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4章;悪役令嬢は、冒険者「アカネ」になる
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しおりを挟む冒険者ギルドの中、呆けている冒険者に向かって買い取り受付の老齢の元A級冒険者の男が
「相手の力量を見抜けないならB級冒険者失格だな・・・」
と言った、おじさん達は何も言い返せなかった
歩きながらフィオナはつぶやいた
「レベルが分からないのは、やはりまずいと思うなぁ、あのレベルでBランクはどうかと思うわ、S級魔物討伐に駆り出される事もあるんでしょう?
真っ先に死ぬね・・・レベル25ってあのゲスC級冒険者と同じじゃん」
【ルナ】:そうですね後ろのC級冒険者のほうがレベル35で高かったですもんね
(ステータス読めないなら読める魔法具考えようか?)
【ルナ】:それは良いと思います、過大評価されて早死にする人が減ります。
(水晶に手をかざすと紙にコピーされるとか?プレートがいいかな?
冒険者ギルドに置くとか教会も有かな?お告げ風にするとか?どうしようかなぁ)
ざわっ
「おい!小娘待ちやがれ!
「?」
フィオナは呼ばれたのが自分か分からないので周りをキョロキョロした振り向くと男が二人道端に転がってこちらを見ている
「なにか用ですか?」
「用じゃねえよ何してくれてんだ!」
「?」
【ルナ】:そこの二人喧嘩してしてましたよ,フィオナ様その間を考えごとしながら二人を往なして通ってきたんです
「・・・ごめん邪魔した?どうぞまた初めて下さいでも往来でやるのはやめてよね・・・・じゃま!」
ちょっとまた殺気をだしておいた・・・
ちゃんとピンポイントで出していた、ギャラリーには子供も居たのでビビッて動けなくなっている二人をほっといて宿屋ユーランに向かった
ユーランは4階建ての綺麗な宿屋だったエントランスには花や調度品が飾られこの世界で始めて見る昇降機(エレベータ)があった.受付に向かった
「いらっしゃいませ、1名様ですか?」
「一人よ、しばらく泊まりたい、何日になるか分からないけど大丈夫かな?」
「はい大丈夫です、チェックアウトは24時間受け付けております。
・・・・ぶしつけではありますが今日は外に出られないほうがよろしいかと」
「ん?どうして?」
「先ほどの通りの喧嘩はこの町の悪名高い訓練道場の者たちで嫌がらせに来る可能性があります。宿内でしたら私どもがお守りいたしますので。」
「あー居るよね何処にでもそういう奴ら・・・私は大丈夫ですよありがとう、それに昼から冒険者試験があるので」
「そうですか、お気をつけてください。」
「ゆったりとくつろげる眺めのいい部屋をお願い」
「かしこまりました。1泊分は前金で頂いております。
銀貨10枚になります。別料金になりますが3階にレストランがございますまたご利用ください」
4-10と書かれた鍵をもらい部屋に向かった4階の角部屋だった
部屋を開けるとかなり広い、大きな天蓋つきのベットに重量感のある高級なソファセット窓からは町が一望出来た、町の家はほとんどが2階建て以下なので高い建物は宿屋と大きな石造りの建物くらいだ。
「なんか懐かしい感じ・・・またこういう部屋に住みたいな」
【ルナ】:お屋敷に戻りたいですか?
「それは無いかな?自由を手に入れたたらもう貴族には戻りたくないなぁ
王族にも二度と関わりたくないわ!
でも、拠点にするところ欲しいから、家買おうかな?魔法道具作る工房も欲しいし
あと・・・優しい伴侶が横に居てくれたらなぁ,無理か、私もう普通の人じゃないもんね」
【ルナ】:そんなことありませんよきっとフィオナ様を受け入れてくれる方がきっと現れます
「だといいなぁ
・・・何か食べようか、女神スキルでお腹空かないけど美味しい物食べたい!」
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