無限湧きザコ転生 スライム編 ～転生に飽きた女神たちの残酷な遊び～

スライム編

山内 絵梨子 やまのうち えりこ

女性
５８歳
リフォーマー　

担当女神：ヘカテ

攻撃：１２
防御：１４
速度：２
知能：６
幸運：１６

「わたしの祝福があってもスライムではたかが知れる。この稼ぎ転生という趣向、効率こそよいかもしれぬが暇潰しにはならん気がする」

■■■テンセイ■ＧＯ■！■■■■■

「んー……」

　エーミィは考え込んでいた。

「赤い光が消えるまであと４時間くらいだと思うのだけど、その間、どうしよう。スライム倒しててもなんかもう仕方がない感じもするし……」

　それを聞いていた絵梨子は思った。

（殺されないで済むのかしら。だったら私もこのまま攻撃しないわ）

　エーミィは、ぽよんぽよん跳ねているだけのスライムを見やる。
　そこでふと疑問に思い、

「あなたって１時間で湧いてくるけど……もう１時間待つと２匹になるの？」

（え、わからないわ。そうなの？）
「ぷにゃん？」

「お互い何言ってんだって感じよね、きっと。２匹になるとしたらちょっと危険かもしれないから、なるべく攻撃力が低いスライムで試してみたいな。ちょっと体当たりしてみて？」

（う、うん……）

　エーミィに３ダメージを与えた！

「あ、ちょっと強いスライムだ。……ごめんね、あなた実験には向かないみたい」

　ぼこんっ。

（え、痛い。やめて、やめてよ）
「ぷみんぐっ」

　エーミィに３ダメージを与えた！

「堅いし強い。確認しといてよかった～」

　ぽこんっ。

（もっと弱ければ生き残れたの……？　そんなあ……）
「ぷみゅ……ん」

「ガズきっと昨日遅くまであたしを探してて、今日は家で寝坊してるんだわ。ＰＫ判定が消えるまでここで実験して待ってよ」

■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■