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プロローグ
実況コメント-02-
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『お! すげえ!! 全然見れるじゃん!!』
『《¥10,000》職人感謝!!』
『って!!! おいおい!! どうなってんだ!! モンスターの上に人いるぞ!!』
『なんだ!! おい!! ってか誰だよ!! あのオッサン!!』
『協会の救出部隊だろ』
『だから……協会は時間的に間に合わないっての!!』
『じゃあ!! 誰だよ!!』
『えっ!! モンスターが!』
『な!! 腕が!! えっ!! なにコレって!! あのオッサンがやったの!!』
『これフリーズしてないか……瞬間移動みたいになってたぞ……』
『なあ……あのオッサン……モンスターに勝ってね?』
『「ダンジョンの支配者たち」全員で挑んでも歯が立たなかったのに……あんなオッサン一人で勝てる訳ないだろ……』
『画面見ろ!! オッサンが圧倒してるじゃねえか!! すげええ!!』
『ってか……どうやって腕切った? 『雷鳴の狂戦士』が最強の武器で挑んでもまったく通じなかったのに……』
『……ってあれさ……木刀じゃね……』
『木刀で切れる訳ねえだろ……』
『だから!! 画面見ろっての!! あれどう見ても木刀じゃねえか!!』
『ああ!! 意味わからん!! 誰かわかる奴いねえのかよ!! 1000万いるんだろ!!』
『ってか……あのオッサン知ってる奴いないのか?』
『特定班はよ動け!!』
『あんなすげえ腕前で最下層にしかも一人で挑んでる冒険者なんて超有名配信者以外いないだろ』
『いや……マジであのオッサン知らないんだけど……。俺だけか?』
『おいそれより見ろ!! あれ……花蓮さんじゃ……』
『花蓮……さん……あんな重症だったんか……』
『こんなエグいの見てられねえよ……職人空気読んで画質落とせ……』
『いやマジそれ不謹慎発言なんだが……』
『……なんか泣けてきた……美月ちゃんも泣いているっぽいし……』
『ってか今更だけど花蓮さんと美月ちゃん見捨てたあのクズ最悪だな……』
『希望持て! モンスターも倒せたし、協会が花蓮さんも助けてくれるだろ』
『だからああ!! 間に合わないってのぉぉ!!!』
『というか間に合ってもあの傷じゃあ……』
『ってかあのオッサン冒険者何かできねのか! 最下層のモンスター倒すほどの強さなんだろ』
『どんなに強くても戦士じゃ回復魔法使えねえだろ。というか今の花蓮さんの状態じゃどんなヒーラーでも無理。そんなのも知らねえのか。素人が……』
『おい待て待て……何か光ってるぞ!!』
『は? マジ……あれ回復魔法の光じゃね』
『なんで戦士が回復魔法使えるんだよ!!』
『マジあのオッサン訳わからん!!』
『何でもいいけど、花蓮さんはどうなったんだよ!! 治ったんのか!!』
『光がまぶしくて見えねえ!!』
『おい職人!! これ処理できねえのか』
『無理……』
『おい光が落ち着いてきたぞ……あれ花蓮さん立ってる??』
『マジ……マジ!! すげえ!! 花蓮さん回復してるじゃん!!』
『よっしゃあ!! 間違いない!! 花蓮さん立ち上がってるよ!!』
『でもまだ眩しくてよくわからんけど……俺の環境だけか?』
『いや……俺も顔とかはなんとかわかるけど』
『とにかく花蓮さんが無事なら何でもいいよ!!』
『おい! なんか画面の光が増して……ダメだ!! 何も見えなくなっちまったぞ!』
『職人!! なんとかしろ!!』
『やってるけど……ダメっぽい。完全にドローンのカメラ死んだっぽい……』
『はあ? ここで終わりとかありえねえだろ! 職人何やってんだよ!』
『無理なものは無理……俺はもうおちるわ』
『え? ちょ……職人!!』
『お前らのせいで職人いなくなっちゃったじゃん……』
『いやどの道カメラ死んでたらもう見れないでしょ』
『え……これで終わり? 結局どうなったんだよ! つかあのオッサンは何ものなんだよ!』
『あのオッサン特定したわ』
『特定班!! きた!!』
『おせえよ!! どうせ超有名な冒険者だろ』
『説明めんどいからとりあえずこのオッサンの配信チャンネル貼っとくわ。https://*****』
『は? チャンネル登録者数5……って……』
『こんなショボいチャンネルの配信者があのすげえオッサンな訳ねえだろ……』
『特定班もダメダメだな……』
『てか……ちゃんと動画見て話せ!! どう見てもさっきのオッサンだろ!!』
『はあ!! ありえん!! こんな過疎チャンネルの配信者がなんであんな強えんだよ!!』
『おい……この動画見ろ……https::///****』
『これって……さっきの最下層のモンスターじゃね!! なんてこのオッサン一人でぶっ倒してるんだよ!!』
『最下層に行ったのは今日の「ダンジョンの支配者たち」が世界初だろ!!』
『いや……てかモンスター秒殺してるし、モンスタービビって逃げてるじゃん……』
『マジ意味わからん……このオッサン本当に人間か……』
『ダンジョンに魔族がいるって都市伝説本当だったんか……』
『いや……どう見てもただのオッサンだろ……外見は……』
『ああ!! 結局あのオッサンは何なんだよ!! 気になって寝れねえよ!!』
『俺の情報では多分政府関係者だね……たぶん内閣情報調査室傘下の秘密機関の……』
『でたよw また知ったかぶりの陰謀論者が』
『ああもう いいや!! まだ夜も早いが俺はもう寝るぞ!! カメラももう戻らないし、どうせ明日には世界中でオッサンの正体探しが始まるだろうし』
『だな……明日ネット見ればわかるだろ』
『美月ちゃんと花蓮さん無事ならほかはどうでもいい……』
『最下層から戻るなら数日はかかるかな……』
『早く美月ちゃんと花蓮さんの元気な姿がみたい……』
配信が完全にブラックアウトしても興奮冷めやらぬ視聴者たち。
結局その後、巨大匿名掲示板のチャンネル5を中心にして、謎のオッサンの正体を探るスレが無数に乱立し、SNS「Ditter」でもトレンドを独占するのであった……。
そして、大衆とは別な存在もまたこの配信を見ていて、彼らもまたこの謎の冒険者の存在を探るべく動き出していた……。
『《¥10,000》職人感謝!!』
『って!!! おいおい!! どうなってんだ!! モンスターの上に人いるぞ!!』
『なんだ!! おい!! ってか誰だよ!! あのオッサン!!』
『協会の救出部隊だろ』
『だから……協会は時間的に間に合わないっての!!』
『じゃあ!! 誰だよ!!』
『えっ!! モンスターが!』
『な!! 腕が!! えっ!! なにコレって!! あのオッサンがやったの!!』
『これフリーズしてないか……瞬間移動みたいになってたぞ……』
『なあ……あのオッサン……モンスターに勝ってね?』
『「ダンジョンの支配者たち」全員で挑んでも歯が立たなかったのに……あんなオッサン一人で勝てる訳ないだろ……』
『画面見ろ!! オッサンが圧倒してるじゃねえか!! すげええ!!』
『ってか……どうやって腕切った? 『雷鳴の狂戦士』が最強の武器で挑んでもまったく通じなかったのに……』
『……ってあれさ……木刀じゃね……』
『木刀で切れる訳ねえだろ……』
『だから!! 画面見ろっての!! あれどう見ても木刀じゃねえか!!』
『ああ!! 意味わからん!! 誰かわかる奴いねえのかよ!! 1000万いるんだろ!!』
『ってか……あのオッサン知ってる奴いないのか?』
『特定班はよ動け!!』
『あんなすげえ腕前で最下層にしかも一人で挑んでる冒険者なんて超有名配信者以外いないだろ』
『いや……マジであのオッサン知らないんだけど……。俺だけか?』
『おいそれより見ろ!! あれ……花蓮さんじゃ……』
『花蓮……さん……あんな重症だったんか……』
『こんなエグいの見てられねえよ……職人空気読んで画質落とせ……』
『いやマジそれ不謹慎発言なんだが……』
『……なんか泣けてきた……美月ちゃんも泣いているっぽいし……』
『ってか今更だけど花蓮さんと美月ちゃん見捨てたあのクズ最悪だな……』
『希望持て! モンスターも倒せたし、協会が花蓮さんも助けてくれるだろ』
『だからああ!! 間に合わないってのぉぉ!!!』
『というか間に合ってもあの傷じゃあ……』
『ってかあのオッサン冒険者何かできねのか! 最下層のモンスター倒すほどの強さなんだろ』
『どんなに強くても戦士じゃ回復魔法使えねえだろ。というか今の花蓮さんの状態じゃどんなヒーラーでも無理。そんなのも知らねえのか。素人が……』
『おい待て待て……何か光ってるぞ!!』
『は? マジ……あれ回復魔法の光じゃね』
『なんで戦士が回復魔法使えるんだよ!!』
『マジあのオッサン訳わからん!!』
『何でもいいけど、花蓮さんはどうなったんだよ!! 治ったんのか!!』
『光がまぶしくて見えねえ!!』
『おい職人!! これ処理できねえのか』
『無理……』
『おい光が落ち着いてきたぞ……あれ花蓮さん立ってる??』
『マジ……マジ!! すげえ!! 花蓮さん回復してるじゃん!!』
『よっしゃあ!! 間違いない!! 花蓮さん立ち上がってるよ!!』
『でもまだ眩しくてよくわからんけど……俺の環境だけか?』
『いや……俺も顔とかはなんとかわかるけど』
『とにかく花蓮さんが無事なら何でもいいよ!!』
『おい! なんか画面の光が増して……ダメだ!! 何も見えなくなっちまったぞ!』
『職人!! なんとかしろ!!』
『やってるけど……ダメっぽい。完全にドローンのカメラ死んだっぽい……』
『はあ? ここで終わりとかありえねえだろ! 職人何やってんだよ!』
『無理なものは無理……俺はもうおちるわ』
『え? ちょ……職人!!』
『お前らのせいで職人いなくなっちゃったじゃん……』
『いやどの道カメラ死んでたらもう見れないでしょ』
『え……これで終わり? 結局どうなったんだよ! つかあのオッサンは何ものなんだよ!』
『あのオッサン特定したわ』
『特定班!! きた!!』
『おせえよ!! どうせ超有名な冒険者だろ』
『説明めんどいからとりあえずこのオッサンの配信チャンネル貼っとくわ。https://*****』
『は? チャンネル登録者数5……って……』
『こんなショボいチャンネルの配信者があのすげえオッサンな訳ねえだろ……』
『特定班もダメダメだな……』
『てか……ちゃんと動画見て話せ!! どう見てもさっきのオッサンだろ!!』
『はあ!! ありえん!! こんな過疎チャンネルの配信者がなんであんな強えんだよ!!』
『おい……この動画見ろ……https::///****』
『これって……さっきの最下層のモンスターじゃね!! なんてこのオッサン一人でぶっ倒してるんだよ!!』
『最下層に行ったのは今日の「ダンジョンの支配者たち」が世界初だろ!!』
『いや……てかモンスター秒殺してるし、モンスタービビって逃げてるじゃん……』
『マジ意味わからん……このオッサン本当に人間か……』
『ダンジョンに魔族がいるって都市伝説本当だったんか……』
『いや……どう見てもただのオッサンだろ……外見は……』
『ああ!! 結局あのオッサンは何なんだよ!! 気になって寝れねえよ!!』
『俺の情報では多分政府関係者だね……たぶん内閣情報調査室傘下の秘密機関の……』
『でたよw また知ったかぶりの陰謀論者が』
『ああもう いいや!! まだ夜も早いが俺はもう寝るぞ!! カメラももう戻らないし、どうせ明日には世界中でオッサンの正体探しが始まるだろうし』
『だな……明日ネット見ればわかるだろ』
『美月ちゃんと花蓮さん無事ならほかはどうでもいい……』
『最下層から戻るなら数日はかかるかな……』
『早く美月ちゃんと花蓮さんの元気な姿がみたい……』
配信が完全にブラックアウトしても興奮冷めやらぬ視聴者たち。
結局その後、巨大匿名掲示板のチャンネル5を中心にして、謎のオッサンの正体を探るスレが無数に乱立し、SNS「Ditter」でもトレンドを独占するのであった……。
そして、大衆とは別な存在もまたこの配信を見ていて、彼らもまたこの謎の冒険者の存在を探るべく動き出していた……。
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