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第36話 イヴ・デート 1
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クリスマスイブの街はカップルだらけ。
カップル以外にいないの? と見ると元気な女の子達のグループが街を歩いてる感じ。
『世の男達はどこに行ったんだろう?』
カップルの片割れ以外の男を本当に見かけない。
そんな街の中を歩く美少女3人のインパクトはデカかった。
通り過ぎる時、ほぼ二度見される。カフェに座れば、チラチラと視線を向けられる。っていうか、これだと「ガン見」だよね?
デート中のはずなのに、どこの席の男もこっちを見ているんだよ。
いや、それヤバいでしょ。
一緒の女の子は、すぐに気付くに決まってる。
イブ・デートの最中に、相手の男が別の女に見とれてるってシチュに気付いたら、女の子だって、笑顔どころか般若になるのも当然だ。けれども、男達は、相手の女の子が一変させた表情にも気付いてないのか、またまたこっちを見てる。
というわけで、次々と「雰囲気の最悪」な席が増殖していく。
既に店のカップルの全てがヤバい雰囲気だ。
『し~らねっと』
イヴに「カップルクラッシャーがいるカフェ」って地獄じゃん。
バイトのお姉さん達も、お店を見渡してヒソヒソしてるよ。そりゃ、カップルばかりで本来は熱々になりそうな店の中が、雪が降りそうな外の寒さよりも極悪な冷気があっちこちに吹きまくってるモンなぁ。
そして「元凶」となる三人は、オレにだけ向けてくれる温かい笑顔がすごい。
『ヤバッ、可愛すぎる』
インパクトがあるのは確かだった。
隣に座るのはつん。
グリーンのセーターが萌え袖になっているのは「仕様」ってやつだろうけど。これでカップを危なっかしく持つたびに、あっちこちから、魅了されたため息が聞こえたとか聞こえないとか。
斜め前がひな。
トレードマークとなったサイドテールのシャープなラインと対照的なグリーンのゆるふわニットと、タイトミニの組み合わせ。胸元が「ふわ」になって、押し上げる要素が無い分だけ、冬だというのに肌色成分が多めになっているのは、まあ、オヤクソクだ。それを突っ込んではイケないことくらい、光輝にだってわかる。
これだけでも天国なのに、横にもう一人、天使がいる幸福。
うん、局地的天国の周りには地獄が展開されているんだよ。
カップル以外にいないの? と見ると元気な女の子達のグループが街を歩いてる感じ。
『世の男達はどこに行ったんだろう?』
カップルの片割れ以外の男を本当に見かけない。
そんな街の中を歩く美少女3人のインパクトはデカかった。
通り過ぎる時、ほぼ二度見される。カフェに座れば、チラチラと視線を向けられる。っていうか、これだと「ガン見」だよね?
デート中のはずなのに、どこの席の男もこっちを見ているんだよ。
いや、それヤバいでしょ。
一緒の女の子は、すぐに気付くに決まってる。
イブ・デートの最中に、相手の男が別の女に見とれてるってシチュに気付いたら、女の子だって、笑顔どころか般若になるのも当然だ。けれども、男達は、相手の女の子が一変させた表情にも気付いてないのか、またまたこっちを見てる。
というわけで、次々と「雰囲気の最悪」な席が増殖していく。
既に店のカップルの全てがヤバい雰囲気だ。
『し~らねっと』
イヴに「カップルクラッシャーがいるカフェ」って地獄じゃん。
バイトのお姉さん達も、お店を見渡してヒソヒソしてるよ。そりゃ、カップルばかりで本来は熱々になりそうな店の中が、雪が降りそうな外の寒さよりも極悪な冷気があっちこちに吹きまくってるモンなぁ。
そして「元凶」となる三人は、オレにだけ向けてくれる温かい笑顔がすごい。
『ヤバッ、可愛すぎる』
インパクトがあるのは確かだった。
隣に座るのはつん。
グリーンのセーターが萌え袖になっているのは「仕様」ってやつだろうけど。これでカップを危なっかしく持つたびに、あっちこちから、魅了されたため息が聞こえたとか聞こえないとか。
斜め前がひな。
トレードマークとなったサイドテールのシャープなラインと対照的なグリーンのゆるふわニットと、タイトミニの組み合わせ。胸元が「ふわ」になって、押し上げる要素が無い分だけ、冬だというのに肌色成分が多めになっているのは、まあ、オヤクソクだ。それを突っ込んではイケないことくらい、光輝にだってわかる。
これだけでも天国なのに、横にもう一人、天使がいる幸福。
うん、局地的天国の周りには地獄が展開されているんだよ。
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