19 / 79
5章:「アカネ」王子様と出会う
1
しおりを挟む
「父上、姉上、見つけました !草原の魔法使いを」
王宮会議室で職務放棄で注意されていた第2王子が言った
部屋にいるのは
王、ギルバート・フィル・フランバート50歳
王位継承権筆頭の第一王女、エリザベート26歳<王名代>
エリザベートの夫、将軍フレデリック・フィル・ガジェット伯爵29歳
第1王子、マキシミリアム22歳<騎士団総裁>(婚約者有)
第2王子、ロベール21歳<騎士団副総裁>
第3王子、グランデル20歳<魔法省総裁補佐>
第2王女、アルビナ18歳(婚約者有)嫁入り準備中
宰相、ブライアン・テール・グラファン伯爵55歳
宰相補佐、フィンセント・サンジェルマン公爵嫡男21歳
魔法省総裁、ライラック・マーマレード(爵位無女性)
教会総裁、ドルイド・テール・バルドス公爵
貴族会総裁、ドンファン・フィル・バートン伯爵
他数人の貴族、公爵2人子爵3人男爵2人 王宮騎士団長1人
総勢20人で、国の行く末を会議中である
オブザーバーとして王妃のミストラル聖母が王の後ろに座っている
5人の子の母である。この国は一夫一婦制である。
「詳しくお話ください」
宰相のグラファン伯爵が言った
「先日、草原探索の準備に城壁の詰所に居た所、大きな魔力を感じました。
それが草原で感じた魔力と同じだったのです。
フィンセントに隠密の魔法と情報遮断の魔法を掛けてもらい馬を走らせて離れていく魔力を追いました
全く姿が見えなかったのですがそこに居るのは解りました。
王都から50Km地点にある町ゲッディズでその気配は止まり気配を追うとなんと美しい女性が
もうそれは美しくて可愛くて、ギルド長に勝つくらい強くて惚れました、彼女に求婚します!」
「ちょっと待て!恋の話なのか?草原の魔法使いが?ゲッディズのギルド長に勝つって彼はSS級冒険者だぞ!」
ギルバート王は暴走気味なロベール第2王子に言った
「草原の魔法使いならありえますよあの強大な魔法を使うものに敵うものなど居ないと思いますよ」
ロベール第2王子が当たり前のように言う
「『アカネ』は新人でB級冒険者になりました、近じかドラゴン討伐ありますでしょう?それの指揮を私に任せてはもらえませんか?」
ロベール第2王子の下心は見えるが最初からそのそのつもりだったマキシミリアム第1王子は訝しげにロベール第2王子を見ている
「新人でBランクとは凄いな、近隣の町の冒険者ギルドにはドラゴン討伐の件は通達はしてある、ちゃんとまとめるように、出発は先発隊の報告を待ってだいたい2週間後の予定だ」
そう言ったマキシミリアム第1王子
「グランデル 第3王子には草原の調査と今後の展開を試案してもらう、姉上よろしいか?」
さらにマキシミリアム第1王子が続けた
「貴族会の方にも何人か調査に参加して貰って案を出してもらった方がいいわね、案は沢山あった方がいいわ」
「かしこまりました、貴族会からも出しましょう」
貴族会総裁、ドンファン・フィル・バートン伯爵がそう言うと皆うなずいた
「そうだフィンセント・サンジェルマン、彼女の捜索はどうなっておる?遺品も無いのか?」
「はい、<フィンドラス王国>のフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢は見つかっておりません」
「失態だったなダーゼン村(国境の村)ではなく国境に騎兵を待機しておくべきだった、保護出来なかったのが悔やまれる」
フィオナの事をそう気にかけたのは宰相のブライアン・テール・グラファン伯爵だった
「練れ衣なのは端から見ても明かなのだろう?フィゼン男爵」
「はい、大物貴族の子息以外の学生は皆気が付いていました。
でも何か訳の分からないものが暗躍していて怖くて黙るしかなかったですね
残念ながら学年が違い、彼女を遠くからしか見たことが無いので容姿は良く解りませんが、
とても美しい方だと聞いております」
フィゼン男爵はちょうど断罪が行われた時期に留学していたのであった、フィオナの1つ下になる
この国は彼女を手厚く保護するつもりだった、彼女の才媛はこの国の中央にも知られていて、その力を貸してもらおうとしていたのだ
「訳の分からないものが暗躍か、
世界暗殺集団が動いているのかもな?世界征服を狙っていると言うじゃないか、
テロも起こしているらいしいしな、遠くの国の話ではなくなって来ているか・・・・、
将軍フレデリック、警備の強化を」
そう王が告げると皆暗い顔になっていった
「よろしいか?ギルバート王よ」
そう切り出したのは 魔法省総裁ライラック・マーマレード
「魔素が抜けたその草原、フィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢が行方不明になった所と近いのは偶然じゃろうか?」
「ライラック殿それは、ロベールが言う『アカネ』という冒険者がフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢じゃないかと言うことか?それは~・・・」
宰相のブライアン・テール・グラファン伯爵はそれは無いだろうと思った
「ロベール!お前はどう思う?『アカネ』を直接見てきた者としては」
王が聞いた
「ゲッディズでは町創設以来初めて新人冒険者からBランクが現れた」
その祝いと称してコロシアムに来ていた人たちと宴会が催されました。
彼女は楽しそうにお酒を飲んで盛り上がっていました。
歌も歌ってたし、肩を組んでおじさん達と踊りも踊っていました。
高飛車な所が無く、強いのに偉ぶる所もない、けれど彼女のその姿は令嬢とはとても思えません
が、さりげない仕草や立ち居振る舞いは、田舎の娘にも見えませんでしたね、
それに、フィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢が巨大な魔力を持っているとは聞いたことが無いと思いますが・・・」
「それが、私は<フィンドラス王国>のミストラル王宮魔導師と最近会う機会がありました。
彼女がフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢に長年に渡り、魔封じをしてきたことを聞いたのです」
「魔封じだと?何故だ」
「彼女か黒髪赤目の黒魔女の容姿で生まれて来たからです」
「なんとまだそんな迷信を信じているのか?」
「もしそれが何らかの原因で魔封じが解けて、覚醒したのだとしたらあり得ると思います。」
皆黙ってしまった、実際宴会していたアカネを見ていたら絶対令嬢などとは思わなかっただろう、ロベールに恋する欲目が出ていたのは確かである。
結構下ネタやおじさん達をからかったり結構かなり、酷く下品だったアカネである
「くしゅん!」
【ルナ】:ほこりでも吸い込みましたか?
(あー私風邪も引かないんだっけ?・・・きっと誰かが噂(うわさ)してるんだ)
王宮会議室で職務放棄で注意されていた第2王子が言った
部屋にいるのは
王、ギルバート・フィル・フランバート50歳
王位継承権筆頭の第一王女、エリザベート26歳<王名代>
エリザベートの夫、将軍フレデリック・フィル・ガジェット伯爵29歳
第1王子、マキシミリアム22歳<騎士団総裁>(婚約者有)
第2王子、ロベール21歳<騎士団副総裁>
第3王子、グランデル20歳<魔法省総裁補佐>
第2王女、アルビナ18歳(婚約者有)嫁入り準備中
宰相、ブライアン・テール・グラファン伯爵55歳
宰相補佐、フィンセント・サンジェルマン公爵嫡男21歳
魔法省総裁、ライラック・マーマレード(爵位無女性)
教会総裁、ドルイド・テール・バルドス公爵
貴族会総裁、ドンファン・フィル・バートン伯爵
他数人の貴族、公爵2人子爵3人男爵2人 王宮騎士団長1人
総勢20人で、国の行く末を会議中である
オブザーバーとして王妃のミストラル聖母が王の後ろに座っている
5人の子の母である。この国は一夫一婦制である。
「詳しくお話ください」
宰相のグラファン伯爵が言った
「先日、草原探索の準備に城壁の詰所に居た所、大きな魔力を感じました。
それが草原で感じた魔力と同じだったのです。
フィンセントに隠密の魔法と情報遮断の魔法を掛けてもらい馬を走らせて離れていく魔力を追いました
全く姿が見えなかったのですがそこに居るのは解りました。
王都から50Km地点にある町ゲッディズでその気配は止まり気配を追うとなんと美しい女性が
もうそれは美しくて可愛くて、ギルド長に勝つくらい強くて惚れました、彼女に求婚します!」
「ちょっと待て!恋の話なのか?草原の魔法使いが?ゲッディズのギルド長に勝つって彼はSS級冒険者だぞ!」
ギルバート王は暴走気味なロベール第2王子に言った
「草原の魔法使いならありえますよあの強大な魔法を使うものに敵うものなど居ないと思いますよ」
ロベール第2王子が当たり前のように言う
「『アカネ』は新人でB級冒険者になりました、近じかドラゴン討伐ありますでしょう?それの指揮を私に任せてはもらえませんか?」
ロベール第2王子の下心は見えるが最初からそのそのつもりだったマキシミリアム第1王子は訝しげにロベール第2王子を見ている
「新人でBランクとは凄いな、近隣の町の冒険者ギルドにはドラゴン討伐の件は通達はしてある、ちゃんとまとめるように、出発は先発隊の報告を待ってだいたい2週間後の予定だ」
そう言ったマキシミリアム第1王子
「グランデル 第3王子には草原の調査と今後の展開を試案してもらう、姉上よろしいか?」
さらにマキシミリアム第1王子が続けた
「貴族会の方にも何人か調査に参加して貰って案を出してもらった方がいいわね、案は沢山あった方がいいわ」
「かしこまりました、貴族会からも出しましょう」
貴族会総裁、ドンファン・フィル・バートン伯爵がそう言うと皆うなずいた
「そうだフィンセント・サンジェルマン、彼女の捜索はどうなっておる?遺品も無いのか?」
「はい、<フィンドラス王国>のフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢は見つかっておりません」
「失態だったなダーゼン村(国境の村)ではなく国境に騎兵を待機しておくべきだった、保護出来なかったのが悔やまれる」
フィオナの事をそう気にかけたのは宰相のブライアン・テール・グラファン伯爵だった
「練れ衣なのは端から見ても明かなのだろう?フィゼン男爵」
「はい、大物貴族の子息以外の学生は皆気が付いていました。
でも何か訳の分からないものが暗躍していて怖くて黙るしかなかったですね
残念ながら学年が違い、彼女を遠くからしか見たことが無いので容姿は良く解りませんが、
とても美しい方だと聞いております」
フィゼン男爵はちょうど断罪が行われた時期に留学していたのであった、フィオナの1つ下になる
この国は彼女を手厚く保護するつもりだった、彼女の才媛はこの国の中央にも知られていて、その力を貸してもらおうとしていたのだ
「訳の分からないものが暗躍か、
世界暗殺集団が動いているのかもな?世界征服を狙っていると言うじゃないか、
テロも起こしているらいしいしな、遠くの国の話ではなくなって来ているか・・・・、
将軍フレデリック、警備の強化を」
そう王が告げると皆暗い顔になっていった
「よろしいか?ギルバート王よ」
そう切り出したのは 魔法省総裁ライラック・マーマレード
「魔素が抜けたその草原、フィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢が行方不明になった所と近いのは偶然じゃろうか?」
「ライラック殿それは、ロベールが言う『アカネ』という冒険者がフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢じゃないかと言うことか?それは~・・・」
宰相のブライアン・テール・グラファン伯爵はそれは無いだろうと思った
「ロベール!お前はどう思う?『アカネ』を直接見てきた者としては」
王が聞いた
「ゲッディズでは町創設以来初めて新人冒険者からBランクが現れた」
その祝いと称してコロシアムに来ていた人たちと宴会が催されました。
彼女は楽しそうにお酒を飲んで盛り上がっていました。
歌も歌ってたし、肩を組んでおじさん達と踊りも踊っていました。
高飛車な所が無く、強いのに偉ぶる所もない、けれど彼女のその姿は令嬢とはとても思えません
が、さりげない仕草や立ち居振る舞いは、田舎の娘にも見えませんでしたね、
それに、フィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢が巨大な魔力を持っているとは聞いたことが無いと思いますが・・・」
「それが、私は<フィンドラス王国>のミストラル王宮魔導師と最近会う機会がありました。
彼女がフィオナ・フォン・クランドール伯爵令嬢に長年に渡り、魔封じをしてきたことを聞いたのです」
「魔封じだと?何故だ」
「彼女か黒髪赤目の黒魔女の容姿で生まれて来たからです」
「なんとまだそんな迷信を信じているのか?」
「もしそれが何らかの原因で魔封じが解けて、覚醒したのだとしたらあり得ると思います。」
皆黙ってしまった、実際宴会していたアカネを見ていたら絶対令嬢などとは思わなかっただろう、ロベールに恋する欲目が出ていたのは確かである。
結構下ネタやおじさん達をからかったり結構かなり、酷く下品だったアカネである
「くしゅん!」
【ルナ】:ほこりでも吸い込みましたか?
(あー私風邪も引かないんだっけ?・・・きっと誰かが噂(うわさ)してるんだ)
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる