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ヤミイ

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 僕は歓喜にうち震えた。
 手の届くところに、夢にまで見た先生のペニスがある。
 少し離れていただけなのに、この肉の棒が愛おしくてならない。
 先から透明な粘液を滴らせ、血管を浮き立たせて奇妙に捩じれた、飴色に光る恥辱まみれの長く太い棒ー。
 剃毛してあるため、先生のペニスは全体像が丸見えで、それだけにすごくいやらしい。
 ふもとの部分から濡れそぼった先っちょまで、すっかり剥き出しになっているのだ。
「先生の、おチンポ・・・」
 僕はその筋肉ソーセージを両手で愛おしんだ。
 この時ばかりは、自分の置かれている屈辱的な立場は忘れていた。
 茎を撫で回し、雁首のくぼみを指でなぞり、亀頭の裏をすりすりする。
 カウパー腺液のにじんでいる鈴口に尖らせた舌をこじ入れ、奥の尿道口を舐めてやる。
「はうっ」
 何かをこらえるように唇を噛む先生。
 その肛門には、ジュリの子宮袋に包まれたふたり分の勃起ペニスが、奥深く咥え込まれているのだ。
 今度は、右手で肉茎を握りしめ、親指の腹で亀頭の表面を強く撫で回しながら、左手で乳首を抓んでやった。
 扱き、つまみ、扱き、ねじり、を繰り返す。
「や、やめ・・・て」
 先生が身をよじる。
「やめて? うそつき。こんなに感じてるくせに」
 僕は怒りに任せ、左手で陰嚢を握りしめてやる。
 潰れんばかりに圧迫し、中でゴロゴロ動き回る二つの精巣を、クルミを割るように擦り合わせてやったのだ。
「わかったんだ…・やっぱり、俺の躰は・・・ジュリの、もの・・・。おまえなんかの、ものじゃない・・・」
 苦しそうに、息を切らして、先生が言った。
 その言葉に、顏から血の気が引くのがわかった。
 おまえなんか・・・?
 そんな・・・。
 目の前が暗くなった。
 僕をこんなにしておいて、この男は、土壇場で僕を捨てるというのか・・・?
「俺がおまえを誘ったのは、そもそも、ジュリを、嫉妬させるため・・・。わかるだろう? ジュリは堕天使なんだ。だいたい、誰がおまえみたいな、青臭いガキに、心を奪われる?」
 先生が僕を見た。
 淫蕩な表情の中で、意地悪く目が光っている。
 青臭い、ガキ・・・?
 じゃあ、今までの睦言は、愛撫は、飲ませてくれた精液は、あれはなんだったていうの?
「よ、よくも、裏切ったな・・・」
 僕は両手に力を込めた。
 怒りがマグマのように湧き上がる。
「くそっくそっくそっ!」
「ああああああああっつ!」で、でりゅうっ! で、でちゃううっ!」
 殺意を込めて扱き、揉むと、ふしだらきわまりない声で、先生が絶叫した。


 

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