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8.驚きの立ち回り!?

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「そっか、そんな風にしてあのマッドサイエンティスト戦術ができたのね。わかった。理解はできないけど納得はしたよ。」

「それにしても、連射型の魔職って不遇じゃない?いや、どんな風にキャラを作っていくかは本人の自由だからいいんだけどさ。」

「ん…確かに不遇…かも?してる人見たことない」

「じゃあ、

「でも、ここ…では…盾?しようと思って…」

「盾?」

「ん。…リオンは…たぶん…前だけ見て考えなしに突っ込む。それに、リオン考えたらきっと動き、悪くなる。盾には期待できない。」

「あーうん。納得してしまう。」

「…それで、プルメリアは、魔法あるなら魔法したいって…言ってた…から、私がみんなを守りたいって思った。」

「ソロル!!」

「でも動きたくない。ぐうたらしたい…守りたい…ぐうたらしたい…って考えて思った。」

「盾の役割って…なに?って」

「思うに…盾の役割は仲間を守ること。それにつきる。仲間への攻撃、全部受け止めても、受け流してもいい。攻撃される前に敵を倒しきってもいい。…なら後ろからでも攻撃を阻害し続けられるなら…きっとそれも盾だって…。」

「確かに!」

「それに、攻撃を仕掛けようとして…ことごとく妨害され下唇を噛む相手をみるの…きっと楽しい…フフフフフフ」

「あれ?感動しちゃったけど、8割後半が理由だよね?」

「チッ…察しの…いい子は…嫌い」

「察しいいも何もわかるから。何年の付き合いだと思ってるの!でも‥ありがとね。」

「…ん。」


「置いていくなんてひどいじゃないか!聞いてくれ!また新しいスキルを獲得したぞ!」

「ん?なんか2人の目が冷たいぞ!なんでだ!」

「いや、タイミングのいい登場だなと思いまして。どうしたの?」

「新しいスキルを取ることができたのだ!」

「そっか。おめでとう。でもソロルが言ってたこと覚えてる?」

「はっ!外では軽率に言わないだったな!」

「…ん。それで…どんなの?」

「これだぞ!」

[バーサーク]
思考を捨て狂戦士の如く武器を振る。
30秒間、自身の通常攻撃/攻撃速度/クリティカル率を増加させ、DEX/VITを大きく低下させる。
取得条件:30分間スキルを使わず、止まることなくひたすら武器を振り続ける

「えっと、これは強いけどなんていうか」

「…脳筋。」

「あはははは。この条件なかなかだね。止まることなくって、敵が倒し終わったらそのまま次の敵まで武器振り回しながら移動ってことでしょ?」

「はたからみたら…ただのマヌケ」

「でも、よかったね。使い所間違えなければすごく強そうだよ?」

「…ん。リオン…きっとSTRしか振ってないから…デメリットゼロ?」

「本当だぞ!それは気づかなかった!いいじゃないかっ!」

「ん…戦闘の時は30秒に1回…かけ続けても問題ない。」

「おお!おお!なんか盛り上がってきたぞ!また行ってくる」

「…いってらー」

「いってらっしゃい」

「元気だなぁ」

「ん」

「ねぇソロル?私まだステフリしてなかったんだけど、どうしよう?本当はバランス考えて色々振ろうと思ってたの。でも、AGI振ったところでみんな足遅いからあんまりメリットないし…私もINT極振りでもいいのかな?」

「…ふつうはバランス考えたほうがいい…けど…やりたいビルドのため…私も…極振りしたから…今はみんな極振りでもいい?と思う。攻撃させるつもり…ないから。」

「おぉ~カッコいい。ソロルさん。じゃあINTに振っちゃお!でも、全員紙装甲のパーティーってどうなんだろ?でもいいか。楽しめれば」

「ん…れっつえんじょいV」

「よし!振ったから、外でひたすら剣を振り回してるリオンも回収してパーティー戦してみる?」

「ん。れっつごー」

「まって。インベントリパンパンだから先に買い物しよう。」

「…」
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