属している。そちらも魔道具についての研究は盛んだと聞く。
 結界だって、魔道具の一種なのだ。魔術師たちの杖や魔導書などの道具は、ここで開発されたものも多い。

 王都に一度、戻った方がいいのかな。


「こちらで調べたことは主席神官長殿を通じて、ご報告させていただきますねえ。定期連絡なさってますでしょ? 緊急時などには、世話役殿に飛んで行ってもらうようになっていますから、勇者さまは気の向くまま、ご自由にどうぞ」


 どこに行っても居場所は筒抜けか。もうどうにでもなれだな。


「お手数おかけします」


 思わず深々とお辞儀をしてしまった頭へ、コアソンさんの笑い声が降った。
 とっつきにくそうに見えて、そうではない。とても気安く話しかけてきて、こちらを緊張させないよう常に心配りをしてくれていると思える。
 いや、人から情報を得るためにしゃべりやすい雰囲気を出す天才なのだ、きっと。

 だからこの受け答えが下手なやつでも、思うことを話せた。それだけだ。


「色々ご迷惑だったですよね。あちこちで騒ぎを起こすだけ起こして、みなさんにお世話になりっぱなしで」


 上げた頭をかしげて言うと、コアソンさんは大きく何度もうなずいた。


「ええ、ええ、真にそうですねえ。あちこちで、うちの者たちが悲鳴を上げておりました。入念な下調べも一瞬で不必要に、勇者が来たと向こうから助けを求めて飛び出してくる始末。奴らも我らも無残な有様です。広域捜査官たちなど馬車で寝泊まりして国中を右往左往、家に数週間帰れていない者も大勢いますよ」


 ただでさえ大変な仕事をしている人たちに捜査の裏付けや証拠集めで、王国中を駆け回らせてしまっている。


「後始末を押し付けることになって、すみません! 他に何か迷惑になっていることがあるなら、教えてもらえると助かります!」


「加護のことを、気になさっているそうですねえ」


 もう一度深く下げた頭を少し上げる。正面に立ったコアソンさんは足元に布袋を置き、腕組みをしていた。


「それはそんなに、気にするようなものではありませんよ。貴方さまに限っては、のことですが」


 何でだ?
 愛されしものの加護、勇者の魅了を受けた者は救世主に付き従うようになってしまう。
 それって、こっちが間違ったことをしても誰も訂正しないし、死ぬような目に遭わせても救いと言って疑いすらしない、恐ろしいものなんだぞ。


 鹿を馬だと勇者が言えば、それをそうだと言う者たちしか、この世にいなくなるってことなんだよ。


 ひどく眉をひそめた自分の顔が、黒目がちの瞳に見える。
 慌てて目をそらす。この金色こんじきの瞳で見つめた相手を魅了する神の加護が、すでに凄腕捜査官の目を曇らせていないことを祈る。この場合、どこの誰、何の神様に向かって祈るべきかは分からないが。


「この世界については目覚めるまで何も知らない。そうでしたねえ?」


 黙って、うなずき返す。何かを確かめたコアソンさんも、うなずいた。


「確かに、その金の瞳は強力であると聞きます。ただしそれは、この国の者に限られる、とも言われているのですよ。わたくしは余所者よそものですからねえ。まあ、縁あって、こちらへこうしてご厄介になり、王様と貴方さまのもとへいるわけですが」


 そうだった。契約の内容を長々聞かされた時にも、王国のものとそのすべては、って言ってたな。

 世界のほぼすべて、大陸の九割を治めたこの王国の外には、国には属さない、自由な暮らしを選んだ人たちが生活している地域があって、そこにはそこの生き方があるそうだ。

 そこの人たちは王国のものというわけではない。王様はその人たちの自由を率先して認め、その生き方を尊重している。
 そして、そこの人たちが王国で暮らすことを選べば、それも認めて守ってきた。同じ世界で生きる仲間として。


 勇者が救うべき、世界のものとして。


「あれ? つまり、どういうことになるんですかね、これ?」


「お気になさらずに、ということです。貴方さまの下に集うのであれば、それもまた結構。そうでないというのなら、神の御加護の外れにおりますから、魅了を気になさることもないということです。その者たちを追っかけまわして自身の虜に、などとは考えたこともないのでしょう?」


 身震いと共に首を振る。長ったらしい前髪が左右になびいた。濡れた犬みたいに体を振ったのがおもしろかったらしく、コアソンさんはひとしきり笑うと言った。


「ご自身が間違うこともある。それを分かっておいでなら、気を付けて言動を決めているのでしょう。それでも間違ったなら、致し方ないことです。人には限界がある。失敗も間違いも付き物ですよ。わたくしがこうして側にいる時は教えて差し上げますから、ご安心を」


 胸を張って告げられた申し出に、また頭を下げる。
 自分はひとりだが、独りではない。そのことは旅をして、充分すぎるほどに分かった。


「よろしくお願いします。あんな見栄を切ったので。大バカ者にはなりたくないですから」


 コアソンさんに、また笑われた。


「これもまた、愛されしものの効果かもしれませんよ。貴方さまが、自身が間違った時にそれを正せと思っているのを汲んで動いているだけかもしれません。ただまあ、これは知っておいていただきたいですねえ。わたくしは、バカではありません」


 知ってるんだ、語源。馬と鹿って書いてバカって、何でだって思うよな、そりゃ。

 お辞儀を無作法に頭だけ戻し、顔を見合わせて笑う。それでも用心して、目はつぶっておいた。口元しか見えなくても、このひと時が楽しかったことは分かってもらえるだろう。


 でもほら、楽しいのはひと時だ。


「行きます! では、また!」


 身を起こして、コアソンさんに背を向ける。そのまま断崖から飛び出す。そこの屋上から塀の上を走ろう。それが速い。


「報告を楽しみにしておりますよ」


 のんびりとして動じない声が耳に届いた。






 
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