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第22話 ライブは走りながら聞けw 3

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 須藤の声が震えてるっていうか、青木、こいつ、ヤバいっしょ。完全にイッちゃてるじゃん。

「でもぉ」
「デモなんてねぇんだよ。あるのは、カモか、敵かだけなの! で、おめぇは、オレの敵になんのか?」
「違うよ、ほら、私、竜久の味方だよ? いつだって、仲間じゃん!」
「仲間? ざけんな。言ったろ、あるのはカモか、敵かだって。じゃ、敵じゃないってことはカモってことで良いんだな? オレの役に立つんだろ?」

 青木の声、こんなに低かったんだ? 授業の時の声と全然違うんだな。これがヤツの正体? それにしても「カモ」か「敵」かって、どーゆー分け方なんだよ。友達とか、仲間って言葉はないんだなw

「ふん、じゃ、オレのために役に立つんだな?」
「もちろんだよ、ココアは、竜久の敵じゃないから」
「よし、じゃ、シナリオ変更な。おい、1号、2号、あとキャプテンよぉ」

 ん? なんだよ、その1号、2号って、昔の漫才コンビか? キャプテンってのは斎藤のことだろう? でも、キャプテンって発音が、全然、尊敬を伴ってないのが笑えるw

「「「はい」」」
「今から、誰かコイツに突っ込めレイプだ
「「「「えええええ」」」」

 えええええ! なんか、流れ的にヤバくない? いくらなんでも、それは犯罪だよ? おまえら、やめとけ!

「さっさとやれ」
「あの、でも、それはさすがに」
「いくらシクったしっぱいのお仕置きでも」
「お前ら、何、勘違いしてるんだ。これは石田をハメるためだ。ハハハ。ヤツの代わりにおまえらがハメて、石田をハメられるんだぞ。オレ、マジ天才な」


 何が天才なのかって突っ込み以前に、今現在、ライブで犯罪が全校放送されている件w

 どうしたらいい?

 とにかく、行かないと。さすがに、これを見捨てるわけにはいかないよ。
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