【R18】黒のエリアマスター

shinko

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5章 迷宮の謎

11話 フレイムナイト

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 すでに先ほどの風はやみ、視界の良い快晴の空が広がっていた。

 外は溶けるほど暑そうだが領域に覆われた中は快適なので、ムラムラした俺はユニコに乗ったままアリエールをおしりを持ち上げてそのパンツを絶対領域でさっと回収する。


「ああっ!? ちょっと、ケルビンまさか、ここで? ああああっ!? う、ううっ♡ あんっ♡」


 驚いたアリエールに、有無を言わさずあん・・と言わせて、そそり立ったチンコを突き刺した。

――グヌヌヌヌニュルン!


「ああ、気持ちええぇ」


 無理やり入った挿入感が堪らなく快感を押し上げる。


「もうんっ♡ そんなに、我慢、出来な、かったの? ケルビンは、しょうが、ない、わねぇ♡」


 ユニコに揺られて自然とアリエールが上下にユサユサすると、いつもと違うリズムの気持ち良さが下半身に襲ってくる。

 砂漠のど真ん中でHしているのだが、周りには誰もいないので、アリエールも全然嫌がってはいない。

 むしろ、待ってましたと言わんばかりに、秘所からはいやらしい汁が溢れてくる。

 ユニコの歩くリズムに合わせて、ぬちゃぬちゃとした粘着音が規則正しく聞こえてきた。


「嬉しそうだぞアリエール、やっぱりエルフは自然が好きなのか?」

「うんっ♡ うんっ♡ あんっ♡ 好きっ♡」


 自然が好きなのか自然の中でするのが好きなのかはわからないが、するのが好きなのは間違いないのだ。

 砂漠が自然かどうかは置いといても、アリエールは外でするのに抵抗がない。


 初体験も外だったしな?


 と、どうでもいい事を考えているとすぐに射精感を促す最初の大波がやって来た。

 自分の意思とは違うユニコのリズムによるピストンと、馬上でいつもより跳ねるアリエールの髪から香る甘い汗のフェロモンが、快楽の高揚感を恐ろしく加速させるのだ。

 さらに外でしていることが解放感を増大させるのか。こみ上げてくる快楽の大波はいつもより高く早くやって来たぞ、と思ったときにはすでに防波堤を乗り越えていた。

 そう、もうすでに逝っているのだ。


 いや、まじで。


 ああ、気持ちえええええぇ 


―――どぴゅっ! ドクンドクンドクンドクン!?


 背後から抱えるようにぎゅっと強くハイエルフを抱き締めて、震えるように切なさを放出すると違和感に気が付いたアリエールが驚いて顔を後ろへ向ける。


「あんっ♡ ケルビン、もう、いっちゃっ、てるじゃないの~♡」


 ニヤリといたずらっこのような顔をしたハイエルフが、おしりをグリグリと振りながらさらに体重を押し付けてきた。

 チンコ内に残った精子をすべて搾り取るように、奥まで入ったチンコに対して膣内の入口をぐっと締め付けたままゆっくりとスライドする。


「おぉっう、ああぁ」


 まるでチンコがアソコに乳搾りされているようだ。

 残精液が飛び出していく快感に、くすぐったさが相まって、口から思わず声が出る。

 そう、声がでるほど気持ちいいのだ。


 しかも締め付けられた圧力が、チンコのさきっちょでブワっと開放されると、また白いおしりが下ろされて、奥まで入り込んだチンコはぬるぬるの温かさに包まれる。

 そうして何度も緩急のついた、アリエールのゆっくりとしたピストンに、愛と気持ちよさ感じていると、嫌が応にもチンポはさらなる放出をするための、気力と堅さが漲ってくるのだ。 


 「ああん♡ また硬くなってきたっ、あっ!? 人がいるわ!」


 いやらしい顔をしていたアリエールが突然ビクッとして前を見る。

 俺も注意して視線を向けると、前方に燃え盛る炎の塊と、なにやら戦っているPTの姿が認識できた。

 慌ててアリエールが腰を浮かそうとするが、俺はガシっと逃がさないように両手で腰を押さえつける。


「あん! ちょ、ちょっとケルビン見えちゃうじゃないの、うん、あ、ちょっと、うん、あ、だめ、もうーだめだったら、もうやめなさい!」

「はーい」


 本気で怒っているのか喜んでいるのか、よく分からなかったのでピストンを続けていたのだが、強めにビンタされたのでやっぱり怒っていたようだ。


 俺はおとなしくチンコを抜く、絶対領域に入れてお互いのアソコを綺麗にするとパンツを戻して終了した。


 まだ半立ちだがいたしかたあるまい。


 ユニコに乗ったまま進んで行くと、やはり4人組のPTと、炎の剣を持った人型をした炎の精霊のようなモンスターが戦っていた。


「あれが階層主を守る小ボス炎 の 騎士フレイムナイトね」

「へぇー小ボスか、じゃあ本来ならあいつを先に倒してからサンドワームだったのか?」

「まぁそうね。そうすればこの先にある荒地の闘技場でサンドワームと対峙するそうよ。足場が限定される分砂漠よりは倒しやすいみたいね」


 アリエールが説明する。

 俺達はもうすでに倒してしまったので、あとは小ボスを倒すだけか。


 まぁあれも大したことなさそうだな。

 
 俺達はユニコに乗ったまま、先人達の戦闘を観戦した。


 4人組PTはバランスのいい構成で、まず盾を持った重戦士の男がフレイムナイトの攻撃を受け、双剣の男が後ろから回りこむように攻撃している。

 重戦士の後ろからは魔導師のような女が攻撃魔法を放ち、隣でプーリストのような女が重戦士を回復していた。

 まさに正統派のPTだ。

 お互いに声をかけながら上手く連携しているようで、しばらく見ているとやはり危なげなく小ボスを撃破した。


「おお、やったか」

「ええ、いい感じだったわね」


 4人組PTは嬉しそうにハイタッチし、ドロップした宝箱と魔石を拾って先へと進んで行った。

 
「よし、次は俺達の番だな」

「ええ」


 しばらくして再度現れたフレイムナイトを瞬殺すると、さっそく魔石と宝箱を拾う。

 
「さぁ何がでるかな」


――パカッ

 期待して中身を空けると中には何と、ヤシの実が入っていた。


「……」

「……」


 驚きの余り、一瞬硬直して二度見した。


 いったいこれをどうしろと言うのか?


 俺は無言でヤシの実を拾い上げてアリエールを見ると、彼女も無表情で首を横に振っていた。


 うん、ハズレだなコレ。


 一応砂粒にして回収しておくが、多分きっと絶対にいらないだろうと思っていた。

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