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4章 轗軻不遇の輪舞曲
カンバとの出会い
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「ジャンクショップ『ガイダンス』代表のサッチモだ、入星許可を願う」
「はいモグ、こちらメリット受付担当の『モグリン』が担当致しますモグ。入星許可モグね? では船のサイズと入星人数をお願いしますモグ」
「サイズは中大型級、人数は6名だ」
「中大型級モグ? かしこまりましたモグ。えー、中大型級のサイズですと2番ポートには止められないモグ。
6番ポートのみの受付となるモグので、そちらに向かって下さいモグ。ただいま地図を送信致しますモグ」
「了解した」
「はい、到着しましたら再度受付の者が対応致しますモグ。では良い旅をモグ」
サッチモは手早くメリットへの入星許可を得た。
流石に表立って『正義の味方です』とも言えないので、表向きはジャンク屋として振る舞っている。
詳細地図を受信したサッチモは、早速入星し、地図通り6番ポートへ向けエニグマの進路を取った。
「はぇー、上空から見たら綺麗に丸いんだな」
「ほんとだー、綺麗ですねぇ」
バンとリュカからそんな感想が漏れる。
あまりこういった景色を見慣れていない二人にはまじまじと見る上空図が新鮮であった。
属星『メリット』における、文明地帯は今サッチモ達が降り立つ丸い島国のみである。
島の中央部には巨大な森があり、主に海沿いにかつての獣人達は文明を築いていった形跡が見て取れた。
最も栄えているのは、時計で例えるならば2時の方角にある大都市『ジュドニー』であり、人々の9割はそこで生活をしている。
サッチモ達の目的であるファラク=ナカガワを探すにはそこに近い方が良いがエニグマが大きすぎるため、6番ポートへ案内されたのである。
この6番などの数字も、時計で例える場所にあるので、比較的旅行者にも分かりやすい例えにもなっている。
「見えたな。あそこだ」
「では皆さん、先の会議通りお願いしますね」
ミツバからの情報により、いくつかの獣人国のタブーを教育された全員は了解の返事をする。
そのタブーとはいくつかあるが抜粋すると
1,その容姿を馬鹿にしてはならない
2,他のパートナーに干渉をしない
3,何かトラブルになりそうな場合はフォース専用のユグド契約書を発行し、それに従う事
基本的にこの3つである。
最後以外は人間であれば常識的な事であるが、やはりそういった差別などが横行している現状があるのだろうと全員が認識していた。
6番ポートに近づいたエニグマは、そこで大手を振ってこちらを案内している1人の獣人が見えた。
その獣人の案内に従い指示された場所に艦を付け、サッチモ達はゾロゾロと船を降り、その獣人の前へ立った。
「ようこそお越し下さいまチュた。僕は受付の『カンバ』でチュ」
「よろしく、店長のサッチモだ」
特徴的な前歯に薄っすらと黄土色の毛並が見え隠れするカンバは鼠獣人である。
恭しくペコリと頭を下げたカンバに、好意の意を示すためサッチモは手を差し出す。
片腕しかないサッチモに少し驚いたカンバではあるが、左手に抱えた木版を持ち替え、その手をしっかりと握った。
「ハンガーを確認してもいいでチュか?」
「勿論だ。案内する」
サッチモだけが一緒に行けば良いのだが、特にする事もなかったので、再度全員でエニグマに戻る。
リュカなどは、そのテモテモと歩くカンバに興味津々であるが、失礼に当たるため少し我慢をしている。
「ワァアー! クライドンじゃないでチュかーぁ!」
ハンガーに1番近い所にあるマルセロのクライドンを見たカンバは少年のようなキラキラとした目で釘付けとなる。
「かっこいいでチュねー。僕、クライドンに目がないんでチュよー」
「お、分かるじゃぁねえかカンバちゃん。何ならよぉー、ちょっと触ってみっか?」
「え? いいんでチュか!?」
マルセロはガシっとガンバと肩を組み、提案する。
マルセロにとっては、自分の物を褒められる=マブダチなのである。
恐れ多いといったカンバではあるが、マルセロの心意気と好奇心に負け、ペタペタとクライドンの脚部を触りだした。
「キャーッ! カッコいいーッ! いいなぁ、僕、いつか自分のクライドンを組み立てるのが夢なんでチュよー。特にこのユング式の関節とか堪らないでチュねー」
手を祈るポーズにし、ピョコピョコと跳ねながら喜ぶカンバの姿に、思わず一同ニヤけそうになるのを我慢した。
我慢したが、あまりにその姿は可愛すぎた。
容姿を笑わないなどと言うタブーは、目の前の可愛さには勝てず、一同は破顔する。
ユング式という言葉に、メンディが「詳しいな」と思わず褒めると、カンバは得意気な顔で語りだした。
「そりゃ今のクライドンの礎なった型でチュからねー」
「ユング式の前に存在した型、2つ言えるか?」
「2つ? 舐めないで下さいでチュ。有名どころでチュと、ゴメス式にバンチ式、更には古くはモッカ式とセサル式がありまチュ」
「おお、凄いな君」
メンディもその辺りに造詣が深いので、そのカンバの知識には相当に驚かされた。
そして、語りだしたカンバは止まらない!
「最近だと解放軍の新型があると言う噂なんでチュよねぇ。更にはアールで作られたクリス式というのも出来たという話でチュが、なんか盗まれてしまったようで残念でチュ……ハッ!」
解放軍や盗まれたなどのフレーズが出た瞬間に、少し冷たい空気が走る。
サッチモ達は悟られないようにしていたが、カンバに伝わってしまったらしく、お互いに肝を冷してしまう。
「申し訳ありませんでチュ。喋りすぎてしまったみたいでチュ」
「い、いや、大丈夫だ。問題がなければ直ぐに出たいのだがいいか?」
「はい、問題無いでチュ。ただ、この契約書にサインをして欲しいでチュ」
そういうと、カンバはずっと持っていたA4サイズ程の木版をサッチモへ差し出した。
その木版こそ、フォース専用ユグド契約書『フェターク』である。
「では読み上げまチュ。
1つ、この星に不利益となる興行、契約を禁ずる
2つ、この星の破壊行為を禁ずる
3つ、その他惑星規範を逸脱する行為を禁ずる
上記に違反した場合、この星で得られた財産を没収し、収監が必要であれば勾留されることに同意すること。以上でチュ。何か質問はありまチュか?」
「いいや、特には無いな」
「ではここにサインをお願いするでチュ」
サッチモがその木版にサインをすると、フワっと木版は光輝きタバコの箱より少し小さめの木版に変化した。
カンバ以外の全員がその光景を始めた見たため、驚きの声が上がる。
「以上で入星完了となりまチュ」
一行は船を降りようとした時、そこに待ち受けていた獣人にカンバの顔色が急激に悪くなった。
「ニロイさん……」
「カンバ、あなたは契約書1つ交わすのにどれだけ時間をかけているのですか?」
「ごめんなさいでチュ。つい、お話に夢中にーー」
「言い訳するんじゃありません!」
言い終える前に赤い目をした獣人がカンバを殴りつけた。
ーーバシッ! バシッ!
「まったく、とんだ愚図だよお前は!」
「痛いでチュ! ごめんなさいニロイさん。許して下さいでチュ」
「おい、そこまでしなくてもいいだろ!」
「やめて、からちゃんが可哀想よ!」
見てられないと感じたバンとリュカは、ニロイを制止させる。
リュカはカンバの前で手を広げ守り、バンは即座に治療に当たっている。
殴りつける手を止めたニロイは、はぁとため息ついて、ゆっくりと彼等と対峙する。
「お客様、私のパートナーに干渉するのはタブーでございます。ご存知ありませんか?」
そう、バンとリュカの行為はタブーなのだ。
サッチモなどはそれがタブーに当たると判断し、見守るしかなかったのであった。
だが、それでもその行為を許すことは全員が出来なかった。
「ところでよぉー、ニロイさん? だっけか。あそこに飛んでる鳥ってよぉー、なんつー名前な訳?」
「は? 鳥で御座いますか?」
不意にマルセロがニロイの横に立ち、上空を指差す、そこには複数の鳥が飛んでおり、思わずニロイは困惑する。
「鳥と言いましても複数いますが……」
「だからよぉ、あそこのだよ! ほら、違う違う、もっと上の方」
「はぁ」と生返事をし、首を更に上げたニロイの下顎をマルセロは指差していた逆の手で綺麗に振り抜いた。
ーーバゴンッ! きゅうう
そのアッパーカットにより、ニロイは意識を現実から遠ざけられた。
ニカっと笑いながらサッチモ達に振り返ったマルセロは、ドヤ顔で言い切った。
「ダチに手を出す奴ならよぉ、干渉したっていいよなぁ?」
ミツバとサッチモは頭を抱えたが、心の中では良くやったとマルセロを褒めた。
「はいモグ、こちらメリット受付担当の『モグリン』が担当致しますモグ。入星許可モグね? では船のサイズと入星人数をお願いしますモグ」
「サイズは中大型級、人数は6名だ」
「中大型級モグ? かしこまりましたモグ。えー、中大型級のサイズですと2番ポートには止められないモグ。
6番ポートのみの受付となるモグので、そちらに向かって下さいモグ。ただいま地図を送信致しますモグ」
「了解した」
「はい、到着しましたら再度受付の者が対応致しますモグ。では良い旅をモグ」
サッチモは手早くメリットへの入星許可を得た。
流石に表立って『正義の味方です』とも言えないので、表向きはジャンク屋として振る舞っている。
詳細地図を受信したサッチモは、早速入星し、地図通り6番ポートへ向けエニグマの進路を取った。
「はぇー、上空から見たら綺麗に丸いんだな」
「ほんとだー、綺麗ですねぇ」
バンとリュカからそんな感想が漏れる。
あまりこういった景色を見慣れていない二人にはまじまじと見る上空図が新鮮であった。
属星『メリット』における、文明地帯は今サッチモ達が降り立つ丸い島国のみである。
島の中央部には巨大な森があり、主に海沿いにかつての獣人達は文明を築いていった形跡が見て取れた。
最も栄えているのは、時計で例えるならば2時の方角にある大都市『ジュドニー』であり、人々の9割はそこで生活をしている。
サッチモ達の目的であるファラク=ナカガワを探すにはそこに近い方が良いがエニグマが大きすぎるため、6番ポートへ案内されたのである。
この6番などの数字も、時計で例える場所にあるので、比較的旅行者にも分かりやすい例えにもなっている。
「見えたな。あそこだ」
「では皆さん、先の会議通りお願いしますね」
ミツバからの情報により、いくつかの獣人国のタブーを教育された全員は了解の返事をする。
そのタブーとはいくつかあるが抜粋すると
1,その容姿を馬鹿にしてはならない
2,他のパートナーに干渉をしない
3,何かトラブルになりそうな場合はフォース専用のユグド契約書を発行し、それに従う事
基本的にこの3つである。
最後以外は人間であれば常識的な事であるが、やはりそういった差別などが横行している現状があるのだろうと全員が認識していた。
6番ポートに近づいたエニグマは、そこで大手を振ってこちらを案内している1人の獣人が見えた。
その獣人の案内に従い指示された場所に艦を付け、サッチモ達はゾロゾロと船を降り、その獣人の前へ立った。
「ようこそお越し下さいまチュた。僕は受付の『カンバ』でチュ」
「よろしく、店長のサッチモだ」
特徴的な前歯に薄っすらと黄土色の毛並が見え隠れするカンバは鼠獣人である。
恭しくペコリと頭を下げたカンバに、好意の意を示すためサッチモは手を差し出す。
片腕しかないサッチモに少し驚いたカンバではあるが、左手に抱えた木版を持ち替え、その手をしっかりと握った。
「ハンガーを確認してもいいでチュか?」
「勿論だ。案内する」
サッチモだけが一緒に行けば良いのだが、特にする事もなかったので、再度全員でエニグマに戻る。
リュカなどは、そのテモテモと歩くカンバに興味津々であるが、失礼に当たるため少し我慢をしている。
「ワァアー! クライドンじゃないでチュかーぁ!」
ハンガーに1番近い所にあるマルセロのクライドンを見たカンバは少年のようなキラキラとした目で釘付けとなる。
「かっこいいでチュねー。僕、クライドンに目がないんでチュよー」
「お、分かるじゃぁねえかカンバちゃん。何ならよぉー、ちょっと触ってみっか?」
「え? いいんでチュか!?」
マルセロはガシっとガンバと肩を組み、提案する。
マルセロにとっては、自分の物を褒められる=マブダチなのである。
恐れ多いといったカンバではあるが、マルセロの心意気と好奇心に負け、ペタペタとクライドンの脚部を触りだした。
「キャーッ! カッコいいーッ! いいなぁ、僕、いつか自分のクライドンを組み立てるのが夢なんでチュよー。特にこのユング式の関節とか堪らないでチュねー」
手を祈るポーズにし、ピョコピョコと跳ねながら喜ぶカンバの姿に、思わず一同ニヤけそうになるのを我慢した。
我慢したが、あまりにその姿は可愛すぎた。
容姿を笑わないなどと言うタブーは、目の前の可愛さには勝てず、一同は破顔する。
ユング式という言葉に、メンディが「詳しいな」と思わず褒めると、カンバは得意気な顔で語りだした。
「そりゃ今のクライドンの礎なった型でチュからねー」
「ユング式の前に存在した型、2つ言えるか?」
「2つ? 舐めないで下さいでチュ。有名どころでチュと、ゴメス式にバンチ式、更には古くはモッカ式とセサル式がありまチュ」
「おお、凄いな君」
メンディもその辺りに造詣が深いので、そのカンバの知識には相当に驚かされた。
そして、語りだしたカンバは止まらない!
「最近だと解放軍の新型があると言う噂なんでチュよねぇ。更にはアールで作られたクリス式というのも出来たという話でチュが、なんか盗まれてしまったようで残念でチュ……ハッ!」
解放軍や盗まれたなどのフレーズが出た瞬間に、少し冷たい空気が走る。
サッチモ達は悟られないようにしていたが、カンバに伝わってしまったらしく、お互いに肝を冷してしまう。
「申し訳ありませんでチュ。喋りすぎてしまったみたいでチュ」
「い、いや、大丈夫だ。問題がなければ直ぐに出たいのだがいいか?」
「はい、問題無いでチュ。ただ、この契約書にサインをして欲しいでチュ」
そういうと、カンバはずっと持っていたA4サイズ程の木版をサッチモへ差し出した。
その木版こそ、フォース専用ユグド契約書『フェターク』である。
「では読み上げまチュ。
1つ、この星に不利益となる興行、契約を禁ずる
2つ、この星の破壊行為を禁ずる
3つ、その他惑星規範を逸脱する行為を禁ずる
上記に違反した場合、この星で得られた財産を没収し、収監が必要であれば勾留されることに同意すること。以上でチュ。何か質問はありまチュか?」
「いいや、特には無いな」
「ではここにサインをお願いするでチュ」
サッチモがその木版にサインをすると、フワっと木版は光輝きタバコの箱より少し小さめの木版に変化した。
カンバ以外の全員がその光景を始めた見たため、驚きの声が上がる。
「以上で入星完了となりまチュ」
一行は船を降りようとした時、そこに待ち受けていた獣人にカンバの顔色が急激に悪くなった。
「ニロイさん……」
「カンバ、あなたは契約書1つ交わすのにどれだけ時間をかけているのですか?」
「ごめんなさいでチュ。つい、お話に夢中にーー」
「言い訳するんじゃありません!」
言い終える前に赤い目をした獣人がカンバを殴りつけた。
ーーバシッ! バシッ!
「まったく、とんだ愚図だよお前は!」
「痛いでチュ! ごめんなさいニロイさん。許して下さいでチュ」
「おい、そこまでしなくてもいいだろ!」
「やめて、からちゃんが可哀想よ!」
見てられないと感じたバンとリュカは、ニロイを制止させる。
リュカはカンバの前で手を広げ守り、バンは即座に治療に当たっている。
殴りつける手を止めたニロイは、はぁとため息ついて、ゆっくりと彼等と対峙する。
「お客様、私のパートナーに干渉するのはタブーでございます。ご存知ありませんか?」
そう、バンとリュカの行為はタブーなのだ。
サッチモなどはそれがタブーに当たると判断し、見守るしかなかったのであった。
だが、それでもその行為を許すことは全員が出来なかった。
「ところでよぉー、ニロイさん? だっけか。あそこに飛んでる鳥ってよぉー、なんつー名前な訳?」
「は? 鳥で御座いますか?」
不意にマルセロがニロイの横に立ち、上空を指差す、そこには複数の鳥が飛んでおり、思わずニロイは困惑する。
「鳥と言いましても複数いますが……」
「だからよぉ、あそこのだよ! ほら、違う違う、もっと上の方」
「はぁ」と生返事をし、首を更に上げたニロイの下顎をマルセロは指差していた逆の手で綺麗に振り抜いた。
ーーバゴンッ! きゅうう
そのアッパーカットにより、ニロイは意識を現実から遠ざけられた。
ニカっと笑いながらサッチモ達に振り返ったマルセロは、ドヤ顔で言い切った。
「ダチに手を出す奴ならよぉ、干渉したっていいよなぁ?」
ミツバとサッチモは頭を抱えたが、心の中では良くやったとマルセロを褒めた。
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