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6章:「アカネ」ドラゴン討伐に行く

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気が付くとロベールの膝の上に頭を乗せて寝ていた
見るとロベールも、うたた寝をしていた

「顔は本当に好みだなぁ」

パチッとロベールが目を覚ました
2人はじっと見つ合う
ボッとアカネは顔を赤くした・・・
ニコッと笑いかけるロベール
アカネは起き上ったが、くらっとめまいがしてそのままロベールの腕の中に納まっていた
膝の上に座る形で抱きしめられてる

「顔だけでも気に入ってもらえてうれしいです、顔以外も気に入って貰えたらいいのですが?
体は大丈夫ですか?クリーンの魔法で綺麗にはしましたが、気持ち悪く無いですか?」
「近いです・・・顔近い!大丈夫だから、離して」
「まだ動かない方が良い」

少し顔を離して優しく言った

「皆は?」

薄暗くなってきた山の中
火の周りには2人しか居なかった

「竜の血抜きと、付近の警戒、竜の巣の調査をしている」
「皆は無事だったの?途中から記憶無いんだけど」
「全員無事だ、竜討伐で死者が居ない、重傷者も居ないのは初めてだそうだよ」

アカネの頬をやさしくなでるロベール

「傷が・・・治っているけど跡が残ってる」
「竜の手にあるとげとげで・・・跡は消えないようにわざとしてる」
「どうして?」
「分からないなぜが消したくないのよね、はは・・病んでるのかもね」
「アカネ・・・」

ロベールがぎゅっと抱きしめた、今回は抵抗せずにされるがまま腕の中にいたアカネだった
そのままアカネに顔を近づけるロベール、唇が重なる、首に腕を回すアカネそのまま口づけは深くなっていった
撫でるような魔力がアカネの周りを這う

「ウオッホン!」

はっとして離れる二人

「キンガット」
「そういうことは帰ってから見えない所でしてもらえますかね王子」

遠目で見ていた皆だが、代表してギンガットが言いに行く役目を頼まれたのだった
ぞろぞろと冒険者と騎士達が戻ってきた
光の現象の原因は覚えてないので分からないとアカネは誤魔化したが
覚えてないのは嘘ではないが原因はやはりレベル100のせいだろう

(ステータス見るの怖いわ~
あー・・・王子とキスしちゃった~
・・・どうしよう・・・
気持ち良かったどうしよう・・・)

横のロベールを見て赤くなるアカネだった

気絶したアカネは凄く熱かった
だれも触れることが出来なかったのにロベールだけ触れられた
なのでずっとアカネの面倒を見ていたのだ

<女神?現象>を皆に言いふらさないように言ったが
どこまで守ってくれるかは分からない不安なアカネだった
その晩は何故かロベールと同じテントに眠らされた、何もされなかったがなぜ?と不安で眠れなかったアカネ、まあ女神スキルで眠らなくても実際平気なのだが疲れたのは確かである

「じゃあごめんなさいロベール王子、収納しますので近くに連れてってください」
「ロベールで良いよ♪」

実は熱はまだ続いていてフラフラで歩けないのでロベールにお姫様抱っこされて収納する物の所に運んでもらっていた
竜や野営のテント等、収納に入れていく
そしてアカネとロベールの周りに集まるとアカネが魔法を展開、一瞬で王都壁外の転移魔法陣施に着いた

「一瞬か・・・凄いな」

報酬は後日払われるとと言うことでアカネも宿で待機することになった
熱は三日ほどで治まった

おっかなびっくりステータスを開いた

名前:アカネ『フィオナ・フォン・クランドール』『田中 茜』
種族:現生女神
年齢:18歳
称号:転生者、貶められた者、new神域を見る者

【レベル: 100/∞ 】
【体力: 1220000/1220000 】
【魔力: 35兆/35兆 】億以下省略
【速さ: 680m/1秒】
【知力レベル: 250/∞】

【光魔法:∞】
<回復魔法:∞><人体欠損部生成:∞><new生物生成:SSS>
【聖魔法:∞】
【闇魔法:∞】
【火炎魔法:∞】
【氷魔法:∞】
【水魔法:∞】
【風魔法:∞】
【土魔法:∞】
【雷魔法:∞】
【空間魔法:∞】
<収納:∞><空間移転:∞><new異空間移転:SSS>
【重力魔法:∞】
【精神魔法:∞】
【解析魔法:∞】

スキル:∞
<望むもの全て可能>

「・・・・うっそ!現生女神?・・・これって神になったってこと?・・・あれ?ルナ?返答が無い・・・」

<よくある質問>
<眷族呼び出し>

(違ってる眷族?また主張して光ってるし・・・)

【ルナ】:おめでとうございます100レベルですね「私も」進化してヘルプから眷族扱いになりました。
身体を作っていただいた折には精一杯お使いします。

「進化したの?私も?・・・とうとう人間どころか得体の知らない物になった感じだね~・・・」

【ルナ】:異空間移転もありますね凄いです、肉体があっても神の領域に行けますよ

「いや、行きたくないし」

【ルナ】:世界征服

「いや、しないし」




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