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第1章
お詫び
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「ひょえ!?」
驚いてアイルは変な声を出してしまった。部下に命令してアイルを連れて行かせればいいのに、王子自らアイルを抱いて移動するなんて! アイルも驚いたが、観客も驚いたようで、客席は大いに盛り上がった。
アイルはそのまま表彰台の2位のベッドに寝かされ、咥えこんでいたディルドをアンソニーに勢いよく抜かれた。
ズルルルウッ!
「んはああ!」
アイルは荒い息を吐きながら、アンソニーに熱いまなざしを向けた。ゴールしたからには、これからご褒美エッチをしてもらえるはず。昨日はもう、一生抱いてもらえないかもしれないとまで思ったアンソニーに、また抱いてもらえるのだ!
「アイル、今表彰台に着きました! えー、本来ならば、このあとアンソニー殿下によるご褒美エッチが行われるのですが、アイルのゴールが制限時間ギリギリで時間が無くなってしまったため、今回は割愛させていただきます」
「えっ!」
アイルは悲しい声を上げた。観客たちもお楽しみが一つ減って怒りの声を上げる。
『時間オーバーしてもいいから見せろ!』
『出し惜しみするんじゃねえ!』
成人したばかりのアンソニーは、まだ国民の前で奴隷とのセックスを披露したことがない。今日ははじめてアンソニーのセックスを見られるはずだったのに、それが見られなくなった観客たちの落胆は大きかった。観客の怒号はなかなかおさまる気配がなかった。
「アイル、お前がのろのろしてゴールが遅れたから、みんな怒っているんだ」
騒然とする客席を見渡してアンソニーが言った。アイルは震えあがった。さっき観客たちがリズに浴びせかけていた罵倒が脳裏に蘇る。僕もあんな風に国中に罵られてしまうのだろうか。
「ご、ごめんなさい……」
震えながら言うアイルを見下ろして、アンソニーが命令した。
「お詫びに、お前がオナニーしてイくところをみんなに見せなさい。それで許してもらうんだ。時間をかけてはダメだぞ。手早く、そしてエロティックに」
「え……」
人前でみだらなことをさせられるのには、ある程度慣れている。しかし、さすがにこんなに多くの人の前で自慰をしたことはなかった。でも、観客たちがそれで許してくれるのなら、やるしかない。
「わ、分かりました……」
アイルはベッドの上で大きく股を開いて、おずおずと客席を見た。まだ怒鳴っている客もいたが、多くは何がはじまるのかとアイルに注目している。こんなにたくさんの人が見ている前で、オナニーをしなくちゃいけないのだ……!アイルはかあっと顔を赤らめた。
「み、皆様。僕がのろまなせいで、アンソニー殿下のご褒美エッチを見ていただけなくなってしまって、申し訳ありません。お詫びに今からオナニーをしますから、ぼ、僕のイくところを見て、それでどうか、ゆ、許してください」
おずおずと、時々口ごもりながら一生懸命詫びるアイルの姿は、観客の心をとらえた。
驚いてアイルは変な声を出してしまった。部下に命令してアイルを連れて行かせればいいのに、王子自らアイルを抱いて移動するなんて! アイルも驚いたが、観客も驚いたようで、客席は大いに盛り上がった。
アイルはそのまま表彰台の2位のベッドに寝かされ、咥えこんでいたディルドをアンソニーに勢いよく抜かれた。
ズルルルウッ!
「んはああ!」
アイルは荒い息を吐きながら、アンソニーに熱いまなざしを向けた。ゴールしたからには、これからご褒美エッチをしてもらえるはず。昨日はもう、一生抱いてもらえないかもしれないとまで思ったアンソニーに、また抱いてもらえるのだ!
「アイル、今表彰台に着きました! えー、本来ならば、このあとアンソニー殿下によるご褒美エッチが行われるのですが、アイルのゴールが制限時間ギリギリで時間が無くなってしまったため、今回は割愛させていただきます」
「えっ!」
アイルは悲しい声を上げた。観客たちもお楽しみが一つ減って怒りの声を上げる。
『時間オーバーしてもいいから見せろ!』
『出し惜しみするんじゃねえ!』
成人したばかりのアンソニーは、まだ国民の前で奴隷とのセックスを披露したことがない。今日ははじめてアンソニーのセックスを見られるはずだったのに、それが見られなくなった観客たちの落胆は大きかった。観客の怒号はなかなかおさまる気配がなかった。
「アイル、お前がのろのろしてゴールが遅れたから、みんな怒っているんだ」
騒然とする客席を見渡してアンソニーが言った。アイルは震えあがった。さっき観客たちがリズに浴びせかけていた罵倒が脳裏に蘇る。僕もあんな風に国中に罵られてしまうのだろうか。
「ご、ごめんなさい……」
震えながら言うアイルを見下ろして、アンソニーが命令した。
「お詫びに、お前がオナニーしてイくところをみんなに見せなさい。それで許してもらうんだ。時間をかけてはダメだぞ。手早く、そしてエロティックに」
「え……」
人前でみだらなことをさせられるのには、ある程度慣れている。しかし、さすがにこんなに多くの人の前で自慰をしたことはなかった。でも、観客たちがそれで許してくれるのなら、やるしかない。
「わ、分かりました……」
アイルはベッドの上で大きく股を開いて、おずおずと客席を見た。まだ怒鳴っている客もいたが、多くは何がはじまるのかとアイルに注目している。こんなにたくさんの人が見ている前で、オナニーをしなくちゃいけないのだ……!アイルはかあっと顔を赤らめた。
「み、皆様。僕がのろまなせいで、アンソニー殿下のご褒美エッチを見ていただけなくなってしまって、申し訳ありません。お詫びに今からオナニーをしますから、ぼ、僕のイくところを見て、それでどうか、ゆ、許してください」
おずおずと、時々口ごもりながら一生懸命詫びるアイルの姿は、観客の心をとらえた。
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