ざふぁんじゃ!!!

第1章 the Mysterious World

(番外編)プラチナガール登場3

｢わたしの妹どこ～？｣
　聞き慣れた声がした。やっぱりあのプラチナブロンドの少女だった。
｢またいなくなっちゃったの？｣
　私は尋ねた。
｢うん。まるでわたしから逃げてるように。｣
　彼女は半分呆あきれていた。
｢そういえば聞いて！わたし、このネックレス気に入ってるんだ！｣
　少女の首元には金色の二連ネックレスがついていた。
｢へぇー、二連にれんネックレスっておしゃれだよね～。｣私は言った。
｢そうでしょ？かわいいでしょ？でも、数字の２じゃなくて、わたしが好きなのは、漢字の二。えっ？カタカナの"ニ"みたいだからって？違うよ。｣
　数字の２じゃなくて漢字の二が好き…………なんか変わった人だなぁと思った。
｢まぁいいよ。わたし、あの子が心配なだけだから。また明日、あなたにも、あの子にも会えるから！じゃあね！｣
　彼女は瞬間移動の魔法で家に帰った。