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第二章 旅と娼館
7話 森の巨人と精霊の泉
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森の奥、その少し下の先に泉が見えた。あれが精霊の泉か、周辺は深い木々に覆われているが泉とその周りだけは開けていてキラキラと輝いているように見える。まさに秘境。神秘の泉だ。
だがその前には森の巨人【守 護 者】が侵入者を遮るようにして昼寝していた。
えっ・・・・・・これ、寝てる隙に倒せるんじゃね?
巨人はでかかった。アリエールもでかいが比べもんにならない。五、六メートル位はありそうだ。原始的な腹の出た筋肉質な巨人。一つ目で頭に角が一本生えている。全体的に緑色の体。黄色の毛皮を腰に巻いている。上半身も裸で裸足。そしてごつい棍棒が手元に置いてある。
サイクロピスか。確かに強そうだ。だが、俺は普通ではない、チートマン。神を掴んだ男なのだ。
いざ、参る。
俺はアリエールに合図すると、颯爽と素早く速やかに忍び足で近づいて必殺の一撃を食らわした。
巨人の目に右ストレートを叩きこんだのだ。流石に巨人も直前に、その大きな恐ろしい目を開いたが、ただそれだけだった。
「【絶対領域】パーンチ!」
『ギャーーーーー』
俺の右手が地面までたどり着く。そう。貫通したのだ。
青い血が勢いよく噴き出した。が、すぐに消えた。巨人は消滅したのだ。
代わりにでかい魔石が一つ現れ、宝箱が三個もドロップした。
うん。流石ボスだ。
-ゾクっ
恐ろしい気配がする!
振り返るとアリエールがすごい勢いで走ってくる。怖ええええええ!
俺は全力で必死に逃げるが、難なくタックルされ捕まった。
ぐはっ! ものすごい衝撃が全身に来た。
勢いよく二人でゴロゴロと転がる。
うわー。やられたー。
アリエールにすごい力で抱きしめられて、何と食べられそうになる。いや。これはキスか。完全に食べられているような気分だ。顔がでかいし怖い。ベロベロされる。
「ケルビンさーん。ありがとー」
口を開けるな。余計に怖い。泣いているようだが、ものすごく怖いのだ。
「わかったから。もう。怖いからやめろ。さあ、泉だぞ。思う存分、泉に入れよ」
「うっうん。そうね。でも見ないでね。裸じゃないといけないの。いや。ケルビンさんならいいか」
誰が見るか!全く興味ねーよ。爬虫類と40ババアに興味はねーんだよ。さっさと入りやがれこの野郎。
俺は怪力を振りほどいて尻を叩いた。
「はうん♡」
嬉しそうな声を上げるアリエール。声は可愛いがトカゲの変態だ。俺はトカゲを押し出すとドロップした宝箱を開ける。
何が出るかな。期待して最初の宝箱を開く。
パカッ
一つ目は指輪だった。青い色の魔法の指輪だ、これは氷魔法が封じ込められている。十回程使える魔法武器なのだ。
なるほど。これは売れば結構な値段で売れるのだ。ふむ。まあまあか。次の宝箱を開ける。
パカッ
二つ目は指輪だった。って一緒じゃねーか。だが色が違う。赤い色の指輪だ。炎魔法が封じ込められているのだ。
まあ、いいか。これも売るか。次の宝箱を開ける。
いよいよ三つ目だ。
パカッ
三つめは指輪だった。って、全部指輪じゃねーか。なんだこりゃ。だが色が違う。これは聖魔法だ。強力回復呪文が十回程使えるやつだ。
これはレアだな。
聖魔法は高く売れるのだ。うん。儲かったな。 だが宝箱が大きい割に中に小さな指輪が一つ、これなら箱一個でいいじゃないか。まあ、いいか。とりあえずは左手にはめておくか。何かあるかもしれん。
俺は三つの指輪を左手の指にはめた。意外と似合うかもしれない。おほほほほ。
気持ち悪い。
ボスの大きめな魔石も回収する。結構でかい。これはいい値段がするだろう。ふふふ。これでCランクは確実だ。
まあ、いい仕事だったのかもな。巨人もアホだったし・・・・・・。
俺は依頼主を確認するため泉を見た。
はっとする。
俺は思わず二度見した。
視線の先には、金色に輝く腰まである長い髪をした、裸の女が背を向けて立っていた。まさか、アリエール。
・・・・・・人間、だった、のか。
綺麗だ。
とても40歳とは思えないほど美しい背中。
俺は無意識に、引き寄せられるように泉に近づいて行く。
いつの間にかザブザブと自分も泉に入っていた。
はっとすると目の前にアリエールがいる。背も高い。170cm近くある。俺とほぼ同じ位か。
気づいたアリエールが振り向いた。雷に打たれたような衝撃が全身に走る。そこに絶世の美女が現れたのだ。
息が止まった。
妖精だった。
なっ! なんですって!? 俺は思わずオカマ言葉が出てしまう程驚いた。
金色の艶やかな長い髪に尖った長く細い耳、大きくてパッチリとしたクリクリの金色の瞳が俺を見て微笑んだ。
エルフ、か・・・・・・。
透き通るような白さだ。手足の長い、しなやかな細い体。それでいてふっくらと成熟した豊満な胸。その先にある可愛らしいピンクの乳頭は、美しい体を際立たせている。
エルフ特有の美形。鼻筋の通った、シャープで小粒な顔はもちろんのこと。まだ存分にあどけなさを残す大きな瞳。まさに妖精、超絶美少女が全裸でそこに立っているのだ。
スッポンポンだ。アソコの毛もない。完全にスジが見えている。神々しい。体全体が光り輝いているのだ。
きりっとした細い眉毛も金色だ。なんだ。この美女は、40ババアじゃねーじゃねーか。そうか。エルフは長寿命か。まるで俺と同じ位の年齢に見える。
俺はなぜか全裸だった。無意識のうちに脱いでいたようだ。
「アリエール・・・・・・」
「ケルビン・・・・・・」
見つめ合うその金色の瞳に俺が映っている。吸い込まれた。
俺達は自然と抱き合ってキスをする。
その美しい唇に触れた瞬間。ビビビっと全身が震えた。ああ、神様ありがとう。不思議と神への感謝の念が沸き上がった。
甘ーーーーーい。とろけるような感覚だ。ニュルンと可愛いお口に舌が侵入する。アリエールの舌も喜んでいるように受け止めて絡まりあう。脳がしびれた。
俺はもう夢中だった。そう、まさに夢の中だ。
とにかく気持ちよくて温かくてふわふわでスベスベでトロトロだった。何度も絶頂を繰り返し、お互いを貪るように抱き合い無我夢中で腰を振った。死ぬかと思った。気持ち良ぎて死ぬかと思った。
ただただ、快感と喜びと幸福さが津波のように押し寄せた。
アリエールに溺れた。
何も考えられなかった。
放出するたびにアリエールは嬉しそうにビクビクと痙攣し、淫らな喜びの声をあげた。
そのエロい声と、ヒクヒクしうねうねする魔境の感触に、我が息子は打ち震え、何度も何度もそそり立つのだ。
俺達はとろけるように幾度となく愛し合い。気が付くと泉の前で抱き合って寝ていた。
だがその前には森の巨人【守 護 者】が侵入者を遮るようにして昼寝していた。
えっ・・・・・・これ、寝てる隙に倒せるんじゃね?
巨人はでかかった。アリエールもでかいが比べもんにならない。五、六メートル位はありそうだ。原始的な腹の出た筋肉質な巨人。一つ目で頭に角が一本生えている。全体的に緑色の体。黄色の毛皮を腰に巻いている。上半身も裸で裸足。そしてごつい棍棒が手元に置いてある。
サイクロピスか。確かに強そうだ。だが、俺は普通ではない、チートマン。神を掴んだ男なのだ。
いざ、参る。
俺はアリエールに合図すると、颯爽と素早く速やかに忍び足で近づいて必殺の一撃を食らわした。
巨人の目に右ストレートを叩きこんだのだ。流石に巨人も直前に、その大きな恐ろしい目を開いたが、ただそれだけだった。
「【絶対領域】パーンチ!」
『ギャーーーーー』
俺の右手が地面までたどり着く。そう。貫通したのだ。
青い血が勢いよく噴き出した。が、すぐに消えた。巨人は消滅したのだ。
代わりにでかい魔石が一つ現れ、宝箱が三個もドロップした。
うん。流石ボスだ。
-ゾクっ
恐ろしい気配がする!
振り返るとアリエールがすごい勢いで走ってくる。怖ええええええ!
俺は全力で必死に逃げるが、難なくタックルされ捕まった。
ぐはっ! ものすごい衝撃が全身に来た。
勢いよく二人でゴロゴロと転がる。
うわー。やられたー。
アリエールにすごい力で抱きしめられて、何と食べられそうになる。いや。これはキスか。完全に食べられているような気分だ。顔がでかいし怖い。ベロベロされる。
「ケルビンさーん。ありがとー」
口を開けるな。余計に怖い。泣いているようだが、ものすごく怖いのだ。
「わかったから。もう。怖いからやめろ。さあ、泉だぞ。思う存分、泉に入れよ」
「うっうん。そうね。でも見ないでね。裸じゃないといけないの。いや。ケルビンさんならいいか」
誰が見るか!全く興味ねーよ。爬虫類と40ババアに興味はねーんだよ。さっさと入りやがれこの野郎。
俺は怪力を振りほどいて尻を叩いた。
「はうん♡」
嬉しそうな声を上げるアリエール。声は可愛いがトカゲの変態だ。俺はトカゲを押し出すとドロップした宝箱を開ける。
何が出るかな。期待して最初の宝箱を開く。
パカッ
一つ目は指輪だった。青い色の魔法の指輪だ、これは氷魔法が封じ込められている。十回程使える魔法武器なのだ。
なるほど。これは売れば結構な値段で売れるのだ。ふむ。まあまあか。次の宝箱を開ける。
パカッ
二つ目は指輪だった。って一緒じゃねーか。だが色が違う。赤い色の指輪だ。炎魔法が封じ込められているのだ。
まあ、いいか。これも売るか。次の宝箱を開ける。
いよいよ三つ目だ。
パカッ
三つめは指輪だった。って、全部指輪じゃねーか。なんだこりゃ。だが色が違う。これは聖魔法だ。強力回復呪文が十回程使えるやつだ。
これはレアだな。
聖魔法は高く売れるのだ。うん。儲かったな。 だが宝箱が大きい割に中に小さな指輪が一つ、これなら箱一個でいいじゃないか。まあ、いいか。とりあえずは左手にはめておくか。何かあるかもしれん。
俺は三つの指輪を左手の指にはめた。意外と似合うかもしれない。おほほほほ。
気持ち悪い。
ボスの大きめな魔石も回収する。結構でかい。これはいい値段がするだろう。ふふふ。これでCランクは確実だ。
まあ、いい仕事だったのかもな。巨人もアホだったし・・・・・・。
俺は依頼主を確認するため泉を見た。
はっとする。
俺は思わず二度見した。
視線の先には、金色に輝く腰まである長い髪をした、裸の女が背を向けて立っていた。まさか、アリエール。
・・・・・・人間、だった、のか。
綺麗だ。
とても40歳とは思えないほど美しい背中。
俺は無意識に、引き寄せられるように泉に近づいて行く。
いつの間にかザブザブと自分も泉に入っていた。
はっとすると目の前にアリエールがいる。背も高い。170cm近くある。俺とほぼ同じ位か。
気づいたアリエールが振り向いた。雷に打たれたような衝撃が全身に走る。そこに絶世の美女が現れたのだ。
息が止まった。
妖精だった。
なっ! なんですって!? 俺は思わずオカマ言葉が出てしまう程驚いた。
金色の艶やかな長い髪に尖った長く細い耳、大きくてパッチリとしたクリクリの金色の瞳が俺を見て微笑んだ。
エルフ、か・・・・・・。
透き通るような白さだ。手足の長い、しなやかな細い体。それでいてふっくらと成熟した豊満な胸。その先にある可愛らしいピンクの乳頭は、美しい体を際立たせている。
エルフ特有の美形。鼻筋の通った、シャープで小粒な顔はもちろんのこと。まだ存分にあどけなさを残す大きな瞳。まさに妖精、超絶美少女が全裸でそこに立っているのだ。
スッポンポンだ。アソコの毛もない。完全にスジが見えている。神々しい。体全体が光り輝いているのだ。
きりっとした細い眉毛も金色だ。なんだ。この美女は、40ババアじゃねーじゃねーか。そうか。エルフは長寿命か。まるで俺と同じ位の年齢に見える。
俺はなぜか全裸だった。無意識のうちに脱いでいたようだ。
「アリエール・・・・・・」
「ケルビン・・・・・・」
見つめ合うその金色の瞳に俺が映っている。吸い込まれた。
俺達は自然と抱き合ってキスをする。
その美しい唇に触れた瞬間。ビビビっと全身が震えた。ああ、神様ありがとう。不思議と神への感謝の念が沸き上がった。
甘ーーーーーい。とろけるような感覚だ。ニュルンと可愛いお口に舌が侵入する。アリエールの舌も喜んでいるように受け止めて絡まりあう。脳がしびれた。
俺はもう夢中だった。そう、まさに夢の中だ。
とにかく気持ちよくて温かくてふわふわでスベスベでトロトロだった。何度も絶頂を繰り返し、お互いを貪るように抱き合い無我夢中で腰を振った。死ぬかと思った。気持ち良ぎて死ぬかと思った。
ただただ、快感と喜びと幸福さが津波のように押し寄せた。
アリエールに溺れた。
何も考えられなかった。
放出するたびにアリエールは嬉しそうにビクビクと痙攣し、淫らな喜びの声をあげた。
そのエロい声と、ヒクヒクしうねうねする魔境の感触に、我が息子は打ち震え、何度も何度もそそり立つのだ。
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