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12章 二人の発生と消滅
コレットの書~発生・2~
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カルロスさんも現役だったら、カルロフさんみたいに重厚な鎧を着てここにいたのかしら。
……先にカルロスさんを見ていたせいか、カルロフさんのきちっとしている鎧姿がすごい違和感。
「ゴホン。では、この不肖カルロフ・レガイタスが今回の依頼の内容を説明します! よろしくお願い致します!」
それにしても大きな声、屋外ならともかく屋内でそんな大声を出さなくてもいいじゃない。
口調からしても性格が何か堅そうな感じがするし、私の苦手なタイプかも。
「各班は手渡された地図に描かれた円の範囲を捜索、ジャイアントスネークを見つけ次第討伐! 以上であります!」
短っ! しかも、内容はグレイさんから聞いていた事だし。
それってわざわざ注目させて言う事なのかしら。
「何かご質問等はございますか!? ……無いようですので、これにて終わるであります! 各自たのみましたぞ!」
他の冒険者さんたちが一斉に立ち上がって動き始めた。
けど、同時に入り口に行ったせいで詰まってる。
「ありゃあしばらく出られないな、少し待つとしよう」
「そうですね」
「うっス」
そうだ、今のうちにケビンさんのプレートの事を話しておこう。
「グレイさん、これを見てほしいんです。昨日、遺跡で見つけました」
「ん? 冒険者のプレートがどうかし……っ! これはケビンの!? ――っコレット!」
「あいた!」
グレイさんが私の肩を力いっぱい掴んできた。
あれ? この状況は……まさか……。
「遺跡のどの辺りで拾ったんだ!?」
ぎゃあああああああああああああ!
やっぱり、体を前後に揺らしてきたあああ!
「いいいいますからあああ! ははは放してくくくくださいいいいいい!」
グレイの力でそれをやられると、首の骨が折れそうなんだってば!
「先輩! ストップ! コレットさんが死んじゃうっスよ!」
「――あ。すまん、取り乱した……」
……助かった~。
マークさんが止めてくれて良かった。
「いっ、いえ。ふぅ……え~と、拾ったのは私がゾンビに襲われた場所なんです」
「あんな所に? そんな馬鹿な、あの辺りは何回も探索したぞ」
そこなのよね。
グレイさんは長い間、遺跡を捜索しているのに見逃していたなんてありえない。
「となると、考えられるとすれば。ここ数日遺跡内が荒れに荒れた影響で出て来たか、モンスターか動物かが何処からか拾って来たか。うーん……今すぐにでも、その落ちていた場所を調べに行きたいが……」
グレイさんが、机の上にあるジャイアントスネークの絵を悔しそうに見てる。
その気持ちわかります……私もそうだもの。
「さすがにジャイアントスネークをほってはおけない。遺跡に行くのは、この件が片付いてからだな」
「そうですね……」
人が襲われる可能性がある以上、こっちが最優先。
もう~タイミングが悪いな~。
「あのーそのプレートがどうかしたっスか?」
私達にとっては重要なプレートだけど、マークさんにとってはただのプレートだから不思議そうにしている。当然と言えば当然よね。
「このプレートはですね――」
「――グレイ殿!」
……また、でかい声に遮られた。
「何だよ、カルロフちゃん」
ブッ! まさかの兄弟そろってちゃん付け!?
「その呼び方は止めろと何度も言っているでないか!」
何だ、グレイさんが面白がって言っていただけか。
「ゴホン! それより今回の件、私に押し付けただろ?」
あ~やっぱりそうだったんだ。
「……何の事か俺にはわからんな」
だったらグレイさん、何で目線を横にずらしているんですか。
「とぼけるな! 今のリリクスに四つ星冒険者はお前しかいない! この話が行かないわけがないだろう! せっかく休養を兼ねて父上と母上に会う為里帰りしたのに、これでは意味がないではないか!」
「お兄ちゃんの事を忘れてるぞ」
「あんな奴は兄ではない、顔も見たくないわ!」
そう言っても、鏡を見たら嫌でも見る事になるよね。
だって、同じ顔だし。
「それとだ、先ほどから何やら話しているようだが……まさか、サボる算段をしていたのではあるまいな?」
なっ!
「はあ? そんな話してねぇよ!」
「ふん。貴様の事だ、信用ならん。貴様等を監視する様にギルドと話してくる」
ちょっと何よ、この人!
「待ってください! 私達はそんな話をしていません!」
「俺にもよくわからないっスけど、サボる様な話をしてない事はわかるっス!」
「ほう、では何の話……をっ!!」
「?」
どうしたんだろう、急にカルロフさんの顔が赤く染まっちゃった。
熱でも出たのかしら?
「……おっお嬢さん、お名前は……?」
「え?」
周りに女の人はいないし、という事は聞かれたのは私?
何で、いきなり名前を聞いて来たんだろう。
「あの、コレットと言いますけど……」
「……コレット殿……良い名前だ」
「はあ……」
これは、どういう状況かしら。
「おっと、失礼。自己紹介がまだでしたな。私の名前はカルロフ・レガイタスと申します」
知っています。
さっき大声で言っていましたし、グレイさんからも聞きましたし。
「それで、何のお話をしていたのですかな? 是非、あなたのお口から聞きたいです」
――ゾワッ!
何!? 何か寒気がした!
「えと、あの、その、話していたのは――」
※
「――という訳、なんです……」
一通りケビンさんの事を話したけど……。
「ぽー……」
話している時、ずっと私の方を見続けてぽけ~としていた。
何なのよ、一体。
「あの、私の話を聞いてました?」
「ハッ! 無論です、一字一句聞き漏らさずに聞いていましたとも!」
「……ならいいんですけど」
本当かしら。
「んん、事情は分かりました! 実に素晴らしい! よろしい、不肖ながらこのカルロフ・レガイタス。コレット殿の為にケビン殿を探すお手伝いをします! さあ、共に遺跡に行きましょう! 今すぐに!」
「はいっ!?」
今すぐって、また何を言い出すのよ! この人は!?
……先にカルロスさんを見ていたせいか、カルロフさんのきちっとしている鎧姿がすごい違和感。
「ゴホン。では、この不肖カルロフ・レガイタスが今回の依頼の内容を説明します! よろしくお願い致します!」
それにしても大きな声、屋外ならともかく屋内でそんな大声を出さなくてもいいじゃない。
口調からしても性格が何か堅そうな感じがするし、私の苦手なタイプかも。
「各班は手渡された地図に描かれた円の範囲を捜索、ジャイアントスネークを見つけ次第討伐! 以上であります!」
短っ! しかも、内容はグレイさんから聞いていた事だし。
それってわざわざ注目させて言う事なのかしら。
「何かご質問等はございますか!? ……無いようですので、これにて終わるであります! 各自たのみましたぞ!」
他の冒険者さんたちが一斉に立ち上がって動き始めた。
けど、同時に入り口に行ったせいで詰まってる。
「ありゃあしばらく出られないな、少し待つとしよう」
「そうですね」
「うっス」
そうだ、今のうちにケビンさんのプレートの事を話しておこう。
「グレイさん、これを見てほしいんです。昨日、遺跡で見つけました」
「ん? 冒険者のプレートがどうかし……っ! これはケビンの!? ――っコレット!」
「あいた!」
グレイさんが私の肩を力いっぱい掴んできた。
あれ? この状況は……まさか……。
「遺跡のどの辺りで拾ったんだ!?」
ぎゃあああああああああああああ!
やっぱり、体を前後に揺らしてきたあああ!
「いいいいますからあああ! ははは放してくくくくださいいいいいい!」
グレイの力でそれをやられると、首の骨が折れそうなんだってば!
「先輩! ストップ! コレットさんが死んじゃうっスよ!」
「――あ。すまん、取り乱した……」
……助かった~。
マークさんが止めてくれて良かった。
「いっ、いえ。ふぅ……え~と、拾ったのは私がゾンビに襲われた場所なんです」
「あんな所に? そんな馬鹿な、あの辺りは何回も探索したぞ」
そこなのよね。
グレイさんは長い間、遺跡を捜索しているのに見逃していたなんてありえない。
「となると、考えられるとすれば。ここ数日遺跡内が荒れに荒れた影響で出て来たか、モンスターか動物かが何処からか拾って来たか。うーん……今すぐにでも、その落ちていた場所を調べに行きたいが……」
グレイさんが、机の上にあるジャイアントスネークの絵を悔しそうに見てる。
その気持ちわかります……私もそうだもの。
「さすがにジャイアントスネークをほってはおけない。遺跡に行くのは、この件が片付いてからだな」
「そうですね……」
人が襲われる可能性がある以上、こっちが最優先。
もう~タイミングが悪いな~。
「あのーそのプレートがどうかしたっスか?」
私達にとっては重要なプレートだけど、マークさんにとってはただのプレートだから不思議そうにしている。当然と言えば当然よね。
「このプレートはですね――」
「――グレイ殿!」
……また、でかい声に遮られた。
「何だよ、カルロフちゃん」
ブッ! まさかの兄弟そろってちゃん付け!?
「その呼び方は止めろと何度も言っているでないか!」
何だ、グレイさんが面白がって言っていただけか。
「ゴホン! それより今回の件、私に押し付けただろ?」
あ~やっぱりそうだったんだ。
「……何の事か俺にはわからんな」
だったらグレイさん、何で目線を横にずらしているんですか。
「とぼけるな! 今のリリクスに四つ星冒険者はお前しかいない! この話が行かないわけがないだろう! せっかく休養を兼ねて父上と母上に会う為里帰りしたのに、これでは意味がないではないか!」
「お兄ちゃんの事を忘れてるぞ」
「あんな奴は兄ではない、顔も見たくないわ!」
そう言っても、鏡を見たら嫌でも見る事になるよね。
だって、同じ顔だし。
「それとだ、先ほどから何やら話しているようだが……まさか、サボる算段をしていたのではあるまいな?」
なっ!
「はあ? そんな話してねぇよ!」
「ふん。貴様の事だ、信用ならん。貴様等を監視する様にギルドと話してくる」
ちょっと何よ、この人!
「待ってください! 私達はそんな話をしていません!」
「俺にもよくわからないっスけど、サボる様な話をしてない事はわかるっス!」
「ほう、では何の話……をっ!!」
「?」
どうしたんだろう、急にカルロフさんの顔が赤く染まっちゃった。
熱でも出たのかしら?
「……おっお嬢さん、お名前は……?」
「え?」
周りに女の人はいないし、という事は聞かれたのは私?
何で、いきなり名前を聞いて来たんだろう。
「あの、コレットと言いますけど……」
「……コレット殿……良い名前だ」
「はあ……」
これは、どういう状況かしら。
「おっと、失礼。自己紹介がまだでしたな。私の名前はカルロフ・レガイタスと申します」
知っています。
さっき大声で言っていましたし、グレイさんからも聞きましたし。
「それで、何のお話をしていたのですかな? 是非、あなたのお口から聞きたいです」
――ゾワッ!
何!? 何か寒気がした!
「えと、あの、その、話していたのは――」
※
「――という訳、なんです……」
一通りケビンさんの事を話したけど……。
「ぽー……」
話している時、ずっと私の方を見続けてぽけ~としていた。
何なのよ、一体。
「あの、私の話を聞いてました?」
「ハッ! 無論です、一字一句聞き漏らさずに聞いていましたとも!」
「……ならいいんですけど」
本当かしら。
「んん、事情は分かりました! 実に素晴らしい! よろしい、不肖ながらこのカルロフ・レガイタス。コレット殿の為にケビン殿を探すお手伝いをします! さあ、共に遺跡に行きましょう! 今すぐに!」
「はいっ!?」
今すぐって、また何を言い出すのよ! この人は!?
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