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第十五話
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「時間帯的に結構混んでるな」
「そうですね、かなりの人で賑わっています」
映画館を出た俺たちはショッピングモールの中にあるフードコートに来ていた
「白は昼、何食べたい?」
「私は先輩と一緒に食べられるなら何でもいいですよ」
「じゃあ……このショッピングセンターの近くにある、穴場のレストランに行くぞ」
「穴場のレストラン……どういうお店か楽しみです!」
◆◆
五分ほど歩いてレストランに着いた俺たちは店に入って座った
「先輩は何になさいますか?」
「俺は……フレンチトーストにする、白は?」
「では、私は……パンケーキにします。二人とも甘い食べ物ですねっ、」
「お揃いだな」
しばらくして注文した料理が届く
「「いただきます」」
「ん……、ふわふわで美味しい……こんなに美味しいパンケーキは生まれて初めて食べました!」
「口に合ったようでよかったよ」
「とっても甘くてバターのいい香りもして、口の中が幸せでいっぱいです!」
「ここのパンケーキは食べたことなかったが、そんなに美味しいのか?」
「ええ、先輩みたいな優しい味がして、凄く美味しいです!……はぁ、何回食べても、全然たりません。この幸せな味をずっと味わっていたい……」
白がパンケーキについて話せば話すほど魅力的に感じる
白って食レポの才能あったんだ
「気になるな、一口貰ってもいいか?」
「もちろんいいですよ!」
「じゃあ、皿を」
「はいっ、あーんっ、」
「え?あーん?」
「あーんっ、」
「いや普通に分けて貰いたいんだが……周りも見てるし」
「あーんっ、」
「……あ、あーん」
「美味しいですか?先輩」
「ああ、とても美味しいよ」
「よかったですっ、……では、次は先輩が私にフレンチトーストを食べさせて下さい!」
「いくぞ……はい、あーん」
「あ、あーんっ、……ん……、シロップとシナモンのいい香りがして、とっても美味しいです!」
「そうだろ?ここの店の料理は全部おいしいんだ」
「私、こういう料理も作れるようになって、今以上に先輩の胃袋を掴んで見せます!」
「それは楽しみだな」
俺たちはその後も、歓談をしながら食事を進めた
「「ごちそうさまでした」」
「腹は膨れたか?」
「はい、もうお腹いっぱいです」
「そうか……午後からはショッピングと観光をしようと思っているんだが、行きたい店はあるか?」
「服屋さんに行きたいです、先輩の好みの服が欲しいので」
「分かった、服屋に行こう」
◆◆
「いらっしゃいませ!」
「こんにちは」
レストランから出て街の服屋に入ると明るい店員に迎えられた
「とっても可愛いですね!彼女さんですか?」
「自慢の彼女です」
「ちょっと……先輩、」
「照れてる彼女さんも可愛いですね!今日は彼女さんの服を買いに来たんですか?」
「そうです」
「なら、ちょうどオススメの商品があるんですけど……あと、最近はこういうものが流行っていて……」
「はいはい」
「特に、彼女さんにはこちらのワンピースが……」
「白に絶対に似合うと思います」
「後はこちらの……」
「へー、こういうのも――いでっ!?」
「お客様!?大丈夫ですか?」
店員と話していると白に背中をつねられた
そして、無言で私以外の女と喋るなと言いたげに睨まれた……
「大丈夫です、心配はいりません……勧めていただきありがとうございます。ですが、二人で回って決めます」
「かしこまりました!……余計なことしちゃったかな」
俺は白と店内を回り始める
「先輩はどういう色の服が好きですか?」
「寒色系の色が好きだな、水色とか……あと白色も好きだ」
「どういうデザインが好みですか?」
「……キレイ目だけど可愛い感じのやつ」
「少し待っていていただけますか?……必ずキュンとさせて魅せますので!」
「おう」
白は俺の希望を聞いた後、店内の商品を手に取って試着室に入った
俺はその間、近くの椅子に座って白が出てくるのを待っていた
◆◆
「いかがですか?、先輩の好みに合わせて選んでみたんですけど……」
しばらくすると、白は水色の小花柄のワンピースに、ホワイトのロングカーディガンを合わせたコーデに着替えて出てきた
「似あってんな、可愛いぞ」
「ありがとうございますっ、嬉しいです!……これ、買ってきますね!」
「おう」
試着した服を購入して、そのまま着て来た白と店を出て歩き始める
「買い物に付き合っていただき、ありがとうございました!」
「ああ、」
「これでまた一歩、先輩の理想の女性に近づくことができました」
「白はもう十分俺の理想だが」
「そうですか?でも、もっと好きなタイプがあったら教えて下さい。私、必ず先輩の理想の女性になって見せます!」
「その気持ちだけで嬉しいから、無理して変わろうとしなくていい」
「無理はしてません、先輩に私のことをもっともっと好きになって欲しいからするんです!」
「ほどほどにな……」
次は予定だと観光だ……
色々良さそうな場所をピックアップしてきたが、今日は天気がいいからあそこに行くのが一番いいかもな
「あの、先輩……手、つなぎませんか?」
「いいぞ」
「あぁ……やっぱり、先輩の手はしっかりしていて、とっても素敵です……触れていると、すごく……安心する……」
「次は観光に行こうと思っているんだが、いいか?」
「勿論、いいですよ!」
「この辺に――」
「そうですね、かなりの人で賑わっています」
映画館を出た俺たちはショッピングモールの中にあるフードコートに来ていた
「白は昼、何食べたい?」
「私は先輩と一緒に食べられるなら何でもいいですよ」
「じゃあ……このショッピングセンターの近くにある、穴場のレストランに行くぞ」
「穴場のレストラン……どういうお店か楽しみです!」
◆◆
五分ほど歩いてレストランに着いた俺たちは店に入って座った
「先輩は何になさいますか?」
「俺は……フレンチトーストにする、白は?」
「では、私は……パンケーキにします。二人とも甘い食べ物ですねっ、」
「お揃いだな」
しばらくして注文した料理が届く
「「いただきます」」
「ん……、ふわふわで美味しい……こんなに美味しいパンケーキは生まれて初めて食べました!」
「口に合ったようでよかったよ」
「とっても甘くてバターのいい香りもして、口の中が幸せでいっぱいです!」
「ここのパンケーキは食べたことなかったが、そんなに美味しいのか?」
「ええ、先輩みたいな優しい味がして、凄く美味しいです!……はぁ、何回食べても、全然たりません。この幸せな味をずっと味わっていたい……」
白がパンケーキについて話せば話すほど魅力的に感じる
白って食レポの才能あったんだ
「気になるな、一口貰ってもいいか?」
「もちろんいいですよ!」
「じゃあ、皿を」
「はいっ、あーんっ、」
「え?あーん?」
「あーんっ、」
「いや普通に分けて貰いたいんだが……周りも見てるし」
「あーんっ、」
「……あ、あーん」
「美味しいですか?先輩」
「ああ、とても美味しいよ」
「よかったですっ、……では、次は先輩が私にフレンチトーストを食べさせて下さい!」
「いくぞ……はい、あーん」
「あ、あーんっ、……ん……、シロップとシナモンのいい香りがして、とっても美味しいです!」
「そうだろ?ここの店の料理は全部おいしいんだ」
「私、こういう料理も作れるようになって、今以上に先輩の胃袋を掴んで見せます!」
「それは楽しみだな」
俺たちはその後も、歓談をしながら食事を進めた
「「ごちそうさまでした」」
「腹は膨れたか?」
「はい、もうお腹いっぱいです」
「そうか……午後からはショッピングと観光をしようと思っているんだが、行きたい店はあるか?」
「服屋さんに行きたいです、先輩の好みの服が欲しいので」
「分かった、服屋に行こう」
◆◆
「いらっしゃいませ!」
「こんにちは」
レストランから出て街の服屋に入ると明るい店員に迎えられた
「とっても可愛いですね!彼女さんですか?」
「自慢の彼女です」
「ちょっと……先輩、」
「照れてる彼女さんも可愛いですね!今日は彼女さんの服を買いに来たんですか?」
「そうです」
「なら、ちょうどオススメの商品があるんですけど……あと、最近はこういうものが流行っていて……」
「はいはい」
「特に、彼女さんにはこちらのワンピースが……」
「白に絶対に似合うと思います」
「後はこちらの……」
「へー、こういうのも――いでっ!?」
「お客様!?大丈夫ですか?」
店員と話していると白に背中をつねられた
そして、無言で私以外の女と喋るなと言いたげに睨まれた……
「大丈夫です、心配はいりません……勧めていただきありがとうございます。ですが、二人で回って決めます」
「かしこまりました!……余計なことしちゃったかな」
俺は白と店内を回り始める
「先輩はどういう色の服が好きですか?」
「寒色系の色が好きだな、水色とか……あと白色も好きだ」
「どういうデザインが好みですか?」
「……キレイ目だけど可愛い感じのやつ」
「少し待っていていただけますか?……必ずキュンとさせて魅せますので!」
「おう」
白は俺の希望を聞いた後、店内の商品を手に取って試着室に入った
俺はその間、近くの椅子に座って白が出てくるのを待っていた
◆◆
「いかがですか?、先輩の好みに合わせて選んでみたんですけど……」
しばらくすると、白は水色の小花柄のワンピースに、ホワイトのロングカーディガンを合わせたコーデに着替えて出てきた
「似あってんな、可愛いぞ」
「ありがとうございますっ、嬉しいです!……これ、買ってきますね!」
「おう」
試着した服を購入して、そのまま着て来た白と店を出て歩き始める
「買い物に付き合っていただき、ありがとうございました!」
「ああ、」
「これでまた一歩、先輩の理想の女性に近づくことができました」
「白はもう十分俺の理想だが」
「そうですか?でも、もっと好きなタイプがあったら教えて下さい。私、必ず先輩の理想の女性になって見せます!」
「その気持ちだけで嬉しいから、無理して変わろうとしなくていい」
「無理はしてません、先輩に私のことをもっともっと好きになって欲しいからするんです!」
「ほどほどにな……」
次は予定だと観光だ……
色々良さそうな場所をピックアップしてきたが、今日は天気がいいからあそこに行くのが一番いいかもな
「あの、先輩……手、つなぎませんか?」
「いいぞ」
「あぁ……やっぱり、先輩の手はしっかりしていて、とっても素敵です……触れていると、すごく……安心する……」
「次は観光に行こうと思っているんだが、いいか?」
「勿論、いいですよ!」
「この辺に――」
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