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第1章 無人島で遭難
2・決意
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どのくらいの時間、山の頂上でぼーっと海と空を見ながら座り込んでいただろうか。
あの嵐から助かったのに、無人島に流れ着いてしまった。
そのショックで俺は何も考えられない状態になっていた。
――カンカン
「……?」
石と石がぶつかり合う音が聞こえてきた。
音の方を見ると、ケイトが必死に枝の束の上で石と石を叩いている姿があった。
何をしているんだろう。
「……ケイト、何しているの?」
「火をおこそうと思っています」
「火……?」
火打ち石みたいに火花を落とそうにしているのか。
けど、ケイトが叩いているのは普通の石と石だ。
あれじゃあ火花はおきない。
「はいっ、火は生きる為に必要なんです……お嬢様、希望を捨ててはいけません」
「……希……望」
「旦那様と奥様にはヨッセル様がついておられますから、必ず生きておられます。そして、お嬢様の捜索を……あっ!」
ケイトが叩いていた石が砕けてしまった。
「っ…………お嬢様を捜索をしておられます、必ずこの島から出る事が出来ます。ですから、希望を捨ててはいけません!」
ケイトは別の石を拾い、再び叩き始めた。
手を見るとじんわりと血がにじみ出て来ている。
それでも石を叩くのを辞めようとはしなかった。
精神年齢的に言えば20歳も年下のケイトがこんなにも頑張って、俺を励ましてくれているというのに俺はなにをしているんだ。
情けない……実に情けない。
ここは率先して立ち上がるべきところだろ!
「……ケイト、普通の石と石を叩いても火はつかないわ」
「え? しかし、屋敷ではこうやって……」
「火打ち石っていうのは、鉄分を含んだ石か鉄を叩いて火花を起こしているの。だから、その辺に落ちているただの石だと火花は起きないわ」
「そうなのですか?」
「うん。ケイト、護身用のナイフは持っていたわよね?」
「はい、持っています」
ケイトは太ももから果物ナイフ位の小さなナイフを取り出した。
うーん、これだと石で叩くのは良くないな。
火花が駄目となれば摩擦で火をおこすしかない。
「こっちに来てくれる?」
「あ、はい」
俺はケイトを連れて森の中へ入って行った。
向かった先は、山を登っている時に見かけたとある木だ。
「……これは」
「寄生植物に水分と栄養を吸われて、カラカラに乾いた木よ。火おこしは乾いた木材や枯葉を使うの。だから、この乾いた木がうってつけというワケ」
「なるほど……」
当たり前だが、水で濡れていると火がつかない。
ケイトが集めていた枝は生木ぽかった。
「私はナイフで木の皮を剥ぐから、ケイトは枝を集めてくれる?」
「お嬢様、刃物を扱うのは危険です」
子供扱いをしないでほしいな。
……いや、子供か。
「私の身長だと枝に届かないわ。ナイフは気を付けて扱うから、ね?」
「……わかりました」
しぶしぶ渡されたナイフを受け取り、木の皮と絡まっていた頑丈な蔓を採取した。
さて、木と木を擦り合わせて火をおこす方法はたくさんある。
棒を両手で挟んで回転させるきりもみ式。
弓を作って、弓の紐に棒を巻き付けて前後に動かし回転させるゆみぎり式。
棒の上に紐を取り付け、その紐を横木に両端を結んでから横木を上下させて回転させるまいぎり式。
棒に紐を巻いて交互に引っ張り、回転させるひもぎり式。
きりもみ式は素人だとかなり難しいらしい。
まいぎり式はうまく作れるか自信がない。
となれば、ゆみぎり式かひもぎり式だけど……2人いるし、ひもぎり式をやってみよう。
「ひもぎり式で火をおこすわ」
「ひもぎり式……?」
まずは木の棒の上を押さえる為に、太い枝の真ん中辺りに木の棒がはまる様に窪みを掘る。
次に別の太い木の枝にも深さは2~3mmくらいの窪みを掘って、その窪みの横を被せる様にVの字の切れ込みを入れる。
窪みは成功しようが失敗しようが1回しか使えないから、5カ所くらい窪みを掘る。
木の棒の方も両端を少し削って擦りやすいようにしておく。
「………………これで、よし。後は切れ込みを入れた太い枝の下に、採って来た樹皮を軽く揉んで砕いた物を火口に敷くと……」
「……お嬢様、随分と手慣れてますね」
「まぁ動画を何十回も見たからね」
「ドウガ……?」
「あっ」
しまった、この世界には動画なんて物はない!
誤魔化さないと!
「ド……ドーガの冒険記に書いてあったのよ!」
「ドーガ? わたくしは知りませんが……」
「か、かなりマイナーな本だからね! お父様が持っていたのを何回も読んだの!」
これで誤魔化せたかな。
「……流石、お嬢様! 本に書かれていたのを実践するなんてすごいです!」
ふぅ、何とか誤魔化せたようだ。
「ま、まあね。さっ火をおこすのを手伝って」
「はい!」
木の棒に蔓を巻き付けて、垂直に立てて窪みにセット。
そして、木の棒の上に窪みを掘った枝をかぶせて準備完了だ。
「ケイト、この蔓の端を両手に持って交互に引っ張って木の棒を回転させてくれない? 私は上の枝を抑えるから」
「わかりました。では、いきます」
ケイトはゆっくりと蔓を交互に引っ張って木の棒を回転させた。
うん、これなら多分大丈夫だろう。
「ケイト、もっと早く動かして」
「はい!」
ケイトは蔓を引く速度を上げた。
シャコシャコと音を立てながら木の棒が高速で回転し始めた。
「「あっ!」」
俺の押さえつけが弱かったのか、木の棒が窪みから外れてしまった。
けど、窪みが黒くなっているという事は摩擦は起きている証拠だ。
このまま続ければ火がつくはず。
「申し訳ありません」
ケイトがしょんぼりとしている。
「謝る事なんてないわ、1回で成功する物じゃないもの。気にしないで次に行きましょ」
俺とケイトは何度も必死に木の棒を回した。
しかし、焦げる所まではいくものの火種は出てこない。
掘った窪みも後1カ所のみ……たのむ……出てくれ。
「ふぅ……いきます!」
ケイトは全力で蔓を引っ張った。
「んっ!!」
俺も木の棒がズレない様、回転が止まらない様に気を付けながら必死に押さえつけてた。
「っ! お嬢様!」
ケイトの声に窪みを見るとすーっと煙が上がってきた。
来た来た来た来た!
「ケイト! 棒を外して!」
「はいっ!」
ケイトが木の棒を外した。
窪みの中を見ると、うっすらと赤く光る物があった。
「っ火種だ!」
俺は急いで火種に砕いた樹皮で包み、優しく息を吹きかけた。
「ふぅ~ふぅ~ふぅ~ふぅ~」
すると煙の量が増えて行き、樹皮がパチパチと燃え始めた。
「お嬢様! 火が!」
「うん!」
俺は急いで燃え出した樹皮に細い枝をのせ、更に息を吹きかけた。
小さかった火種が枝を燃やし、大きく燃え上がった。
成功だ! 火をおこせたぞ!
「やった! やったわ!」
「やりましたね! お嬢様!」
ケイトと力を合わせて、何もない無人島で火をつけることが出来た。
現実世界で覚えたサバイバル術はこの世界でも使える。
なら、俺の知識でこの無人島を生き抜いてやる!
救助隊が来るその日まで!
あの嵐から助かったのに、無人島に流れ着いてしまった。
そのショックで俺は何も考えられない状態になっていた。
――カンカン
「……?」
石と石がぶつかり合う音が聞こえてきた。
音の方を見ると、ケイトが必死に枝の束の上で石と石を叩いている姿があった。
何をしているんだろう。
「……ケイト、何しているの?」
「火をおこそうと思っています」
「火……?」
火打ち石みたいに火花を落とそうにしているのか。
けど、ケイトが叩いているのは普通の石と石だ。
あれじゃあ火花はおきない。
「はいっ、火は生きる為に必要なんです……お嬢様、希望を捨ててはいけません」
「……希……望」
「旦那様と奥様にはヨッセル様がついておられますから、必ず生きておられます。そして、お嬢様の捜索を……あっ!」
ケイトが叩いていた石が砕けてしまった。
「っ…………お嬢様を捜索をしておられます、必ずこの島から出る事が出来ます。ですから、希望を捨ててはいけません!」
ケイトは別の石を拾い、再び叩き始めた。
手を見るとじんわりと血がにじみ出て来ている。
それでも石を叩くのを辞めようとはしなかった。
精神年齢的に言えば20歳も年下のケイトがこんなにも頑張って、俺を励ましてくれているというのに俺はなにをしているんだ。
情けない……実に情けない。
ここは率先して立ち上がるべきところだろ!
「……ケイト、普通の石と石を叩いても火はつかないわ」
「え? しかし、屋敷ではこうやって……」
「火打ち石っていうのは、鉄分を含んだ石か鉄を叩いて火花を起こしているの。だから、その辺に落ちているただの石だと火花は起きないわ」
「そうなのですか?」
「うん。ケイト、護身用のナイフは持っていたわよね?」
「はい、持っています」
ケイトは太ももから果物ナイフ位の小さなナイフを取り出した。
うーん、これだと石で叩くのは良くないな。
火花が駄目となれば摩擦で火をおこすしかない。
「こっちに来てくれる?」
「あ、はい」
俺はケイトを連れて森の中へ入って行った。
向かった先は、山を登っている時に見かけたとある木だ。
「……これは」
「寄生植物に水分と栄養を吸われて、カラカラに乾いた木よ。火おこしは乾いた木材や枯葉を使うの。だから、この乾いた木がうってつけというワケ」
「なるほど……」
当たり前だが、水で濡れていると火がつかない。
ケイトが集めていた枝は生木ぽかった。
「私はナイフで木の皮を剥ぐから、ケイトは枝を集めてくれる?」
「お嬢様、刃物を扱うのは危険です」
子供扱いをしないでほしいな。
……いや、子供か。
「私の身長だと枝に届かないわ。ナイフは気を付けて扱うから、ね?」
「……わかりました」
しぶしぶ渡されたナイフを受け取り、木の皮と絡まっていた頑丈な蔓を採取した。
さて、木と木を擦り合わせて火をおこす方法はたくさんある。
棒を両手で挟んで回転させるきりもみ式。
弓を作って、弓の紐に棒を巻き付けて前後に動かし回転させるゆみぎり式。
棒の上に紐を取り付け、その紐を横木に両端を結んでから横木を上下させて回転させるまいぎり式。
棒に紐を巻いて交互に引っ張り、回転させるひもぎり式。
きりもみ式は素人だとかなり難しいらしい。
まいぎり式はうまく作れるか自信がない。
となれば、ゆみぎり式かひもぎり式だけど……2人いるし、ひもぎり式をやってみよう。
「ひもぎり式で火をおこすわ」
「ひもぎり式……?」
まずは木の棒の上を押さえる為に、太い枝の真ん中辺りに木の棒がはまる様に窪みを掘る。
次に別の太い木の枝にも深さは2~3mmくらいの窪みを掘って、その窪みの横を被せる様にVの字の切れ込みを入れる。
窪みは成功しようが失敗しようが1回しか使えないから、5カ所くらい窪みを掘る。
木の棒の方も両端を少し削って擦りやすいようにしておく。
「………………これで、よし。後は切れ込みを入れた太い枝の下に、採って来た樹皮を軽く揉んで砕いた物を火口に敷くと……」
「……お嬢様、随分と手慣れてますね」
「まぁ動画を何十回も見たからね」
「ドウガ……?」
「あっ」
しまった、この世界には動画なんて物はない!
誤魔化さないと!
「ド……ドーガの冒険記に書いてあったのよ!」
「ドーガ? わたくしは知りませんが……」
「か、かなりマイナーな本だからね! お父様が持っていたのを何回も読んだの!」
これで誤魔化せたかな。
「……流石、お嬢様! 本に書かれていたのを実践するなんてすごいです!」
ふぅ、何とか誤魔化せたようだ。
「ま、まあね。さっ火をおこすのを手伝って」
「はい!」
木の棒に蔓を巻き付けて、垂直に立てて窪みにセット。
そして、木の棒の上に窪みを掘った枝をかぶせて準備完了だ。
「ケイト、この蔓の端を両手に持って交互に引っ張って木の棒を回転させてくれない? 私は上の枝を抑えるから」
「わかりました。では、いきます」
ケイトはゆっくりと蔓を交互に引っ張って木の棒を回転させた。
うん、これなら多分大丈夫だろう。
「ケイト、もっと早く動かして」
「はい!」
ケイトは蔓を引く速度を上げた。
シャコシャコと音を立てながら木の棒が高速で回転し始めた。
「「あっ!」」
俺の押さえつけが弱かったのか、木の棒が窪みから外れてしまった。
けど、窪みが黒くなっているという事は摩擦は起きている証拠だ。
このまま続ければ火がつくはず。
「申し訳ありません」
ケイトがしょんぼりとしている。
「謝る事なんてないわ、1回で成功する物じゃないもの。気にしないで次に行きましょ」
俺とケイトは何度も必死に木の棒を回した。
しかし、焦げる所まではいくものの火種は出てこない。
掘った窪みも後1カ所のみ……たのむ……出てくれ。
「ふぅ……いきます!」
ケイトは全力で蔓を引っ張った。
「んっ!!」
俺も木の棒がズレない様、回転が止まらない様に気を付けながら必死に押さえつけてた。
「っ! お嬢様!」
ケイトの声に窪みを見るとすーっと煙が上がってきた。
来た来た来た来た!
「ケイト! 棒を外して!」
「はいっ!」
ケイトが木の棒を外した。
窪みの中を見ると、うっすらと赤く光る物があった。
「っ火種だ!」
俺は急いで火種に砕いた樹皮で包み、優しく息を吹きかけた。
「ふぅ~ふぅ~ふぅ~ふぅ~」
すると煙の量が増えて行き、樹皮がパチパチと燃え始めた。
「お嬢様! 火が!」
「うん!」
俺は急いで燃え出した樹皮に細い枝をのせ、更に息を吹きかけた。
小さかった火種が枝を燃やし、大きく燃え上がった。
成功だ! 火をおこせたぞ!
「やった! やったわ!」
「やりましたね! お嬢様!」
ケイトと力を合わせて、何もない無人島で火をつけることが出来た。
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