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第四章-月齢27.5-
第4章 第53話
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「外なる神々?」
モーセス・グースの話を割って、ペーター・メークヴーディヒリーベ少尉が聞く。
「懺悔室?」
オーガスト・モーリー軍医中佐も、ふと感じた違和感を口にする。
「ミスタ・グース。あなたは、プロテスタントとお見受けしていましたが?」
カトリック教徒が居ないわけではないが、イギリスはどちらかと言えばプロテスタントの国であり、そこから枝分かれした――逃げ出した、とも言う――アメリカも、プロテスタントの比率が高い。アメリカ人であるオーガストは、英語で話していたからこそ気付いた言葉の端々から、モーセス・グースがプロテスタントの宣教師であったと確信していた。
「いかにも、拙僧は国教会に属しておりました」
「なのに、懺悔室があったのですか?」
懺悔室はキリスト教の教会の代表的な設備の一つと(非キリスト者には)思われがちだが、実は懺悔室を持つのはカトリック教会だけであり、基本的にプロテスタントの教会には存在しない。
「はい。理由はいくつかありますが、実の所、拙僧達が使っていた教会が、元々はカトリックのものを引き継いだというのがもっとも大きかったですね。ベネディクト派のものだったと聞いています」
「なるほど……しかし……」
「もう一つ、担当地区の信者の結構な人数が、カトリックとプロテスタントの区別がよく分かっていませんでした。彼らがそれまで信仰していた仏教にしろヒンドゥにしろ、多神教の教えです。そのあたりは元々ルーズだったのでしょう。撤退した教団はカトリックであった事もあり、懺悔を行いに来る信徒はそれなりにいらっしゃいました。厳密には教義には反するのですが、信徒の悩みを聞き、改めて神の御許で懺悔するよう勧めるのも我々に与えられた使命と思っておりました」
「そういうことであれば」
「……グース師、お尋ねしてもよろしいですか?」
意外にも敬虔なキリスト教徒であったらしいオーガストが腑に落ちたようであることを確認してから、ペーター少尉はモーセス・グースに声をかける。
「何なりと」
微笑んで、モーセスはペーター少尉に向き直る。
「外なる神々とは、一体、何の事ですか?」
プロテスタントのオーガスト、カトリックのペーター少尉の両名にとって、『神』という単語が示すものは本来、唯一神『ヤハヴェ』だけであって、複数形ではあり得ないし、『外なる』などという前置詞も付くはずが無いものである。
その、キリスト者として当たり前の質問に、モーセス・グースは微笑みを崩さぬまま、答えた。
「読んで字のごとく、です。拙僧自身、全てを分かっているわけでもありません。むしろ、分からない事の方がはるかに多い、いえ、『外』の定義すら、はっきりとこうだと拙僧は言い切れません。なにしろ、拙僧は、一介の『奉仕種族』に過ぎないのですから……」
オーガストが全くその一言を聞き流す態度であった事もあって、ペーター少尉はうっかりと、その聞き慣れない言葉を『神に奉仕する信徒』のモーセス流の言い回しだと理解し、気に留めることはなかった。
「もちろん、毎日、懺悔する信徒が来るわけでもありません。ありませんが……」
モーセス・グースも、全く何でもないことであるように、言葉を続けた。
懺悔室の担当も、一応の当番はありましたが、その当番も必ずしも手が空いているとは限らず、その都度、手すきの者が対応に当たる事になっておりました。
その日は、拙僧はたまたま朝の辻説法から帰って一息ついていたところで、教会には牧師は拙僧以外に誰も居ない状態でした。
懺悔室に人が入ったことは、拙僧の居た控え室に備え付けられた呼び鈴が鳴ることで分かる仕組みになっていました。その時も、拙僧は呼び鈴が鳴るやいなや、飲みかけのお茶を置いて懺悔室へ、急ぎました。
この教会の懺悔室、正確には告解室と言いますが、ご覧の通り体の大きい拙僧には少々窮屈で、正直、このお役目は拙僧には肉体的にも辛いものでありました。とはいえ、信徒の心の痛みを癒やすのもの宗教者の努めですから、己の身のことなど構ってはいられません。
大急ぎで、しかし、厳かな雰囲気を壊さないよう用心して、拙僧は司祭の部屋に収まりました。
既に告白者の部屋には誰かが収まっています。大きく一呼吸して、それから拙僧は告白者に話しかけようと、そう思っていました。
しかし、拙僧はその時、嗅いでしまったのです。いえ、司祭の部屋に収まる前に、既にその残り香を嗅いではいましたが、それを認めるのを先延ばしにしていたのです。
その、蜂蜜と水タバコとシナモンの入り混じった、甘く、わずかに芳ばしく刺激的な、官能的なその匂いをどこで、誰から嗅いだかを認めるのを。
「……迷える子羊よ、どうぞ、神の御前に、己の罪を打ち明けてください」
拙僧の声は、震え、かすれていたかも知れません。その事を嗤ったのか、あるいは別の何かがおかしかったのか。とにかく、小窓の向こうから帰ってきた返事は、くすくすとおかしそうに笑うものでした。
「子羊、ですか……」
笑うのを止めて、その低く、妖艶な声は言いました。
「……いいえ、私は、山羊。皆、敵意好意に関係なく、私をそう呼びますのよ?黒い山羊、と」
彼女が、身じろぎした気配がしました。衣擦れの音と、装身具が鳴る音が。
「子羊なんて、とんでもない。私は、罪深い黒山羊なのだそうです。その黒山羊のお話しを、聞いていただけますかしら?」
「……何なりと」
彼女が何を言っているのか、拙僧にはよく分かりませんでした。言葉だけならば、単に言葉遊びをしているだけ、そうも思えるのですが、しかし、神の御前で、よりによって黒山羊などと不敬も甚だしい。拙僧は、冷静であろうとして、そのように思おうとしておりました。
「何から話したものかしら……そうそう、私、そもそも『罪』というものがわからないのです。ねえ、お坊様、神父様、牧師様?まず、教えて下さいな?罪というものがよく分からない私に罪があるとして、誰がそれを許して下さるの?」
「……神のみが、お赦しになられます」
拙僧は、慎重に、そう答えました。そうです、神のみが、赦しを与える。古来、カトリックの司祭は、神の代理として、懺悔する者に赦しを与えてきました。その最たるものが『免罪符』でありますが、これに異を唱えたマルティン・ルターによる宗教改革、神のみが赦しを与える存在であり、その神の言葉である聖書こそが唯一の源泉、これこそがプロテスタントの有り様であることはお二人には今更の事でありましょうが、その時の拙僧は、そう答えることで、なにか奈落の底に自ら飛び込んだような、そんな気がしたのです。
「……神。神様、ね……フムン……では、もう一つ聞いてよろしいかしら?その神様は、何処に居て、どんな姿をしているのかしら?」
「……神は、いと高き処におわします」
答えながら、拙僧は少し困ってもおりました。これもご承知の通り、キリスト教は偶像崇拝を禁じておりますから、『神のお姿』を現す必要はありませんでしたから。
「そのお姿は、我々信徒の知る由もございません。いと高き処におわし、いと清らかなる輝かしき存在。そう申し上げる他、語る舌を持ちません」
我ながら上手く言ったとも思いましたし、苦し紛れの一言でもありました。
「その神様は、何をしたの?」
拙僧は、その頃には確信しておりました。この方は、我らが信徒、キリスト教徒ではない、と。
キリスト教徒でない方が告解室に入られる、これ自体も本来は許されないことではありますが、先に述べましたとおり、この教区、この教会ではそのあたりは非常にルーズに運用する事になっており、懺悔のみならず普通の相談事にもしばしば告解室が使われておりましたから、信徒以外の方がお使いになる事自体は、さほど珍しくは無かったのですが。
拙僧は、これは何か面倒な事になる、その時、そのような予感を感じました。
モーセス・グースの話を割って、ペーター・メークヴーディヒリーベ少尉が聞く。
「懺悔室?」
オーガスト・モーリー軍医中佐も、ふと感じた違和感を口にする。
「ミスタ・グース。あなたは、プロテスタントとお見受けしていましたが?」
カトリック教徒が居ないわけではないが、イギリスはどちらかと言えばプロテスタントの国であり、そこから枝分かれした――逃げ出した、とも言う――アメリカも、プロテスタントの比率が高い。アメリカ人であるオーガストは、英語で話していたからこそ気付いた言葉の端々から、モーセス・グースがプロテスタントの宣教師であったと確信していた。
「いかにも、拙僧は国教会に属しておりました」
「なのに、懺悔室があったのですか?」
懺悔室はキリスト教の教会の代表的な設備の一つと(非キリスト者には)思われがちだが、実は懺悔室を持つのはカトリック教会だけであり、基本的にプロテスタントの教会には存在しない。
「はい。理由はいくつかありますが、実の所、拙僧達が使っていた教会が、元々はカトリックのものを引き継いだというのがもっとも大きかったですね。ベネディクト派のものだったと聞いています」
「なるほど……しかし……」
「もう一つ、担当地区の信者の結構な人数が、カトリックとプロテスタントの区別がよく分かっていませんでした。彼らがそれまで信仰していた仏教にしろヒンドゥにしろ、多神教の教えです。そのあたりは元々ルーズだったのでしょう。撤退した教団はカトリックであった事もあり、懺悔を行いに来る信徒はそれなりにいらっしゃいました。厳密には教義には反するのですが、信徒の悩みを聞き、改めて神の御許で懺悔するよう勧めるのも我々に与えられた使命と思っておりました」
「そういうことであれば」
「……グース師、お尋ねしてもよろしいですか?」
意外にも敬虔なキリスト教徒であったらしいオーガストが腑に落ちたようであることを確認してから、ペーター少尉はモーセス・グースに声をかける。
「何なりと」
微笑んで、モーセスはペーター少尉に向き直る。
「外なる神々とは、一体、何の事ですか?」
プロテスタントのオーガスト、カトリックのペーター少尉の両名にとって、『神』という単語が示すものは本来、唯一神『ヤハヴェ』だけであって、複数形ではあり得ないし、『外なる』などという前置詞も付くはずが無いものである。
その、キリスト者として当たり前の質問に、モーセス・グースは微笑みを崩さぬまま、答えた。
「読んで字のごとく、です。拙僧自身、全てを分かっているわけでもありません。むしろ、分からない事の方がはるかに多い、いえ、『外』の定義すら、はっきりとこうだと拙僧は言い切れません。なにしろ、拙僧は、一介の『奉仕種族』に過ぎないのですから……」
オーガストが全くその一言を聞き流す態度であった事もあって、ペーター少尉はうっかりと、その聞き慣れない言葉を『神に奉仕する信徒』のモーセス流の言い回しだと理解し、気に留めることはなかった。
「もちろん、毎日、懺悔する信徒が来るわけでもありません。ありませんが……」
モーセス・グースも、全く何でもないことであるように、言葉を続けた。
懺悔室の担当も、一応の当番はありましたが、その当番も必ずしも手が空いているとは限らず、その都度、手すきの者が対応に当たる事になっておりました。
その日は、拙僧はたまたま朝の辻説法から帰って一息ついていたところで、教会には牧師は拙僧以外に誰も居ない状態でした。
懺悔室に人が入ったことは、拙僧の居た控え室に備え付けられた呼び鈴が鳴ることで分かる仕組みになっていました。その時も、拙僧は呼び鈴が鳴るやいなや、飲みかけのお茶を置いて懺悔室へ、急ぎました。
この教会の懺悔室、正確には告解室と言いますが、ご覧の通り体の大きい拙僧には少々窮屈で、正直、このお役目は拙僧には肉体的にも辛いものでありました。とはいえ、信徒の心の痛みを癒やすのもの宗教者の努めですから、己の身のことなど構ってはいられません。
大急ぎで、しかし、厳かな雰囲気を壊さないよう用心して、拙僧は司祭の部屋に収まりました。
既に告白者の部屋には誰かが収まっています。大きく一呼吸して、それから拙僧は告白者に話しかけようと、そう思っていました。
しかし、拙僧はその時、嗅いでしまったのです。いえ、司祭の部屋に収まる前に、既にその残り香を嗅いではいましたが、それを認めるのを先延ばしにしていたのです。
その、蜂蜜と水タバコとシナモンの入り混じった、甘く、わずかに芳ばしく刺激的な、官能的なその匂いをどこで、誰から嗅いだかを認めるのを。
「……迷える子羊よ、どうぞ、神の御前に、己の罪を打ち明けてください」
拙僧の声は、震え、かすれていたかも知れません。その事を嗤ったのか、あるいは別の何かがおかしかったのか。とにかく、小窓の向こうから帰ってきた返事は、くすくすとおかしそうに笑うものでした。
「子羊、ですか……」
笑うのを止めて、その低く、妖艶な声は言いました。
「……いいえ、私は、山羊。皆、敵意好意に関係なく、私をそう呼びますのよ?黒い山羊、と」
彼女が、身じろぎした気配がしました。衣擦れの音と、装身具が鳴る音が。
「子羊なんて、とんでもない。私は、罪深い黒山羊なのだそうです。その黒山羊のお話しを、聞いていただけますかしら?」
「……何なりと」
彼女が何を言っているのか、拙僧にはよく分かりませんでした。言葉だけならば、単に言葉遊びをしているだけ、そうも思えるのですが、しかし、神の御前で、よりによって黒山羊などと不敬も甚だしい。拙僧は、冷静であろうとして、そのように思おうとしておりました。
「何から話したものかしら……そうそう、私、そもそも『罪』というものがわからないのです。ねえ、お坊様、神父様、牧師様?まず、教えて下さいな?罪というものがよく分からない私に罪があるとして、誰がそれを許して下さるの?」
「……神のみが、お赦しになられます」
拙僧は、慎重に、そう答えました。そうです、神のみが、赦しを与える。古来、カトリックの司祭は、神の代理として、懺悔する者に赦しを与えてきました。その最たるものが『免罪符』でありますが、これに異を唱えたマルティン・ルターによる宗教改革、神のみが赦しを与える存在であり、その神の言葉である聖書こそが唯一の源泉、これこそがプロテスタントの有り様であることはお二人には今更の事でありましょうが、その時の拙僧は、そう答えることで、なにか奈落の底に自ら飛び込んだような、そんな気がしたのです。
「……神。神様、ね……フムン……では、もう一つ聞いてよろしいかしら?その神様は、何処に居て、どんな姿をしているのかしら?」
「……神は、いと高き処におわします」
答えながら、拙僧は少し困ってもおりました。これもご承知の通り、キリスト教は偶像崇拝を禁じておりますから、『神のお姿』を現す必要はありませんでしたから。
「そのお姿は、我々信徒の知る由もございません。いと高き処におわし、いと清らかなる輝かしき存在。そう申し上げる他、語る舌を持ちません」
我ながら上手く言ったとも思いましたし、苦し紛れの一言でもありました。
「その神様は、何をしたの?」
拙僧は、その頃には確信しておりました。この方は、我らが信徒、キリスト教徒ではない、と。
キリスト教徒でない方が告解室に入られる、これ自体も本来は許されないことではありますが、先に述べましたとおり、この教区、この教会ではそのあたりは非常にルーズに運用する事になっており、懺悔のみならず普通の相談事にもしばしば告解室が使われておりましたから、信徒以外の方がお使いになる事自体は、さほど珍しくは無かったのですが。
拙僧は、これは何か面倒な事になる、その時、そのような予感を感じました。
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