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最後の誓い

キスで目覚めて

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「ミナ…。」
「お前はメア!何故、ここに?」
「私よ…。」
「お姉さま、国を棄てるつもりですか?なら、お姉さまも!」と腰の剣に手をやった。
「待って!」
「許さない!」
「あなたは騙されてるの!あなたはミナ…。メア皇子と結ばれるはずだったの、思い出して!」
「そんなわけない。なら、どうして私の側に居てくれなかったのよ…。」
「私は君を守りたかった…。だが、できなかった。今度こそ、救ってみせる。思い出してくれ、ミナ!」
「メア…。ずっと待ってた。信じてたわ…。でも、ごめんなさい。私はもうミナじゃなくなる、ナミとしての洗脳が終わりそうなの…。だから、殺して…。」
「…。」
「メア様!」
メアはミナへと近づいて、肩を持ち口付けをした。
(メア、初めて私にキスしてくれたね。いつも、あなたは私をみつめてくれていた。けど、少し淋しかった。もう思い残すことはないわ…。)
「あれ、なんで私泣いてるの?これ以上の幸せはないはずなのに…。」
「ミナ、これからだよ…。私達の未来は…。」
「うん。」
「洗脳は解けたのね。良かった…。」
「ハナ、団長を撃って終わらせる。ミナはここから早く逃げるのだ。」
「嫌よ、私も一緒に行く。やだって言わせないから。」
「わかった、行こう!」
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