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その68.カーネル・サンダースは本名じゃない
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「KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)」の味付けは、極秘となっているそうです。
1939年にカーネル・サンダースが完成させた、「ケンタッキー」独自のフライドチキンのスパイスの味。
レシピは極秘であり、2か所の工場で「粉A」「粉B」を分けて作り、最後にひとつにミックスして仕上げます。
これは、ひとつの工場でスパイスを作ると、そこから情報が漏洩する可能性があるためだとか。そこまで機密に気を遣っているんですね。
最初は「サンダース・カフェ」という名前で始めました。
実は、カーネル・サンダースというのは本名ではありません。
本名はハーランド・デヴィッド・サンダース。
農場の息子として生まれたハーランドは、様々な職種を経て、40代で、ケンタッキー州のガソリンスタンドの一角で小さなレストラン「サンダース・カフェ」をオープンします。
この時、ガソリンスタンドの支配人と、小さなレストランの調理係を兼ねていました。
「車にはガソリンを、人には美味しい食事を」をモットーとし、そのレストランは美味しいフライドチキンを出す、と評判になりました。
たくさんのお客さんが訪れ、売り上げは順調。
レストランを拡張し、本格的に経営に乗り出し、更には宿泊所も作ります。
お客の誘致に成功し、ケンタッキー州から「名誉大佐」の称号である「カーネル・ケンタッキー」の身分を贈られました。
「カーネル」は「大佐」という意味だったのです。
そして、「カーネル・サンダース」という通称になりました。
順風満帆かと思いきや、その後、レストランも宿泊所も火事で焼け落ち、60代にしてほとんどの資産を失ってしまいます。
その年齢から再起を図ります。
自分のフライドチキンのスパイスのレシピを持って、「フライドチキンの調理法を教える代わりに、売り上げの一部を下さい」と、あちこちのレストランを回って、新しいビジネスモデルを持ちかけました。
初めての「フランチャイズ契約」です。
ワゴン車に乗って千軒近く回って、断られ続けましたが、それでも諦めませんでした。
ようやく、ユタ州のピーター・ハーマンが出すレストランと契約することができました。
ピーター・ハーマンの提案で「ケンタッキー・フライド・チキン」というブランド名も決まり、フランチャイズ1号店になりました。
「KFC」第1号店は、ケンタッキー州ではなく、ユタ州だったんですね。意外。
その後の全世界への「KFC」の発展ぶりは、語るまでもありません。
人生で一度も「ケンタッキーのフライドチキン」を食べたことがない人の方が、少ないのではないでしょうか?
ちなみに、ケンタッキー・フライド・チキンを食べ終わった後、骨を捨てずに、骨を煮込んでダシを取ると、良い味の鶏ガラダシが取れるという噂があります。
興味のある方はどうぞ。
最後に、カーネル・サンダースの名言で締め括ろうと思います。
「人生は自分でつくるもの。遅いということはない。」 カーネル・サンダース
1939年にカーネル・サンダースが完成させた、「ケンタッキー」独自のフライドチキンのスパイスの味。
レシピは極秘であり、2か所の工場で「粉A」「粉B」を分けて作り、最後にひとつにミックスして仕上げます。
これは、ひとつの工場でスパイスを作ると、そこから情報が漏洩する可能性があるためだとか。そこまで機密に気を遣っているんですね。
最初は「サンダース・カフェ」という名前で始めました。
実は、カーネル・サンダースというのは本名ではありません。
本名はハーランド・デヴィッド・サンダース。
農場の息子として生まれたハーランドは、様々な職種を経て、40代で、ケンタッキー州のガソリンスタンドの一角で小さなレストラン「サンダース・カフェ」をオープンします。
この時、ガソリンスタンドの支配人と、小さなレストランの調理係を兼ねていました。
「車にはガソリンを、人には美味しい食事を」をモットーとし、そのレストランは美味しいフライドチキンを出す、と評判になりました。
たくさんのお客さんが訪れ、売り上げは順調。
レストランを拡張し、本格的に経営に乗り出し、更には宿泊所も作ります。
お客の誘致に成功し、ケンタッキー州から「名誉大佐」の称号である「カーネル・ケンタッキー」の身分を贈られました。
「カーネル」は「大佐」という意味だったのです。
そして、「カーネル・サンダース」という通称になりました。
順風満帆かと思いきや、その後、レストランも宿泊所も火事で焼け落ち、60代にしてほとんどの資産を失ってしまいます。
その年齢から再起を図ります。
自分のフライドチキンのスパイスのレシピを持って、「フライドチキンの調理法を教える代わりに、売り上げの一部を下さい」と、あちこちのレストランを回って、新しいビジネスモデルを持ちかけました。
初めての「フランチャイズ契約」です。
ワゴン車に乗って千軒近く回って、断られ続けましたが、それでも諦めませんでした。
ようやく、ユタ州のピーター・ハーマンが出すレストランと契約することができました。
ピーター・ハーマンの提案で「ケンタッキー・フライド・チキン」というブランド名も決まり、フランチャイズ1号店になりました。
「KFC」第1号店は、ケンタッキー州ではなく、ユタ州だったんですね。意外。
その後の全世界への「KFC」の発展ぶりは、語るまでもありません。
人生で一度も「ケンタッキーのフライドチキン」を食べたことがない人の方が、少ないのではないでしょうか?
ちなみに、ケンタッキー・フライド・チキンを食べ終わった後、骨を捨てずに、骨を煮込んでダシを取ると、良い味の鶏ガラダシが取れるという噂があります。
興味のある方はどうぞ。
最後に、カーネル・サンダースの名言で締め括ろうと思います。
「人生は自分でつくるもの。遅いということはない。」 カーネル・サンダース
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