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9章 奴を捕まえろ!
7、猪鹿蝶の命
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アリサに絡まっている蔓を切り救出。
まさか、1日で同じ事を2度もするとは思いもしなかった。
「ふぃ~、助かったよ~……」
さて、アリサも助けたし本命の方だ。
僕は蔓に絡まっている猪鹿蝶の傍へと寄った。
『ブフッ! ブフッ!』
僕の姿を見た猪鹿蝶は逃げようとしているのか、またジタバタと動き始めた。
暴れたら暴れるだけ蔓が絡むっていうのに……。
えと、まずは止めを刺さして……いや、先に両足を縛って動けなくするのが先か?
つか止めを刺すってどうすればいいんだ?
鱗を使って心臓を突く? 首を切る? 石で頭を殴る?
「…………」
わ、わからん。
獲れた獲物をどうすればいいのかわからん。
サバイバル動画で猪を捕まえて解体している動画はあったけどグロくて見るのを避けていたんだよな。
ここに来て避けていた事が裏目になるとは。
「? ちょっと、リョー。どうしたのよ」
固まってしまっている僕の姿にアリサは不思議そうに声をかけて来た。
「えと……その……」
ここは素直にわからないというべきだな。
率先して捕まえようと言っていたくせに、この体たらくは恥ずかしいけど……。
「ど、どうやって解体するか、アリサ……さんは知ってる?」
「ん? うん、手伝いをしてたから、知ってるけど……え、もしかしてリョー、解体した事ないの? 猪鹿蝶はともかく、よく似た動物は、リョーの世界でもいるでしょ?」
いるけど、狩猟なんてやった事ないっての。
「い、いるけど……こういうのは専門の人がやってて、僕はやった事が無いんだよ……」
「へぇ~そうなんだ……じゃあ、うちが教える番、だね!」
なんで、そんなに嬉しそうなんだろ。
肉が食べられるからかな。
「じゃあまず、動きを止める為に、両足を……って、この状態だと、しなくてもいいか」
アリサが蔓に絡まっている猪鹿蝶の斜め横に立った。
猪鹿蝶の胸あたりをじっと見つめたまま、片足をあげた。
これは、もしかして……。
「――っ!」
アリサが勢いよく蹴りを放った。
『ピギィイイイイイイイイイイイ!』
「ひっ!」
アリサの足の爪が猪鹿蝶の胸に深く刺さり、猪鹿蝶はひときわ大きい悲鳴をあげた。
そして、悲鳴がなくなり猪鹿蝶はぐったりとしてしまった。
「あなたの命、いただくわね」
そう言うとアリサは猪鹿蝶の胸から爪を抜いた。
すると傷口から血がドクドクと流れて来た。
「リョー、血抜きをするから、手伝って」
「あ、うん」
蔓を切り、傷口が下になる様にアリサと一緒に猪鹿蝶を持ち上げた。
その状態でアリサは猪鹿蝶の足を動かしたり、体を押してたりしてどんどん血を抜いて行った。
「ふぅ~……こんな、もんかな。血抜きをしておかないと、臭くてクセのある肉質になっちゃうから、大事な作業の一つなんだよ」
なるほど、だから血抜き作業をやるのか。
「次は、洗浄ね。猪鹿蝶の毛皮についた、泥とかを洗い洗い流さないと」
「洗浄……という事は……」
「さ、沢まで、頑張りましょう!」
やっぱりそうなるよね。
まぁでも仕方ない事だし頑張るか。
「よいしょっと!」
僕は猪鹿蝶を背負い、沢の方まで歩き始めた。
「ぜぇー……ぜぇー……」
この猪鹿蝶、何キロあるんだろう。
沢まで到着するのに結構時間がかかってしまった。
「そのまま沢の中、落として、洗うから」
「う、うん……よっとっ」
言われた通り、僕は猪鹿蝶を沢の中に置いた。
「こ、これでいいか……なっ!?」
振り向くとアリサが服を脱いでいた。
驚いた僕は即正面へと剥きなおした。
「どっどうして服を脱ぐのさ!?」
「どうしてって、ベトベトのまま、嫌じゃない。リョーも、洗った方が良いよ」
「え? あっ」
猪鹿蝶を背負っていた背中が確かにベトベト。
確かに洗わないといけないけど、一言ほしかったよ!
体と服を洗い終わった僕とアリサは、沢の水でわしゃわしゃと猪鹿蝶を洗い始めた。
「よし、綺麗になった。解体、始めるわね……腹側の表面だけ、切っていって……」
アリサは器用に足の爪を動かして、胸からお腹へと一文字に切り開いて行った。
「内臓、傷付けない様に気を付けて、皮と脂肪だけ、撫でるように切って……肋骨を広げる」
アリサがグイッと切った部分を広げた。
「――うぐっ!」
僕は開かれた内臓を見た瞬間、口を押さえて目を背けてしまった。
魚は平気だけれど動物となるときつい……。
「ありゃ。その感じだと、これ以上見ない方が、いいかもね。じゃあ、火を起こしてくれない? 内臓、腐りやすいから、先に食べないといけないし」
「う、うん……わかった……」
はぁー……なんか情けない。
アリサの作業を横目に見つつ、火おこしの作業に取り掛かった。
僕が火おこしをしている間も、アリサの猪鹿蝶解体ショーは進んでいく。
開いた場所から、猪鹿蝶の内臓を取り出して沢の中に沈めて腹に溜まった血を洗い流している。
それが終わると、今度は内臓を部位に分けて切り取り始めた。
「食べられるのは、心臓、内臓包んでいる網、肝臓に……腸は……無人島だと、臭み獲れないし、諦めるか……」
あんなに躊躇なしで触れるの本当にすごいな。
もしかしたら、今後も捕まえる事があるかもしれないだろうし慣れておかないといけないよな……。
「ん~……こんな、もんかな…………はい、リョーよろしくね」
葉っぱの上に乗せられた内臓を手渡された。
「……」
「ん? どう、したの?」
「あっいや、なんでもない、なんでもない」
部位ごとに店で売られて売るのを見ているせいだろうか。
こうやって綺麗に並べられてあると、さっきみたいに気分が全然悪くならない。
むしろこれでレバニラ食いてぇーと思ったくらいだ。
やっぱり見た目って大事だな。
まさか、1日で同じ事を2度もするとは思いもしなかった。
「ふぃ~、助かったよ~……」
さて、アリサも助けたし本命の方だ。
僕は蔓に絡まっている猪鹿蝶の傍へと寄った。
『ブフッ! ブフッ!』
僕の姿を見た猪鹿蝶は逃げようとしているのか、またジタバタと動き始めた。
暴れたら暴れるだけ蔓が絡むっていうのに……。
えと、まずは止めを刺さして……いや、先に両足を縛って動けなくするのが先か?
つか止めを刺すってどうすればいいんだ?
鱗を使って心臓を突く? 首を切る? 石で頭を殴る?
「…………」
わ、わからん。
獲れた獲物をどうすればいいのかわからん。
サバイバル動画で猪を捕まえて解体している動画はあったけどグロくて見るのを避けていたんだよな。
ここに来て避けていた事が裏目になるとは。
「? ちょっと、リョー。どうしたのよ」
固まってしまっている僕の姿にアリサは不思議そうに声をかけて来た。
「えと……その……」
ここは素直にわからないというべきだな。
率先して捕まえようと言っていたくせに、この体たらくは恥ずかしいけど……。
「ど、どうやって解体するか、アリサ……さんは知ってる?」
「ん? うん、手伝いをしてたから、知ってるけど……え、もしかしてリョー、解体した事ないの? 猪鹿蝶はともかく、よく似た動物は、リョーの世界でもいるでしょ?」
いるけど、狩猟なんてやった事ないっての。
「い、いるけど……こういうのは専門の人がやってて、僕はやった事が無いんだよ……」
「へぇ~そうなんだ……じゃあ、うちが教える番、だね!」
なんで、そんなに嬉しそうなんだろ。
肉が食べられるからかな。
「じゃあまず、動きを止める為に、両足を……って、この状態だと、しなくてもいいか」
アリサが蔓に絡まっている猪鹿蝶の斜め横に立った。
猪鹿蝶の胸あたりをじっと見つめたまま、片足をあげた。
これは、もしかして……。
「――っ!」
アリサが勢いよく蹴りを放った。
『ピギィイイイイイイイイイイイ!』
「ひっ!」
アリサの足の爪が猪鹿蝶の胸に深く刺さり、猪鹿蝶はひときわ大きい悲鳴をあげた。
そして、悲鳴がなくなり猪鹿蝶はぐったりとしてしまった。
「あなたの命、いただくわね」
そう言うとアリサは猪鹿蝶の胸から爪を抜いた。
すると傷口から血がドクドクと流れて来た。
「リョー、血抜きをするから、手伝って」
「あ、うん」
蔓を切り、傷口が下になる様にアリサと一緒に猪鹿蝶を持ち上げた。
その状態でアリサは猪鹿蝶の足を動かしたり、体を押してたりしてどんどん血を抜いて行った。
「ふぅ~……こんな、もんかな。血抜きをしておかないと、臭くてクセのある肉質になっちゃうから、大事な作業の一つなんだよ」
なるほど、だから血抜き作業をやるのか。
「次は、洗浄ね。猪鹿蝶の毛皮についた、泥とかを洗い洗い流さないと」
「洗浄……という事は……」
「さ、沢まで、頑張りましょう!」
やっぱりそうなるよね。
まぁでも仕方ない事だし頑張るか。
「よいしょっと!」
僕は猪鹿蝶を背負い、沢の方まで歩き始めた。
「ぜぇー……ぜぇー……」
この猪鹿蝶、何キロあるんだろう。
沢まで到着するのに結構時間がかかってしまった。
「そのまま沢の中、落として、洗うから」
「う、うん……よっとっ」
言われた通り、僕は猪鹿蝶を沢の中に置いた。
「こ、これでいいか……なっ!?」
振り向くとアリサが服を脱いでいた。
驚いた僕は即正面へと剥きなおした。
「どっどうして服を脱ぐのさ!?」
「どうしてって、ベトベトのまま、嫌じゃない。リョーも、洗った方が良いよ」
「え? あっ」
猪鹿蝶を背負っていた背中が確かにベトベト。
確かに洗わないといけないけど、一言ほしかったよ!
体と服を洗い終わった僕とアリサは、沢の水でわしゃわしゃと猪鹿蝶を洗い始めた。
「よし、綺麗になった。解体、始めるわね……腹側の表面だけ、切っていって……」
アリサは器用に足の爪を動かして、胸からお腹へと一文字に切り開いて行った。
「内臓、傷付けない様に気を付けて、皮と脂肪だけ、撫でるように切って……肋骨を広げる」
アリサがグイッと切った部分を広げた。
「――うぐっ!」
僕は開かれた内臓を見た瞬間、口を押さえて目を背けてしまった。
魚は平気だけれど動物となるときつい……。
「ありゃ。その感じだと、これ以上見ない方が、いいかもね。じゃあ、火を起こしてくれない? 内臓、腐りやすいから、先に食べないといけないし」
「う、うん……わかった……」
はぁー……なんか情けない。
アリサの作業を横目に見つつ、火おこしの作業に取り掛かった。
僕が火おこしをしている間も、アリサの猪鹿蝶解体ショーは進んでいく。
開いた場所から、猪鹿蝶の内臓を取り出して沢の中に沈めて腹に溜まった血を洗い流している。
それが終わると、今度は内臓を部位に分けて切り取り始めた。
「食べられるのは、心臓、内臓包んでいる網、肝臓に……腸は……無人島だと、臭み獲れないし、諦めるか……」
あんなに躊躇なしで触れるの本当にすごいな。
もしかしたら、今後も捕まえる事があるかもしれないだろうし慣れておかないといけないよな……。
「ん~……こんな、もんかな…………はい、リョーよろしくね」
葉っぱの上に乗せられた内臓を手渡された。
「……」
「ん? どう、したの?」
「あっいや、なんでもない、なんでもない」
部位ごとに店で売られて売るのを見ているせいだろうか。
こうやって綺麗に並べられてあると、さっきみたいに気分が全然悪くならない。
むしろこれでレバニラ食いてぇーと思ったくらいだ。
やっぱり見た目って大事だな。
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