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優しい雨
①
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敦弥さんが、突然家を訪ねてきてから、会えなくなってしまった。
兄さんに言われて、棚の奥から兄さんのお気に入りのワインを出して、二人の間にも積もる話があるだろうと、リビングを出たのが最後。
あのリビングを出る間際、敦弥さんの背中を見たのが、目の奥に焼き付いている。
『ただ今、電話に出ることができません。ご用件のある方は…』
何度、この留守電を聞いただろう。
「敦弥さん…」
この一週間、ずっとこの留守電で我慢してきた。
でも、もう待てない。
たった一言でもいいから、敦弥さんの声を聞きたい。
ピーっと言う音と共に、私は留守電に声を吹き込もうとした。
「敦弥さん…元気にしてる?ちゃんと、ご飯食べてる?……」
そんな言葉しか言えなくて、本当に言いたい事が言えない。
― どうして急に、会ってくれなくなったの? ―
私に飽きたの?
それとも、他に好きな人でもできたの?
わからなくて、涙が出てくる。
涙をこぼしているうちに、録音は終わってしまった。
心が空っぽなまま、電話を切る。
そんな時、部屋のドアをトントンとノックする音が聞こえた。
涙を拭いて、私はドアを開けた。
「はい。」
「美雨。」
てっきり小林さんだと思っていたのに、そこに立っていたのは、誰でもない兄さんだった。
「入ってもいいか?」
「…うん。」
何の用だろうと思いながら、兄さんを部屋の中へと通す。
部屋の真ん中で、立ちつくす兄さんに、私はテーブルの傍に座るように促した。
女の子の部屋の中で、ちょこんと座る兄さんは、まるで生徒の部屋に迷い込んだ教師のようだった。
「どうしたの?兄さん。」
「ああ……」
何も話そうとせず、兄さんはテーブルの上に、自分の腕を置いた。
「…なんだか慣れないな。美雨の部屋に来たのは、高校生以来だよ。」
「ああ……」
あの時、私はまだ小学生で、親に叱られて部屋で泣いていた。
そんな時、兄さんが私の部屋を訪れてくれて、しばらくの間、泣いている私を慰めてくれた。
そのまま安心しきったのか、私と兄さんはベッドの中で、寝入ってしまって。
朝になって、兄さんはお父さんにこっぴどく叱られていたのを思い出す。
その時はどうして怒られていたのか、わからなかった。
でも、今ならなんとなくわかる。
高校生の兄と、小学校高学年の妹。
本人同士は何もないのに、大人は間違いがないように、目を見張る年齢だった。
「あのさ。階堂の事なんだけど……」
わざわざ慣れない妹の部屋に来てまで話そうとしていたのは、敦弥さんの話?
「最近、仕事で大変そうなんだ。」
どうしたんだろう、私。
なんだか、心がイラつく。
私にはそんなこと、一言も言っていなかったのに、どうして兄さんは、敦弥さんのそんな事を知っているの?
「美雨。階堂は、連絡を取りたくても、取れないんだ。」
「どうして?」
どうして?って聞いたのに、兄さんは黙っている。
「ねえ、兄さん。敦弥さんの事、何か知っているのなら、教えて!!」
私は兄さんの傍に、すがる様に坐った。
「お願い……」
私、まだ恋愛経験なんて少ないけれど、あんなに一人の男の人に求められたのって、初めて。
だから、受け入れられない。
全く連絡の一つもない、この現状を。
「美雨……」
「敦弥さんは、私の事、嫌いになっちゃったの?」
「それはない!!」
兄さんは、私の肩を掴んで、力強く否定してくれた。
「階堂は、美雨の事を本当に大事に思っているんだ。それだけは信じてやってくれ。」
男同志の友情なの?
でも、私にはわからない。
だって、どうして兄さんの方が、敦弥さん事を知っているの?
私の方が、誰よりも敦弥さんの傍にいるって、思っていたのは嘘だったの?
「美雨…階堂は…階堂は…」
そう言った兄さんは、なぜか辛そうな表情をしていた。
「階堂は、自分の会社を手放さなければならない寸前なんだ。」
「ウソ!!」
「嘘じゃない!!」
呼吸が上手くいかない。
どうして!?
会社はあんなにうまくいっていたのに!!
「恐れていたことが起こった。」
「恐れていたこと?」
「ああ。森川社長がいつの間にか、階堂の会社の筆頭株主になっていた。社長は、有りもしない業績悪化を株主総会に叩き付き、社長である階堂に、責任を押し付けた。」
「ええ!?」
「信じられない事に周りは、森川社長の手に周った。ここ一か月の業績が前年対比を超えなければ、代表取締役の座を降りろと階堂に迫ったんだ。」
私の頭の中が、真っ白になる。
そんな…
そんな事が、敦弥さんに起こっていたなんて。
「敦弥さんは?敦弥さんは、どうしているの?」
どうして、あの人が一番大変な時に、私は側にいる事ができないのだろう。
「階堂はもちろん、自分の会社の為に、今必死で働いている。自分が取締役を解任されれば、あの会社は、文字通り森川社長の物になってしまうからな。」
いつか、敦弥さんが言ってた。
今の仕事は、自分の人生が詰まっているって。
「うん…わかった。」
寂しいけれど、納得しなきゃいけない。
「美雨。」
兄さんは、私の肩に腕を回した。
「この状況が、いつまでも続くわけじゃない。階堂の会社が持ち直せば、またいつもと同じように、階堂と会う時間が取れるよ。」
恋人同士のハグとは違う。
親は子供にするような、そんな安心するハグだ。
「うん。」
兄さんはいつだってそう。
私が寂しくないように、いつも励ましてくれる。
「美雨。俺、美雨には誰よりも幸せになってほしいんだ。」
抱きしめてくれる腕の力が、心なしか強くなる。
「美雨には、俺のせいでたくさん迷惑をかけた。」
「迷惑って?」
「俺の為に、一番大事なモノを失った。」
私が少しだけ兄さんが離れると、あっさり兄さんの体は、私の体から遠のいた。
「…別に私、何も失っていない。」
「本当か?」
兄さんが真剣な目で、私を見つめる。
「三科に襲われた時、美雨は無かった事にしてと。誰にも言わないでと言ったよな。」
兄さんの真剣な目が、あの日の事を思い起こさせる。
「最初は、男に襲われた事なんて、泣き寝入りするのは悔しいけど誰にも知られたくない。そんな気持ちだと思ってた。だが、時間が経ってふと考えてみると、三科は俺に『妹をくれ。』と言った。もしかしたら…三科は最後まで無理に、美雨の体を要求したわけじゃないんじゃないか?」
忘れかけていたあの人の声が、だんだん聞こえてきそう。
「わかんないよ。」
「美雨。」
「もう、忘れたから。」
忘れた。
ううん、忘れる。
「忘れたんだったら、いいんだ。」
兄さんはそう言うと、スッと立ち上がった。
「ただ美雨。これだけは覚えていてくれ。」
そっと、兄さんの温かい手が、私の頬に触れる。
「自分を犠牲にするような人生なんて、送らないでくれ。」
「…わかった。」
その返事を聞くと、兄さんは私の部屋から出て行った。
しばらくは、兄さんが廊下を歩く音が聞こえたけれど、その後は何も聞こえない。
その沈黙が、余計にあの夜の事を、思い出せる。
私は、止せばいいのに膝を抱えて、その中に顔を埋めた。
力任せに押し倒される体。
引きちぎられる洋服。
好きでもない男に、撫でまわされる身体。
口元を塞がれ、耳元に聞こえてきた悪魔のような低い声。
『兄貴を、助けたいんだろ?』
受け入れたのは、私。
経験した事のない痛みに耐えながら、私は思った。
これで、兄さんの会社は倒産しなくて済む
初めて会った人を、なぜそこまで信じたのか、わからない。
でも実際に、兄さんの会社は持ち直した。
それとは逆に、兄さんは私に対して、それまで以上に優しくなったけれど。
兄さんに言われて、棚の奥から兄さんのお気に入りのワインを出して、二人の間にも積もる話があるだろうと、リビングを出たのが最後。
あのリビングを出る間際、敦弥さんの背中を見たのが、目の奥に焼き付いている。
『ただ今、電話に出ることができません。ご用件のある方は…』
何度、この留守電を聞いただろう。
「敦弥さん…」
この一週間、ずっとこの留守電で我慢してきた。
でも、もう待てない。
たった一言でもいいから、敦弥さんの声を聞きたい。
ピーっと言う音と共に、私は留守電に声を吹き込もうとした。
「敦弥さん…元気にしてる?ちゃんと、ご飯食べてる?……」
そんな言葉しか言えなくて、本当に言いたい事が言えない。
― どうして急に、会ってくれなくなったの? ―
私に飽きたの?
それとも、他に好きな人でもできたの?
わからなくて、涙が出てくる。
涙をこぼしているうちに、録音は終わってしまった。
心が空っぽなまま、電話を切る。
そんな時、部屋のドアをトントンとノックする音が聞こえた。
涙を拭いて、私はドアを開けた。
「はい。」
「美雨。」
てっきり小林さんだと思っていたのに、そこに立っていたのは、誰でもない兄さんだった。
「入ってもいいか?」
「…うん。」
何の用だろうと思いながら、兄さんを部屋の中へと通す。
部屋の真ん中で、立ちつくす兄さんに、私はテーブルの傍に座るように促した。
女の子の部屋の中で、ちょこんと座る兄さんは、まるで生徒の部屋に迷い込んだ教師のようだった。
「どうしたの?兄さん。」
「ああ……」
何も話そうとせず、兄さんはテーブルの上に、自分の腕を置いた。
「…なんだか慣れないな。美雨の部屋に来たのは、高校生以来だよ。」
「ああ……」
あの時、私はまだ小学生で、親に叱られて部屋で泣いていた。
そんな時、兄さんが私の部屋を訪れてくれて、しばらくの間、泣いている私を慰めてくれた。
そのまま安心しきったのか、私と兄さんはベッドの中で、寝入ってしまって。
朝になって、兄さんはお父さんにこっぴどく叱られていたのを思い出す。
その時はどうして怒られていたのか、わからなかった。
でも、今ならなんとなくわかる。
高校生の兄と、小学校高学年の妹。
本人同士は何もないのに、大人は間違いがないように、目を見張る年齢だった。
「あのさ。階堂の事なんだけど……」
わざわざ慣れない妹の部屋に来てまで話そうとしていたのは、敦弥さんの話?
「最近、仕事で大変そうなんだ。」
どうしたんだろう、私。
なんだか、心がイラつく。
私にはそんなこと、一言も言っていなかったのに、どうして兄さんは、敦弥さんのそんな事を知っているの?
「美雨。階堂は、連絡を取りたくても、取れないんだ。」
「どうして?」
どうして?って聞いたのに、兄さんは黙っている。
「ねえ、兄さん。敦弥さんの事、何か知っているのなら、教えて!!」
私は兄さんの傍に、すがる様に坐った。
「お願い……」
私、まだ恋愛経験なんて少ないけれど、あんなに一人の男の人に求められたのって、初めて。
だから、受け入れられない。
全く連絡の一つもない、この現状を。
「美雨……」
「敦弥さんは、私の事、嫌いになっちゃったの?」
「それはない!!」
兄さんは、私の肩を掴んで、力強く否定してくれた。
「階堂は、美雨の事を本当に大事に思っているんだ。それだけは信じてやってくれ。」
男同志の友情なの?
でも、私にはわからない。
だって、どうして兄さんの方が、敦弥さん事を知っているの?
私の方が、誰よりも敦弥さんの傍にいるって、思っていたのは嘘だったの?
「美雨…階堂は…階堂は…」
そう言った兄さんは、なぜか辛そうな表情をしていた。
「階堂は、自分の会社を手放さなければならない寸前なんだ。」
「ウソ!!」
「嘘じゃない!!」
呼吸が上手くいかない。
どうして!?
会社はあんなにうまくいっていたのに!!
「恐れていたことが起こった。」
「恐れていたこと?」
「ああ。森川社長がいつの間にか、階堂の会社の筆頭株主になっていた。社長は、有りもしない業績悪化を株主総会に叩き付き、社長である階堂に、責任を押し付けた。」
「ええ!?」
「信じられない事に周りは、森川社長の手に周った。ここ一か月の業績が前年対比を超えなければ、代表取締役の座を降りろと階堂に迫ったんだ。」
私の頭の中が、真っ白になる。
そんな…
そんな事が、敦弥さんに起こっていたなんて。
「敦弥さんは?敦弥さんは、どうしているの?」
どうして、あの人が一番大変な時に、私は側にいる事ができないのだろう。
「階堂はもちろん、自分の会社の為に、今必死で働いている。自分が取締役を解任されれば、あの会社は、文字通り森川社長の物になってしまうからな。」
いつか、敦弥さんが言ってた。
今の仕事は、自分の人生が詰まっているって。
「うん…わかった。」
寂しいけれど、納得しなきゃいけない。
「美雨。」
兄さんは、私の肩に腕を回した。
「この状況が、いつまでも続くわけじゃない。階堂の会社が持ち直せば、またいつもと同じように、階堂と会う時間が取れるよ。」
恋人同士のハグとは違う。
親は子供にするような、そんな安心するハグだ。
「うん。」
兄さんはいつだってそう。
私が寂しくないように、いつも励ましてくれる。
「美雨。俺、美雨には誰よりも幸せになってほしいんだ。」
抱きしめてくれる腕の力が、心なしか強くなる。
「美雨には、俺のせいでたくさん迷惑をかけた。」
「迷惑って?」
「俺の為に、一番大事なモノを失った。」
私が少しだけ兄さんが離れると、あっさり兄さんの体は、私の体から遠のいた。
「…別に私、何も失っていない。」
「本当か?」
兄さんが真剣な目で、私を見つめる。
「三科に襲われた時、美雨は無かった事にしてと。誰にも言わないでと言ったよな。」
兄さんの真剣な目が、あの日の事を思い起こさせる。
「最初は、男に襲われた事なんて、泣き寝入りするのは悔しいけど誰にも知られたくない。そんな気持ちだと思ってた。だが、時間が経ってふと考えてみると、三科は俺に『妹をくれ。』と言った。もしかしたら…三科は最後まで無理に、美雨の体を要求したわけじゃないんじゃないか?」
忘れかけていたあの人の声が、だんだん聞こえてきそう。
「わかんないよ。」
「美雨。」
「もう、忘れたから。」
忘れた。
ううん、忘れる。
「忘れたんだったら、いいんだ。」
兄さんはそう言うと、スッと立ち上がった。
「ただ美雨。これだけは覚えていてくれ。」
そっと、兄さんの温かい手が、私の頬に触れる。
「自分を犠牲にするような人生なんて、送らないでくれ。」
「…わかった。」
その返事を聞くと、兄さんは私の部屋から出て行った。
しばらくは、兄さんが廊下を歩く音が聞こえたけれど、その後は何も聞こえない。
その沈黙が、余計にあの夜の事を、思い出せる。
私は、止せばいいのに膝を抱えて、その中に顔を埋めた。
力任せに押し倒される体。
引きちぎられる洋服。
好きでもない男に、撫でまわされる身体。
口元を塞がれ、耳元に聞こえてきた悪魔のような低い声。
『兄貴を、助けたいんだろ?』
受け入れたのは、私。
経験した事のない痛みに耐えながら、私は思った。
これで、兄さんの会社は倒産しなくて済む
初めて会った人を、なぜそこまで信じたのか、わからない。
でも実際に、兄さんの会社は持ち直した。
それとは逆に、兄さんは私に対して、それまで以上に優しくなったけれど。
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