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第二章 BLゲーム本編前日譚
19話 うーん、誰が僕のことを見ているんだろう?
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「うー、さむい!」
僕の誕生日からもう半年が経った。季節は冬。僕はもこもこのコートと耳当て、マフラーをつけてお庭に出ている。これでもかというほど防寒対策をしているのに、凍えるほど寒い。それでも魔法の練習をするために我慢している。
お母さまはまだ帰ってきていない……。南の方の街に行ったようだけど、ここよりも寒くないかな。体調不良になっていないかな。
そんなことを考える僕だけど、わざわざ兄さまがつきっきりで魔法を教えてくれている。闇属性の人がどんな魔法を使うのかよくわかっていないから、僕が今しているのはどの属性の人でも扱える基礎魔法の練習……なんだけど……。
「≪ウォーター≫!」
「うん、ちゃんとお水出ているね。先週よりも量が多くなっているよ!」
僕の手から、ちょろちょろとしか表現できない少量の水が流れる。少なめに調節しているわけではない。溢れ出るほど勢いよくお水を出したいと願っても、ちょびっとだけしかでてくれないのだ。
僕は兄さまや父さまの魔法センスを継げなかったみたい。唇を突き出して、むすっとふてくされていると、僕の意識とは関係なしに水が止まった。
「ぼくはまほうつかえないんだ……」
「そんなことないよ。初めて魔法を使ったときよりも使いこなしてきているから、練習したらもっともっと上手になるよ」
「……うん!」
兄さまの言う通り、最初は手から水が数滴垂れるだけだった。さすがの僕も、初めて魔法が使えたという喜びなんて感じずに当惑してしまった。それが今では水道の栓を1ミリほど回したくらいの量が出ている。
そう考えたらかなり進歩したよね! よし、兄さまの言う通り諦めずに頑張ってみる!
気持ちのスイッチを切り替えて、兄さまのお勉強の時間になるまで慌てずのんびりと魔法の練習をする。いつのまにか、僕の鼻先が寒さで真っ赤になってしまった。ずるずると鼻水をすすると、その音に兄さまが反応する。
「風邪ひいちゃったかな? そろそろ戻ろうか」
「兄さまてつだってくれてありがとう!」
「どういたしまして。僕は今からお勉強だから、リュカはお風呂に入って体を温めておいで」
「わかった!」
兄さまは「今日も頑張って偉かったね」と僕の頭をなでて、待機していた侍従に湯を張るように指示を出す。僕は手に息を吐いて温めながらそれを眺めていると、バラ庭の方から視線を感じた。気になってバッと勢いよく顔を向けても、誰もいない。あれ?と思ってじーっと観察しても、雪に埋もれたバラがあるだけで、やっぱり誰もいない。指示を出し終えた兄さまが、僕のそんな姿を見て不思議そうな顔をする。
「リュカ? そっちに何かあるの?」
「うーん、なんでもないよ! 兄さまだっこしてー!」
「ふふ、リュカは甘えたさんだね」
ばんざいして待っていると、スッと簡単に抱っこしてくれた。寒かったから兄さまの首にこれでもかというほど抱きついて、兄さまの体温であたたまる。ほっぺたをぐりぐりと押し付けると、「くすぐったいよ」と笑いながら言われてしまった。
兄さまに抱っこされてお家の中に戻る。ドアが閉まる直前、バラ庭の方から黒い何かが駆け出してきたように見えた。やっぱり何かいたんだ!と思って、ドアの横にある窓から庭を見ても、おかしなことに誰もいない。あるのは積もった雪だけ。
見間違いだったのかな? 僕は兄さまの肩の上で、きょとんとした顔をしながら首を傾げた。
***********
お風呂でぬくぬくと体の芯から温まった後、自分のお部屋で500ピースのパズルをパチパチとテンポよくはめて遊ぶ。お部屋の中で待機してくれているのはマリーじゃなくて、普段父さまの傍に使えているセバスチャン。マリーは忙しいようでお部屋にいない。というのも、お母さまはマリーの生まれ故郷に滞在しているから、マリーの家族に近況報告をしてもらっているらしい。そのついでにマリーは家族と会っているようだ。
僕はまだ会ったことないけど、いつかは会ってみたいな。マリーがどれほど優しくて、気配りもできる優秀な人なのかということを絶対に伝えるんだ!
マリーが侍女としてこの家に使えている限り、いつか会うであろうその時を楽しみに思いながら、あと1ピースはめるだけでパズルが完成といったところまでパズルを進めた。でも僕は、さっき感じた視線が気になっちゃって、最後のピースを手に持ったまま窓の外に目を向けて考え事をする。
お庭で感じた視線はいったい何だったのだろうか……。とりあえず言えるのは、背筋がぞわぞわしちゃうような、嫌な視線ではなかったということ。もし仮に敵意を向けられていたとしたら、兄さまや護衛のみんなが反応すると思う。でも兄さまは全く気付いていなかった。
……うーん、害意はなさそうだし、そんなに気にしなくていいのかな?
そんなことを考えて窓を見つめる僕のことを不審に思ったセバスチャンが、驚かさないように優しく話しかけてきた。
「リュカ様、どうかいたしましたか?」
「ううん、なにもないよ!」
「そうでございましたか、ではおやつの準備をいたしますね」
「わーい!! 今日は何があるの?」
「リュカ様の大好物のプリンですよ」
「プリン!? うれしい!」
うれしすぎて、ソファーから垂らしている足をぶんぶんと振ってしまう。完成したパズルは後でのり付けするためにテーブルの端に寄せて、セバスチャンがプリンを持ってくるよう部屋の外で待機しているメイドさんに指示を出している姿を眺める。今か今かと待っているうちに、食べてもいないのに口の中に甘―い味が広がった。それだけで頬が緩む。
そんなに待っていないのに、もうプリンが届いたようだった。セバスチャンがドアを開けて、プリンを受けとってくれる。プリンに興奮している僕は、外にいるメイドさんに聞こえるように「メイドさんありがとー!」と大声を出してお礼を伝えた。
目の前に置かれたプリンを金のスプーンですくって、口の中に入れる。数秒もぐもぐ。
ほっぺたが落ちちゃうかと思うほど美味しい! なんだかおやつとしてプリンが出されるたびに進化しているような気がする……初めて食べたときよりも濃厚で、僕好みの味だ。ごくんと飲み込んで、セバスチャンにこの美味しさを報告しようとする。
「セバスチャ! おいしいよ!」
「ええ、リュカ様がお喜びになられているようで大変うれしい限りでございます」
興奮して口がうまく回らないせいで、“セバスチャ”と言ってしまった。だけど優秀なセバスチャンはそんなことを指摘せず、むしろ微笑みを浮かべて暖かい紅茶を入れてくれた。それを飲むと、僕がやけどしないように大人に入れるよりもぬるい温度にしてくれている。
さすが普段父さまの傍にいるセバスチャン。気遣いのプロだ。
プリンをぱくっ、紅茶をごくっ。甘―いものを堪能できて、僕はもう大満足!
鼻歌を歌ってしまいそうになるほど楽しんでいると、唐突に入り口の方から視線を感じた。今回の視線も不快に感じるものではない。さっきは勢いよく顔を向けちゃったから気付かれたのかもしれないと考えた僕は、視線の主にバレないようゆーっくりと顔を向けた。
なんとそこにいたのは、料理長と部屋の前で待機してくれている2人のメイドさんだった。半開きのドアの隙間から3人の頭が出ている。料理長と目が合ってしまって、僕は目をぱちくりとさせた。
僕の表情を見たセバスチャンが、スタスタとドアの前まで行ってしまう。顔を出していた3人に「後で話があります」と声をかけてから、音を立てずにドアを閉めた。
「みんなどうしたんだろう?」
「リュカ様にプリンを喜んでいただけたのか確認したかったのですよ」
「そっか、それならあとでつたえておいてくれる? とーってもおいしかったよって!」
「かしこまりました。一言一句違わず伝えさせていただきます」
うん、さっきまで感じていた視線はもう感じない。ということは、お庭で感じたのは門の護衛さんの視線だったのかな?
考え込んでも答えは見つからない。もう考えてもわからないのだからと、僕は忘れるように最後の一口を含んだ。
僕の誕生日からもう半年が経った。季節は冬。僕はもこもこのコートと耳当て、マフラーをつけてお庭に出ている。これでもかというほど防寒対策をしているのに、凍えるほど寒い。それでも魔法の練習をするために我慢している。
お母さまはまだ帰ってきていない……。南の方の街に行ったようだけど、ここよりも寒くないかな。体調不良になっていないかな。
そんなことを考える僕だけど、わざわざ兄さまがつきっきりで魔法を教えてくれている。闇属性の人がどんな魔法を使うのかよくわかっていないから、僕が今しているのはどの属性の人でも扱える基礎魔法の練習……なんだけど……。
「≪ウォーター≫!」
「うん、ちゃんとお水出ているね。先週よりも量が多くなっているよ!」
僕の手から、ちょろちょろとしか表現できない少量の水が流れる。少なめに調節しているわけではない。溢れ出るほど勢いよくお水を出したいと願っても、ちょびっとだけしかでてくれないのだ。
僕は兄さまや父さまの魔法センスを継げなかったみたい。唇を突き出して、むすっとふてくされていると、僕の意識とは関係なしに水が止まった。
「ぼくはまほうつかえないんだ……」
「そんなことないよ。初めて魔法を使ったときよりも使いこなしてきているから、練習したらもっともっと上手になるよ」
「……うん!」
兄さまの言う通り、最初は手から水が数滴垂れるだけだった。さすがの僕も、初めて魔法が使えたという喜びなんて感じずに当惑してしまった。それが今では水道の栓を1ミリほど回したくらいの量が出ている。
そう考えたらかなり進歩したよね! よし、兄さまの言う通り諦めずに頑張ってみる!
気持ちのスイッチを切り替えて、兄さまのお勉強の時間になるまで慌てずのんびりと魔法の練習をする。いつのまにか、僕の鼻先が寒さで真っ赤になってしまった。ずるずると鼻水をすすると、その音に兄さまが反応する。
「風邪ひいちゃったかな? そろそろ戻ろうか」
「兄さまてつだってくれてありがとう!」
「どういたしまして。僕は今からお勉強だから、リュカはお風呂に入って体を温めておいで」
「わかった!」
兄さまは「今日も頑張って偉かったね」と僕の頭をなでて、待機していた侍従に湯を張るように指示を出す。僕は手に息を吐いて温めながらそれを眺めていると、バラ庭の方から視線を感じた。気になってバッと勢いよく顔を向けても、誰もいない。あれ?と思ってじーっと観察しても、雪に埋もれたバラがあるだけで、やっぱり誰もいない。指示を出し終えた兄さまが、僕のそんな姿を見て不思議そうな顔をする。
「リュカ? そっちに何かあるの?」
「うーん、なんでもないよ! 兄さまだっこしてー!」
「ふふ、リュカは甘えたさんだね」
ばんざいして待っていると、スッと簡単に抱っこしてくれた。寒かったから兄さまの首にこれでもかというほど抱きついて、兄さまの体温であたたまる。ほっぺたをぐりぐりと押し付けると、「くすぐったいよ」と笑いながら言われてしまった。
兄さまに抱っこされてお家の中に戻る。ドアが閉まる直前、バラ庭の方から黒い何かが駆け出してきたように見えた。やっぱり何かいたんだ!と思って、ドアの横にある窓から庭を見ても、おかしなことに誰もいない。あるのは積もった雪だけ。
見間違いだったのかな? 僕は兄さまの肩の上で、きょとんとした顔をしながら首を傾げた。
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お風呂でぬくぬくと体の芯から温まった後、自分のお部屋で500ピースのパズルをパチパチとテンポよくはめて遊ぶ。お部屋の中で待機してくれているのはマリーじゃなくて、普段父さまの傍に使えているセバスチャン。マリーは忙しいようでお部屋にいない。というのも、お母さまはマリーの生まれ故郷に滞在しているから、マリーの家族に近況報告をしてもらっているらしい。そのついでにマリーは家族と会っているようだ。
僕はまだ会ったことないけど、いつかは会ってみたいな。マリーがどれほど優しくて、気配りもできる優秀な人なのかということを絶対に伝えるんだ!
マリーが侍女としてこの家に使えている限り、いつか会うであろうその時を楽しみに思いながら、あと1ピースはめるだけでパズルが完成といったところまでパズルを進めた。でも僕は、さっき感じた視線が気になっちゃって、最後のピースを手に持ったまま窓の外に目を向けて考え事をする。
お庭で感じた視線はいったい何だったのだろうか……。とりあえず言えるのは、背筋がぞわぞわしちゃうような、嫌な視線ではなかったということ。もし仮に敵意を向けられていたとしたら、兄さまや護衛のみんなが反応すると思う。でも兄さまは全く気付いていなかった。
……うーん、害意はなさそうだし、そんなに気にしなくていいのかな?
そんなことを考えて窓を見つめる僕のことを不審に思ったセバスチャンが、驚かさないように優しく話しかけてきた。
「リュカ様、どうかいたしましたか?」
「ううん、なにもないよ!」
「そうでございましたか、ではおやつの準備をいたしますね」
「わーい!! 今日は何があるの?」
「リュカ様の大好物のプリンですよ」
「プリン!? うれしい!」
うれしすぎて、ソファーから垂らしている足をぶんぶんと振ってしまう。完成したパズルは後でのり付けするためにテーブルの端に寄せて、セバスチャンがプリンを持ってくるよう部屋の外で待機しているメイドさんに指示を出している姿を眺める。今か今かと待っているうちに、食べてもいないのに口の中に甘―い味が広がった。それだけで頬が緩む。
そんなに待っていないのに、もうプリンが届いたようだった。セバスチャンがドアを開けて、プリンを受けとってくれる。プリンに興奮している僕は、外にいるメイドさんに聞こえるように「メイドさんありがとー!」と大声を出してお礼を伝えた。
目の前に置かれたプリンを金のスプーンですくって、口の中に入れる。数秒もぐもぐ。
ほっぺたが落ちちゃうかと思うほど美味しい! なんだかおやつとしてプリンが出されるたびに進化しているような気がする……初めて食べたときよりも濃厚で、僕好みの味だ。ごくんと飲み込んで、セバスチャンにこの美味しさを報告しようとする。
「セバスチャ! おいしいよ!」
「ええ、リュカ様がお喜びになられているようで大変うれしい限りでございます」
興奮して口がうまく回らないせいで、“セバスチャ”と言ってしまった。だけど優秀なセバスチャンはそんなことを指摘せず、むしろ微笑みを浮かべて暖かい紅茶を入れてくれた。それを飲むと、僕がやけどしないように大人に入れるよりもぬるい温度にしてくれている。
さすが普段父さまの傍にいるセバスチャン。気遣いのプロだ。
プリンをぱくっ、紅茶をごくっ。甘―いものを堪能できて、僕はもう大満足!
鼻歌を歌ってしまいそうになるほど楽しんでいると、唐突に入り口の方から視線を感じた。今回の視線も不快に感じるものではない。さっきは勢いよく顔を向けちゃったから気付かれたのかもしれないと考えた僕は、視線の主にバレないようゆーっくりと顔を向けた。
なんとそこにいたのは、料理長と部屋の前で待機してくれている2人のメイドさんだった。半開きのドアの隙間から3人の頭が出ている。料理長と目が合ってしまって、僕は目をぱちくりとさせた。
僕の表情を見たセバスチャンが、スタスタとドアの前まで行ってしまう。顔を出していた3人に「後で話があります」と声をかけてから、音を立てずにドアを閉めた。
「みんなどうしたんだろう?」
「リュカ様にプリンを喜んでいただけたのか確認したかったのですよ」
「そっか、それならあとでつたえておいてくれる? とーってもおいしかったよって!」
「かしこまりました。一言一句違わず伝えさせていただきます」
うん、さっきまで感じていた視線はもう感じない。ということは、お庭で感じたのは門の護衛さんの視線だったのかな?
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