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17章:「ロッド♂」とジャラザン
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しおりを挟む王都の本社に転移すると、ギンバレット達、元人相の悪い連中の中でもレベルの高い者たちが集まっていた
「ボス、やつらが現在潜伏している所はここです」
地図を広げて斥候の男が殆どが砂漠のジャラザンにある少ない森林の一角を指差した
数か月後、ジャラザンの王宮にロッドは居た
「これで砂漠はおぬしのものだ」
そう言ったのは王だった
「国土の1/3の売却確かに、これで借金は無くなりました」
書類を空間収納にしまうとロッドは用は無いと言わんばかりにさっさと出て行こうとした
「ロッドどの、ゆっくりしていかんか、しかしあんな何も無い砂漠を購入してどうしようというのだ」
「世の中に価値の無い物なんて無いんですよ、いろいろ使い道はあります」
「借金がなくなるのならあんな土地要らんがな、まあこれからもよろしく頼む」
「・・・・・それでは失礼します」
サンセット商会に対する借金は国家予算並みに膨れ上がっていたジャラザンは不毛な使い道の無い砂漠を借金の形に売ったのだった、これからもサンセット商会との付き合いは続くと思っているジャラザンの王
しばらくしてジャラザンからサンセット商会は全面的に引き上げていったのだった。
市場を殆どサンセット商会に頼っていたジャラザンはその後衰退していった。
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