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第二章-月齢25.5-
第2章 第17話
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ケシュカルの手を引く男は、既に坂を下りきり、街の入り口に迫ろうとしていた。
――……その前に!――
雪風は、下り坂を全力でダッシュする。ナルブ邸と、その一つ上の寺院から街に至る短い坂道ならまだ民家がないから暴れてもそれほど気にならないが、さすがに街中で大立ち回りは、自分が異邦人である事も含めて人目が気になる。だから、人目を気にしなくていいうちに、仕留める。そのつもりで雪風は全力でダッシュし、追いついたところで相手を突き飛ばして転ばせると同時に自分は減速する――警官などがよく使うテクニックの一つ――つもりで、あっという間に追いついたその男の背中に、右手を伸ばした。
その雪風の右手を、何者かが、真横から掴みに来た。
背筋に走った戦慄に、咄嗟に雪風は伸ばしたその右手を斜め下に肩ごと振り下ろし、バランスを崩してそのまま体ごと地面に転げ込む。
ゴロゴロと四、五回は前転し、先ほど自分が男達を打ちつけた石畳に今度はしこたま自分の体をぶつけてから雪風は飛び起きる。
「……あいったぁ……」
不死身に近い肉体を持つ人狼と言えど、痛いものは痛い。節々をさすりながら一声漏らした雪風は、しかし、それでも目は、自分を掴もうとした『何か』から離さない。
それは、瘴気とも思える黒い霞を纏った、異形の女だった。
――直で触れられたら、捕まれたら、ヤバい――
本能的に、雪風はそれを理解する。さっきの男共とは、格が違うヤバさ。なにが起きるかはわからないが、とにかく触れるのはヤバい、それだけは、雪風の本能がビンビンに警告している。
――……抜くか?いや、しかし……――
徒手空拳では、触れなければどうにもならない。触れたくなければ、得物を使うしかない。ならば、『れえばていん』を抜くのが常套だが。
――切り札は、まだとっておいた方がいい気がする――
なんとなく、雪風はそう思う。なんとなれば、目の前のその『異形の女』から、殺気を感じていないからだろうと、自分で納得し、その女をよく見てみる。
それは、半分くらいは、若い女の姿だった。一糸まとわず、豊満といってよい体をさらけ出すその女の下半身は獣毛に覆われ、膝下は大きく後ろに反って、身じろぎする度に蹄が石畳を掻く音がする。星明かりに照らされるその体は、恐らくほぼ黒に近い濃い茶の獣毛と、上半身の肌は漆黒。その周りをたゆたう黒いもやは、溢れ出す放射閃が具現化したものか。下半身に比べれば充分に魅力的と言える上半身に乗る頭には、端正な顔と、長い髪、いや、一見髪に見える、左右に垂れた一対の長い巻き角。
――山羊、か……?草食の獣人とは、やり合った事、無いわね……――
雪風は、さほど多くはない経験をひっくり返して思い出す。狐狸猫又の類いの知り合いは事欠かないが、考えてみれば牛や馬、山羊や羊といった類いの『草食』獣人には、お目にかかった事がない。
「……あんた、何者?」
すっと、左前の半身に構えながら、雪風は問う。柔道空手の段位は持たないが、父母の知人関係の『有望な若者に手ほどきしたい』大人にも事欠かないため、得物なしでも実戦ベースで技の引き出しは多い方だと、雪風は自負している。
「あら怖い。そんなに怖い顔しないでちょうだいな?」
その雪風の構えにも全く無警戒に、山羊女は間合いを詰めてくる。
「あんた、あの連中の、仲間?」
山羊女が詰めてくる間合いを計りながら、雪風が問い直す。どう考えても、仲間ってより頭よね、そんな事を思いながら。
「仲間だなんて。あの人達と会ったのは、夕べが初めて。酷いのよ?あの人達……私がちょっと触れただけで、みいんな事切れてしまうの……どうしてかしら?」
「マジか……」
――こいつは、思った以上に……――
雪風は、息を吸いつつ、軽く腰を落とす。
――……ヤバイ奴ね!――
「……せっ!」
拳が届く間合いに、全く無警戒に見える山羊女が入った瞬間、雪風が動く。
前に出ている左足が、相手の右足めがけて低く蹴り出される。牽制の、ローキック。しかし、これはほぼフェイントだけが目的。殆ど同時に、左前に構えたその左の拳も出る。だが、これもフェイント、相手の機先を制するだけ。軽く蹴り出した左足に体重を移しつつ、相手の目線を隠す役だけを狙って出した左の拳を強く引きつけ、雪風は腰をひねる。
体重を乗せた右の突きが出る。左を引いた反動の乗った右の突きは、充分に疾い。その拳が、薄く鈍色の霞を纏う。直接触れるのは危険だが得物もない、となれば、拳に念を載せて打つ。攻撃であると同時に、防御にもなる念の使い方。今は、この手しかない。
「きゃ!」
芝居なのか、本当に無防備なのか。判断する代わりに放った雪風の牽制のローキックとフェイントの左ジャブに、山羊女は明らかに遅れて反応し、一瞬視線を落とした顔を腕でかばう。その左腕を、雪風の右ストレートが打つ。ほんの一瞬のインパクトの衝撃で後ろに体勢を崩した山羊女の顔の高さに、間髪入れず、大本命の、雪風の右回し蹴りが飛ぶ。
踏み込んだ左足を軸に、全体重を乗せた雪風の重い右回し蹴りが、腕のガードごと山羊女を斜めに蹴り上げる。右足を斜め上に蹴り抜き、その反動で浮いた体をくるりと水平に一回転させて着地した雪風は、改めて腰を落として次の動きに備える。体に遅れて、膝丈のスカートが翻る。
左腕のガードごと蹴り上げられ、山羊女はもんどり打って斜め後ろにひっくり返る。石畳に女の体と、堅い角がしたたかに打ち付けられる音が響く。人払いの呪いも何もない状態では、深夜とはいえ周囲の人家の耳目を引いただろう。雪風は、その事を思って、早めにケリつけなきゃ、今のでケリついてりゃいいけど、そう思う。
「……いったぁー……」
山羊女は、しかし、ケリがつくどころか思いのほか平気な顔で身を起こす。へし曲がった左腕を見せながら。
「もう、酷い……普通だったら折れるじゃ済まないところよ?」
言いながら、山羊女はその左腕を右手で掴み、真っ直ぐに戻す。
「私だからこれで済むけれど……ダメよ、女の子が、はしたないことしては」
「……あんたの格好だって、充分はしたなくない?」
――念が、効かない?違う、通ってないんだ――
雪風は、下腹の隅が冷たくなるのを感じながら、うそぶく。力そのものは、通じた。しかし、念が通ってない。やっぱ殴る蹴るじゃ限度がある、守り重視の念じゃ、とてもこいつには通じない、そう思いながら。
「そうね。でも、仕方ないの。だって、私に合う服なんて、どこにもないんですもの」
山羊女は、はにかむように微笑みながら、言う。
「私はほら、こんな姿だから。人の服は着れないわ……そう、人の服も、靴も。私は、人じゃないから……人じゃ……」
山羊女の声に、先ほどまではなかった苦みが乗ったのを、雪風は聞き逃さなかった。
街の中ほどから、人の気配がした。喧噪に気付いた誰かが、明かりを点け、家から出てきたらしい。
「……残念。もう少しお話ししたかったのだけど。騒ぎになる前にお暇するわ……また会いましょうね、きっとね」
山羊女は、ちらりとだけ街の様子をうかがうと、そう言って跳躍する。雪風の頭の上を越えて、人の姿の雪風はもとより、人獣の状態ですら追いつけるかどうか疑わしいほどの跳躍力で。
その山羊女を、雪風は見上げ、目で追う。目で追って振り向いた雪風の視線のはるか先、山羊女は蹄の音と共に着地し、次の跳躍で夜の闇に溶け込むように視界から消える。
雪風は、ほんの一瞬だけ山羊女の消えた方角を見つめ、そして周りを見渡す。
山羊女はおろか、ケシュカルも、ケシュカルの手を引いていた男も、もはや足取りは掴みようがない。
「クソっ……何なのよ、アイツ……」
消えた山羊女の後には、ただ、ごく薄く黒いもやを纏う白檀のような残り香だけが、甘く漂っていた。その匂いは、決定的に、雪風の『鼻』を使った追跡の邪魔になるものだった。
付近の家のいくつかには灯が灯り、家人が出てくる気配がある。ここに居続けるのは得策ではない。そう判断した雪風は、即座に追跡を断念し、踵を返し、ナルブの屋敷にとって返す。全力で坂を駆け上がりながら、ふとその途中で雪風は何やら違和感を感じる。
その違和感の正体に気付いたのは、坂を登り切ってナルブ邸の門に着いた時だった。
閂は閉められていないがそこそこ重い門を押し開け、隙間からするりと邸内に入った雪風は、もう一度今駆け上がった坂を見て、呟く。
「逃げた、の?……マジ?」
手加減したとは言え、朝まで昏倒していてもおかしくない程度には強い念で地面に転がしておいたはずの男達三人が消えている事を確認して、雪風は舌打ちをした。
――……その前に!――
雪風は、下り坂を全力でダッシュする。ナルブ邸と、その一つ上の寺院から街に至る短い坂道ならまだ民家がないから暴れてもそれほど気にならないが、さすがに街中で大立ち回りは、自分が異邦人である事も含めて人目が気になる。だから、人目を気にしなくていいうちに、仕留める。そのつもりで雪風は全力でダッシュし、追いついたところで相手を突き飛ばして転ばせると同時に自分は減速する――警官などがよく使うテクニックの一つ――つもりで、あっという間に追いついたその男の背中に、右手を伸ばした。
その雪風の右手を、何者かが、真横から掴みに来た。
背筋に走った戦慄に、咄嗟に雪風は伸ばしたその右手を斜め下に肩ごと振り下ろし、バランスを崩してそのまま体ごと地面に転げ込む。
ゴロゴロと四、五回は前転し、先ほど自分が男達を打ちつけた石畳に今度はしこたま自分の体をぶつけてから雪風は飛び起きる。
「……あいったぁ……」
不死身に近い肉体を持つ人狼と言えど、痛いものは痛い。節々をさすりながら一声漏らした雪風は、しかし、それでも目は、自分を掴もうとした『何か』から離さない。
それは、瘴気とも思える黒い霞を纏った、異形の女だった。
――直で触れられたら、捕まれたら、ヤバい――
本能的に、雪風はそれを理解する。さっきの男共とは、格が違うヤバさ。なにが起きるかはわからないが、とにかく触れるのはヤバい、それだけは、雪風の本能がビンビンに警告している。
――……抜くか?いや、しかし……――
徒手空拳では、触れなければどうにもならない。触れたくなければ、得物を使うしかない。ならば、『れえばていん』を抜くのが常套だが。
――切り札は、まだとっておいた方がいい気がする――
なんとなく、雪風はそう思う。なんとなれば、目の前のその『異形の女』から、殺気を感じていないからだろうと、自分で納得し、その女をよく見てみる。
それは、半分くらいは、若い女の姿だった。一糸まとわず、豊満といってよい体をさらけ出すその女の下半身は獣毛に覆われ、膝下は大きく後ろに反って、身じろぎする度に蹄が石畳を掻く音がする。星明かりに照らされるその体は、恐らくほぼ黒に近い濃い茶の獣毛と、上半身の肌は漆黒。その周りをたゆたう黒いもやは、溢れ出す放射閃が具現化したものか。下半身に比べれば充分に魅力的と言える上半身に乗る頭には、端正な顔と、長い髪、いや、一見髪に見える、左右に垂れた一対の長い巻き角。
――山羊、か……?草食の獣人とは、やり合った事、無いわね……――
雪風は、さほど多くはない経験をひっくり返して思い出す。狐狸猫又の類いの知り合いは事欠かないが、考えてみれば牛や馬、山羊や羊といった類いの『草食』獣人には、お目にかかった事がない。
「……あんた、何者?」
すっと、左前の半身に構えながら、雪風は問う。柔道空手の段位は持たないが、父母の知人関係の『有望な若者に手ほどきしたい』大人にも事欠かないため、得物なしでも実戦ベースで技の引き出しは多い方だと、雪風は自負している。
「あら怖い。そんなに怖い顔しないでちょうだいな?」
その雪風の構えにも全く無警戒に、山羊女は間合いを詰めてくる。
「あんた、あの連中の、仲間?」
山羊女が詰めてくる間合いを計りながら、雪風が問い直す。どう考えても、仲間ってより頭よね、そんな事を思いながら。
「仲間だなんて。あの人達と会ったのは、夕べが初めて。酷いのよ?あの人達……私がちょっと触れただけで、みいんな事切れてしまうの……どうしてかしら?」
「マジか……」
――こいつは、思った以上に……――
雪風は、息を吸いつつ、軽く腰を落とす。
――……ヤバイ奴ね!――
「……せっ!」
拳が届く間合いに、全く無警戒に見える山羊女が入った瞬間、雪風が動く。
前に出ている左足が、相手の右足めがけて低く蹴り出される。牽制の、ローキック。しかし、これはほぼフェイントだけが目的。殆ど同時に、左前に構えたその左の拳も出る。だが、これもフェイント、相手の機先を制するだけ。軽く蹴り出した左足に体重を移しつつ、相手の目線を隠す役だけを狙って出した左の拳を強く引きつけ、雪風は腰をひねる。
体重を乗せた右の突きが出る。左を引いた反動の乗った右の突きは、充分に疾い。その拳が、薄く鈍色の霞を纏う。直接触れるのは危険だが得物もない、となれば、拳に念を載せて打つ。攻撃であると同時に、防御にもなる念の使い方。今は、この手しかない。
「きゃ!」
芝居なのか、本当に無防備なのか。判断する代わりに放った雪風の牽制のローキックとフェイントの左ジャブに、山羊女は明らかに遅れて反応し、一瞬視線を落とした顔を腕でかばう。その左腕を、雪風の右ストレートが打つ。ほんの一瞬のインパクトの衝撃で後ろに体勢を崩した山羊女の顔の高さに、間髪入れず、大本命の、雪風の右回し蹴りが飛ぶ。
踏み込んだ左足を軸に、全体重を乗せた雪風の重い右回し蹴りが、腕のガードごと山羊女を斜めに蹴り上げる。右足を斜め上に蹴り抜き、その反動で浮いた体をくるりと水平に一回転させて着地した雪風は、改めて腰を落として次の動きに備える。体に遅れて、膝丈のスカートが翻る。
左腕のガードごと蹴り上げられ、山羊女はもんどり打って斜め後ろにひっくり返る。石畳に女の体と、堅い角がしたたかに打ち付けられる音が響く。人払いの呪いも何もない状態では、深夜とはいえ周囲の人家の耳目を引いただろう。雪風は、その事を思って、早めにケリつけなきゃ、今のでケリついてりゃいいけど、そう思う。
「……いったぁー……」
山羊女は、しかし、ケリがつくどころか思いのほか平気な顔で身を起こす。へし曲がった左腕を見せながら。
「もう、酷い……普通だったら折れるじゃ済まないところよ?」
言いながら、山羊女はその左腕を右手で掴み、真っ直ぐに戻す。
「私だからこれで済むけれど……ダメよ、女の子が、はしたないことしては」
「……あんたの格好だって、充分はしたなくない?」
――念が、効かない?違う、通ってないんだ――
雪風は、下腹の隅が冷たくなるのを感じながら、うそぶく。力そのものは、通じた。しかし、念が通ってない。やっぱ殴る蹴るじゃ限度がある、守り重視の念じゃ、とてもこいつには通じない、そう思いながら。
「そうね。でも、仕方ないの。だって、私に合う服なんて、どこにもないんですもの」
山羊女は、はにかむように微笑みながら、言う。
「私はほら、こんな姿だから。人の服は着れないわ……そう、人の服も、靴も。私は、人じゃないから……人じゃ……」
山羊女の声に、先ほどまではなかった苦みが乗ったのを、雪風は聞き逃さなかった。
街の中ほどから、人の気配がした。喧噪に気付いた誰かが、明かりを点け、家から出てきたらしい。
「……残念。もう少しお話ししたかったのだけど。騒ぎになる前にお暇するわ……また会いましょうね、きっとね」
山羊女は、ちらりとだけ街の様子をうかがうと、そう言って跳躍する。雪風の頭の上を越えて、人の姿の雪風はもとより、人獣の状態ですら追いつけるかどうか疑わしいほどの跳躍力で。
その山羊女を、雪風は見上げ、目で追う。目で追って振り向いた雪風の視線のはるか先、山羊女は蹄の音と共に着地し、次の跳躍で夜の闇に溶け込むように視界から消える。
雪風は、ほんの一瞬だけ山羊女の消えた方角を見つめ、そして周りを見渡す。
山羊女はおろか、ケシュカルも、ケシュカルの手を引いていた男も、もはや足取りは掴みようがない。
「クソっ……何なのよ、アイツ……」
消えた山羊女の後には、ただ、ごく薄く黒いもやを纏う白檀のような残り香だけが、甘く漂っていた。その匂いは、決定的に、雪風の『鼻』を使った追跡の邪魔になるものだった。
付近の家のいくつかには灯が灯り、家人が出てくる気配がある。ここに居続けるのは得策ではない。そう判断した雪風は、即座に追跡を断念し、踵を返し、ナルブの屋敷にとって返す。全力で坂を駆け上がりながら、ふとその途中で雪風は何やら違和感を感じる。
その違和感の正体に気付いたのは、坂を登り切ってナルブ邸の門に着いた時だった。
閂は閉められていないがそこそこ重い門を押し開け、隙間からするりと邸内に入った雪風は、もう一度今駆け上がった坂を見て、呟く。
「逃げた、の?……マジ?」
手加減したとは言え、朝まで昏倒していてもおかしくない程度には強い念で地面に転がしておいたはずの男達三人が消えている事を確認して、雪風は舌打ちをした。
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