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第一章
【第13話】旅立ち前夜
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宿屋に帰ると2人はもう帰ってきていた
「ただいま~」
「ただいまじゃないわよ!どこいってたの!」
「ちょっとギルドに」
「まさか、あの人達はギルドマスターが送ってきたのですか!?」
「まぁね。でももう大丈夫だよ」
2人もそれを聞いて安心したようだった
「そうだステラ、弓なんだけどそれでいいかな?気に入らなかったら違うの取ってくるけど」
ステラはそれを聞いて思い出した様にいった
「そうですよ!この弓は何なんですか!?」
「えーと、やっぱり気に入らなかったかな?」
「違いますよ!こんな高価な弓どうやって手に入れたんですか!?」
それを聞いてソフィも弓を見てみる
「ホントだ!この性能の弓なら多分5000レイ以上よ!」
「ま、まさか借金…」
「そうなの!シュウヤ!!」
なんか話が大きくなってきたな
「違うよ。これは俺が作った弓で。
確か、アンデットキングって奴の素材から作ったんだっけ?」
「「アンデットキング!?」」
ふたりの驚きようからして多分ダメなやつだ
「いい?シュウヤ。アンデットキングはね、この世界最強のパーティーと言われているアポロスのパーティーが倒すような魔物なの。」
「そそそ、そうですよ!よく死ななかったですね!」
そう言って2人が近づいた時に俺の装備が変わっていることにやっと気づいたようで
「ね、ねぇシュウヤ?それはなんて装備?」
「えーと、死神の小手に死神の服、死神のズボンに死神のベルトと靴。後は、死神のマントだったかな?」
そこまで聞くと2人はもう知らないと言うような顔をした
「え、俺なんか不味った?」
「不味いなんてもんじゃないわよ。死神装備って言うと幻とも言われている超高級品よ?実際に出回っているものは偽物ばかりだし、本物のセットなら国王みたいな人が買いに来るほどのものよ……」
「ご主人、レベル1って嘘なんですか?嘘ですよね?嘘であってください……」
「いや、レベル1って言うのはホントだ」
そう言って俺はギルドカードを差し出す
「何ですかこれは!ステータスが変じゃないですか!?」
やっぱりそんな反応になるよなぁ……
「私、もう何があっても驚ける気がしません…」
「大丈夫、慣れるものよ…」
うーん、またやらかしそうな気がするな~
って言うか俺のギルドカードもう使えないじゃん!
「シュウヤ、これからは目立たない様に私達が決めた魔物だけを倒すようにしてね」
「了解……」
これ以上面倒なことは御免だからな、しょうがない
「そうだ、ステラのものは全部買えたか?」
「ええ、一応」
「そうか、なら良かった」
「ご主人、なにを考えているのですか?」
「今から次の街に行こうと思う
この街のギルドなんか嫌いだし」
「それについては私も同感。けどもう日が沈むわ。だから明日の朝出発しましょう」
俺は今からでもいいが、確かに2人を守りながら戦うのは辛いな
そう思った俺はその提案を了承し
ベッドに入った
その夜、やけに顔がモフモフするので目を開けてみるとソフィのベットで寝ているはずのステラがいた
「ステラ?」
「あ、すいません起こしちゃいましたか!」
「いや、そんな事より、なんで俺の布団にいるのかな?」
「いやぁ、人の温もりってものを体験したいと思いまして、迷惑でしたか?」
「それなら、ソフィでもいいんじゃないか?」
「ソフィさん、寝てる時凄く冷たいんですよ。だからご主人のお布団に潜らせて頂きました」
「そっか、じゃあおやすみ」
「はい!おやすみです!」
ステラって猫族の獣人って聞いてたけど
性格的には猫って言うより犬っぽいんだよなぁ~
……深く考えると眠れなくなりそうなので俺は早々に切り上げてまた眠った
……何も無かったよ?無かったからね!
「ただいま~」
「ただいまじゃないわよ!どこいってたの!」
「ちょっとギルドに」
「まさか、あの人達はギルドマスターが送ってきたのですか!?」
「まぁね。でももう大丈夫だよ」
2人もそれを聞いて安心したようだった
「そうだステラ、弓なんだけどそれでいいかな?気に入らなかったら違うの取ってくるけど」
ステラはそれを聞いて思い出した様にいった
「そうですよ!この弓は何なんですか!?」
「えーと、やっぱり気に入らなかったかな?」
「違いますよ!こんな高価な弓どうやって手に入れたんですか!?」
それを聞いてソフィも弓を見てみる
「ホントだ!この性能の弓なら多分5000レイ以上よ!」
「ま、まさか借金…」
「そうなの!シュウヤ!!」
なんか話が大きくなってきたな
「違うよ。これは俺が作った弓で。
確か、アンデットキングって奴の素材から作ったんだっけ?」
「「アンデットキング!?」」
ふたりの驚きようからして多分ダメなやつだ
「いい?シュウヤ。アンデットキングはね、この世界最強のパーティーと言われているアポロスのパーティーが倒すような魔物なの。」
「そそそ、そうですよ!よく死ななかったですね!」
そう言って2人が近づいた時に俺の装備が変わっていることにやっと気づいたようで
「ね、ねぇシュウヤ?それはなんて装備?」
「えーと、死神の小手に死神の服、死神のズボンに死神のベルトと靴。後は、死神のマントだったかな?」
そこまで聞くと2人はもう知らないと言うような顔をした
「え、俺なんか不味った?」
「不味いなんてもんじゃないわよ。死神装備って言うと幻とも言われている超高級品よ?実際に出回っているものは偽物ばかりだし、本物のセットなら国王みたいな人が買いに来るほどのものよ……」
「ご主人、レベル1って嘘なんですか?嘘ですよね?嘘であってください……」
「いや、レベル1って言うのはホントだ」
そう言って俺はギルドカードを差し出す
「何ですかこれは!ステータスが変じゃないですか!?」
やっぱりそんな反応になるよなぁ……
「私、もう何があっても驚ける気がしません…」
「大丈夫、慣れるものよ…」
うーん、またやらかしそうな気がするな~
って言うか俺のギルドカードもう使えないじゃん!
「シュウヤ、これからは目立たない様に私達が決めた魔物だけを倒すようにしてね」
「了解……」
これ以上面倒なことは御免だからな、しょうがない
「そうだ、ステラのものは全部買えたか?」
「ええ、一応」
「そうか、なら良かった」
「ご主人、なにを考えているのですか?」
「今から次の街に行こうと思う
この街のギルドなんか嫌いだし」
「それについては私も同感。けどもう日が沈むわ。だから明日の朝出発しましょう」
俺は今からでもいいが、確かに2人を守りながら戦うのは辛いな
そう思った俺はその提案を了承し
ベッドに入った
その夜、やけに顔がモフモフするので目を開けてみるとソフィのベットで寝ているはずのステラがいた
「ステラ?」
「あ、すいません起こしちゃいましたか!」
「いや、そんな事より、なんで俺の布団にいるのかな?」
「いやぁ、人の温もりってものを体験したいと思いまして、迷惑でしたか?」
「それなら、ソフィでもいいんじゃないか?」
「ソフィさん、寝てる時凄く冷たいんですよ。だからご主人のお布団に潜らせて頂きました」
「そっか、じゃあおやすみ」
「はい!おやすみです!」
ステラって猫族の獣人って聞いてたけど
性格的には猫って言うより犬っぽいんだよなぁ~
……深く考えると眠れなくなりそうなので俺は早々に切り上げてまた眠った
……何も無かったよ?無かったからね!
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