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第二章 BLゲーム本編前日譚
22話 父さまの執務室にお邪魔します!
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護衛さんにドアを開けてもらって執務室に入ると、山積みにされた資料をせっせと減らすように奮闘している父さまの姿があった。片手でこめかみを押さえながらハンコと羽根ペンを交互に持ち替えていて、暫く待ってもこちらに気付く様子がない。
やっぱりお邪魔なんじゃないかな……。
不安になった僕は、いつの間にか兄さまの背中に隠れてしまった。そんな僕の行動を目に入れて、唯一僕たちの存在に気付いていたセバスチャンが、父さまの集中が途切れる隙を見て報告してくれる。
「旦那様、クラウス様とリュカ様がいらっしゃいましたよ」
「なんだ? ……ああ、おはよう2人とも。リュカはもう眠たくはないか?」
兄さまの背中からひょこっと顔だけ出して様子を伺ってみると、父さまは心配そうにこっちを見ていた。
「おはようございます! 僕はもうげんきいっぱいです! ……でも、父さまはとってもいそがしそうだから、僕がここにいたらじゃまになっちゃう?」
兄さまは元々執務室に用事があったから、僕を誘ってくれたんだと思う。だけど僕はわんちゃんが帰っちゃったから、執務室にはもう用事がない。
でも、3人でご飯を食べたいな。お口チャックして静かにしていたら、居座っても許してくれるかな。
そんな心配をしていたのに、父さまはあっけらかんとした顔つきで、真反対の言葉を口にした。
「邪魔? そんな訳ないだろう。むしろ視界に入っているだけでも疲れが癒えるからありがたいくらいだ」
「……ほんとう? じゃあ父さまのきがちらないように、僕はおくちチャックします」
お口の前で指を交差させながらそう伝えると、兄さまにぽんぽんと肩を叩かれた。
「リュカ、そんなに不安にならなくても大丈夫だよ。リュカの声は天使のように美しい声をしているから、耳に入れるだけで誰でも癒されるんだ。だからもっと父様にも聞かせてあげてくれないかい?」
うむむ、兄さまはこう言ってくれているけど、ちょっと信じがたいなぁ。だって、兄さまはいつも僕のことを無条件で甘やかしてくれるもん。
「……父さまもおなじですか? 僕のこえがきこえても、うっとうしくない?」
「まさか、そんなはずはない。この資料の山が無くなるまで、傍で励ましていてほしいくらいだ」
「えっと、じゃあ、そっちにいってもいいですか?」
「ああ、おいで」
兄さまと繋いでいた手を離し、片手でこっちにおいでとジェスチャーする父さまのもとへ向かう。僕の足では長く感じる距離をてとてとと歩いて、頭の高さほどある机を回り込み、見えた大きな腰にムギュっと抱きついた。
「父さまがんばれ! いっぱいおうえんします! 父さまならこれくらいへっちゃらです!」
「ありがとう。リュカの応援のおかげで俄然やる気が出てきた。セバスチャン、ここ数年間の帳簿を別室の棚から持ってきてくれ」
「かしこまりました。少々お待ちください」
父さまは僕の頭を撫でながら、セバスチャンにそう指示を出す。集中するためなのか、僕たちが入る前からお部屋の中には父さまとセバスチャンしかいなかった。だからいまは僕たち3人だけ。
「父様、お仕事を中断されているうちに一つだけ報告したいことがあります」
「なんだ?」
「どうやらリュカが黒い犬と会ったようです。そして知らない間にいなくなったと」
「黒い犬……?」
父さまも兄さまと全く同じで、“黒い犬”という言葉に引っかかりを覚えている。ひょいとお膝に僕を乗せた後、顎を擦って熟考し始めた。多分、今は話しかけてもお返事は返ってこない。そんな時、ふと耳に不快な音が入ってきた。
あれ? なんだかどこからか、ギリリと軋む嫌な音が聞こえるような?
音の発生源を探そうときょろきょろしていると、兄さまとたまたま目が合った。まだまだ考え中の父さまのお膝の上から、兄さまに向かって手をふりふりしてアピールしてみると、慈悲に満ちたような笑みを浮かべて振り返してくれた。
振り返してくれたことにほわわ~と喜んでいたら、さっきまで聞こえていた嫌な音が止まっていることに気付いた。
も、もしかしてさっきの音は兄さまからしていたの?
そんな考えにたどり着いて困惑していると、父さまの考え事が終わった。
「リュカ、その黒い犬はどのくらいの大きさをしていた? 見た目も覚えているか?」
「えっと、僕のおひざにのっても、おもたいとはかんじないくらいちいさかったはずです。あと、みためはけむくじゃらです!」
「なるほど、詳しく教えてくれてありがとう。最後に聞くが、その犬は少しでも襲おうとする仕草をしてきたか? 例えば牙を剥いてきたり、噛もうとしてきたり」
「いえ、むしろ僕がちかづいたら、しっぽをふってよろこんでくれました! ……あ、でも、あかちゃんだからなのか、僕のおむねのにおいをかいだらパジャマのボタンをかみちぎろうとしてきたので、とってもおどろきました」
“あれ? でも僕は男の子だから母乳は出ないよね?”と続けようとした次の瞬間、ドゴッという鈍い音が執務室中に響いた。なんだか部屋自体も衝撃で揺れているような気がする。
父さまと同じタイミングで音の発生源に目を向けると、兄さまが近くの壁を殴っていた。少し赤くなっているように見える手を退ければ、凹んでしまった壁からパラパラと破片や粉が落ちていく。
「失礼しました。どうやら手が滑ってしまったようです。《リペア》」
「ええ! 兄さま、どこもいたくないですか? すべっただけでこんなにつよいだなんて……!!」
「とってもビックリしちゃったよね、驚かせてごめんねリュカ」
兄さまは何でもなかったような顔をして、ささっと修復魔法を唱える。だから壁も元通りにピッカピカだ。でも僕に謝るときだけ眉を下げて、反省の意を示してくれる。
それにしても……さすが攻略対象。顔面だけでなく筋力まで桁違いすぎる。
なんだか後ろから「絶対に滑っていないだろう……」なんて声が聞こえるけど、10歳なのに5歳の僕のことを軽々と抱き上げることができるんだから、滑ってしまっただけであの威力が出ても不思議じゃないと思う。
「まあ、クラウスのことはひとまず置いておくとして、質問に答えてくれてありがとう。そろそろセバスチャンが帰ってくるだろうから、クラウスと2人でお茶でもして待っておいてくれると助かる」
「わかりました! ……たしかにこのつくえだと、ふたりぶんのカップはおけないですね」
目の前に広がるのは散らばった書類と、細やかな文字が印刷された山積みの資料。これじゃあ父さまの分のソーサーが置けるかどうかさえ怪しい。
父さまのお願い通り兄さまと一緒にソファーに座ると、タイミング良く帳簿を手にしたセバスチャンが帰ってきた。初老の彼は、おやおやと言いたげな顔をし、仲良く座っている僕たちに微笑ましげな視線を送ってくる。
……僕がセバスチャンの立場だったとしても、同じようにその人たちのことを見ていたと思う。なぜならいまの僕は、離さないぞと言わんばかりに、お膝の上で兄さまにがっちりと固定されているから。
いつもの兄さまなら、僕のお腹に緩く手を回して落ちないように支えるだけなのに、今はまるでお気に入りのテディベアを持つかのように、僕を腕の中に閉じ込めている。
それに加えて、なぜか僕の髪の中に顔を埋めているみたいだから、本当に身動きがとれない。
あ、兄さまそこで息しないで。ちょっとくすぐったいかも。
___________
お待たせしました!
なんとまぁ、パソコンの更新に1日半かかっていました。その代わりに消えた下書きが戻ってきました。嬉しいやら悲しいやら……。
やっぱりお邪魔なんじゃないかな……。
不安になった僕は、いつの間にか兄さまの背中に隠れてしまった。そんな僕の行動を目に入れて、唯一僕たちの存在に気付いていたセバスチャンが、父さまの集中が途切れる隙を見て報告してくれる。
「旦那様、クラウス様とリュカ様がいらっしゃいましたよ」
「なんだ? ……ああ、おはよう2人とも。リュカはもう眠たくはないか?」
兄さまの背中からひょこっと顔だけ出して様子を伺ってみると、父さまは心配そうにこっちを見ていた。
「おはようございます! 僕はもうげんきいっぱいです! ……でも、父さまはとってもいそがしそうだから、僕がここにいたらじゃまになっちゃう?」
兄さまは元々執務室に用事があったから、僕を誘ってくれたんだと思う。だけど僕はわんちゃんが帰っちゃったから、執務室にはもう用事がない。
でも、3人でご飯を食べたいな。お口チャックして静かにしていたら、居座っても許してくれるかな。
そんな心配をしていたのに、父さまはあっけらかんとした顔つきで、真反対の言葉を口にした。
「邪魔? そんな訳ないだろう。むしろ視界に入っているだけでも疲れが癒えるからありがたいくらいだ」
「……ほんとう? じゃあ父さまのきがちらないように、僕はおくちチャックします」
お口の前で指を交差させながらそう伝えると、兄さまにぽんぽんと肩を叩かれた。
「リュカ、そんなに不安にならなくても大丈夫だよ。リュカの声は天使のように美しい声をしているから、耳に入れるだけで誰でも癒されるんだ。だからもっと父様にも聞かせてあげてくれないかい?」
うむむ、兄さまはこう言ってくれているけど、ちょっと信じがたいなぁ。だって、兄さまはいつも僕のことを無条件で甘やかしてくれるもん。
「……父さまもおなじですか? 僕のこえがきこえても、うっとうしくない?」
「まさか、そんなはずはない。この資料の山が無くなるまで、傍で励ましていてほしいくらいだ」
「えっと、じゃあ、そっちにいってもいいですか?」
「ああ、おいで」
兄さまと繋いでいた手を離し、片手でこっちにおいでとジェスチャーする父さまのもとへ向かう。僕の足では長く感じる距離をてとてとと歩いて、頭の高さほどある机を回り込み、見えた大きな腰にムギュっと抱きついた。
「父さまがんばれ! いっぱいおうえんします! 父さまならこれくらいへっちゃらです!」
「ありがとう。リュカの応援のおかげで俄然やる気が出てきた。セバスチャン、ここ数年間の帳簿を別室の棚から持ってきてくれ」
「かしこまりました。少々お待ちください」
父さまは僕の頭を撫でながら、セバスチャンにそう指示を出す。集中するためなのか、僕たちが入る前からお部屋の中には父さまとセバスチャンしかいなかった。だからいまは僕たち3人だけ。
「父様、お仕事を中断されているうちに一つだけ報告したいことがあります」
「なんだ?」
「どうやらリュカが黒い犬と会ったようです。そして知らない間にいなくなったと」
「黒い犬……?」
父さまも兄さまと全く同じで、“黒い犬”という言葉に引っかかりを覚えている。ひょいとお膝に僕を乗せた後、顎を擦って熟考し始めた。多分、今は話しかけてもお返事は返ってこない。そんな時、ふと耳に不快な音が入ってきた。
あれ? なんだかどこからか、ギリリと軋む嫌な音が聞こえるような?
音の発生源を探そうときょろきょろしていると、兄さまとたまたま目が合った。まだまだ考え中の父さまのお膝の上から、兄さまに向かって手をふりふりしてアピールしてみると、慈悲に満ちたような笑みを浮かべて振り返してくれた。
振り返してくれたことにほわわ~と喜んでいたら、さっきまで聞こえていた嫌な音が止まっていることに気付いた。
も、もしかしてさっきの音は兄さまからしていたの?
そんな考えにたどり着いて困惑していると、父さまの考え事が終わった。
「リュカ、その黒い犬はどのくらいの大きさをしていた? 見た目も覚えているか?」
「えっと、僕のおひざにのっても、おもたいとはかんじないくらいちいさかったはずです。あと、みためはけむくじゃらです!」
「なるほど、詳しく教えてくれてありがとう。最後に聞くが、その犬は少しでも襲おうとする仕草をしてきたか? 例えば牙を剥いてきたり、噛もうとしてきたり」
「いえ、むしろ僕がちかづいたら、しっぽをふってよろこんでくれました! ……あ、でも、あかちゃんだからなのか、僕のおむねのにおいをかいだらパジャマのボタンをかみちぎろうとしてきたので、とってもおどろきました」
“あれ? でも僕は男の子だから母乳は出ないよね?”と続けようとした次の瞬間、ドゴッという鈍い音が執務室中に響いた。なんだか部屋自体も衝撃で揺れているような気がする。
父さまと同じタイミングで音の発生源に目を向けると、兄さまが近くの壁を殴っていた。少し赤くなっているように見える手を退ければ、凹んでしまった壁からパラパラと破片や粉が落ちていく。
「失礼しました。どうやら手が滑ってしまったようです。《リペア》」
「ええ! 兄さま、どこもいたくないですか? すべっただけでこんなにつよいだなんて……!!」
「とってもビックリしちゃったよね、驚かせてごめんねリュカ」
兄さまは何でもなかったような顔をして、ささっと修復魔法を唱える。だから壁も元通りにピッカピカだ。でも僕に謝るときだけ眉を下げて、反省の意を示してくれる。
それにしても……さすが攻略対象。顔面だけでなく筋力まで桁違いすぎる。
なんだか後ろから「絶対に滑っていないだろう……」なんて声が聞こえるけど、10歳なのに5歳の僕のことを軽々と抱き上げることができるんだから、滑ってしまっただけであの威力が出ても不思議じゃないと思う。
「まあ、クラウスのことはひとまず置いておくとして、質問に答えてくれてありがとう。そろそろセバスチャンが帰ってくるだろうから、クラウスと2人でお茶でもして待っておいてくれると助かる」
「わかりました! ……たしかにこのつくえだと、ふたりぶんのカップはおけないですね」
目の前に広がるのは散らばった書類と、細やかな文字が印刷された山積みの資料。これじゃあ父さまの分のソーサーが置けるかどうかさえ怪しい。
父さまのお願い通り兄さまと一緒にソファーに座ると、タイミング良く帳簿を手にしたセバスチャンが帰ってきた。初老の彼は、おやおやと言いたげな顔をし、仲良く座っている僕たちに微笑ましげな視線を送ってくる。
……僕がセバスチャンの立場だったとしても、同じようにその人たちのことを見ていたと思う。なぜならいまの僕は、離さないぞと言わんばかりに、お膝の上で兄さまにがっちりと固定されているから。
いつもの兄さまなら、僕のお腹に緩く手を回して落ちないように支えるだけなのに、今はまるでお気に入りのテディベアを持つかのように、僕を腕の中に閉じ込めている。
それに加えて、なぜか僕の髪の中に顔を埋めているみたいだから、本当に身動きがとれない。
あ、兄さまそこで息しないで。ちょっとくすぐったいかも。
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お待たせしました!
なんとまぁ、パソコンの更新に1日半かかっていました。その代わりに消えた下書きが戻ってきました。嬉しいやら悲しいやら……。
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