Ｒ指定

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　シュコシュコシュコシュコ･･･。
　すごい勢いでしごいた。
　両手で竿を握り、皮も裂けよとばかりに扱きまくった。
　ぬるぬるが手に付着し、ベタベタになる。
　尿道口から溢れたカウパー腺液で、亀頭がぬるぬるにコーティングされているからだ。
「あ、あ、あ、あはんっ」
　腰をガクガクさせて僕は喘ぐ。
　目は画面の中の先生に釘づけになっている。
　胡坐をかいた助清の股の間に尻をうずめ、先生は座位で挿入されている。
　その格好のまま、助清に背後から抱きしめられ、乳首を弄られ、首筋にキスをされている。
　ふたりの脇にはもうひとりのマッチョ、佐平が腹ばいになり、股間から突き立つ先生の陰茎を弄っている。
　トキントキンの肉柱を両手でさまざまな角度から撫でつつ、時折口に含んで舐めたり吸ったりしているのだ。
「くうっ、いくっ、逝っちゃううっ」
　僕は両手と腰の動きを更に加速させた。
　させずにはいられなかった。
　出る寸前、膝立ちになり、画面に大写しになった先生の顔に肥大亀頭を押しつけた。
「きゅうっ！」
　絶叫して、嫉妬まみれの怒り肉棒を突き上げた。
　亀頭がぶわっと膨らみ、次の瞬間、内側から爆発した。
　狭い尿道口を押し広げ、熱いミルクが吹き出した。
　べちょっと液晶画面に飛び散った白濁液が、先生の映像を隠して広がった。
「あうううう･･･」
　僕は股間の生殖器を握りしめたまま、ベッドの上に横転した。
　どくんどくんどくん･･･。
　脈動が少しずつ収まっていく。
　両手はすでに溢れた精液でべちょべちょだ。
　性器が縮み始めると、すぐに、たとえようのない虚脱感がやってきた。
　男性特有の、射精直後のこの静謐な時間を、俗に”賢者タイム”というらしい。
　射精直後のこの一瞬だけ、男はすべての欲望から解き放たれ、一時的に悟ったような気分になれるからだ。
　が、今回の賢者タイムは、空しさばかりが募った。
　僕が先生に逝かせられるのでも、僕が先生を逝かせるのでも、あるいはふたり同時に絶頂を迎えるのでもなく、僕はただ凌辱される先生の映像を見ながらオナってしまったのである。
　これがひとり自分の部屋でオナるならまだしも、合宿会場という、性交のチャンスに満ちた特殊な場所で･･･。
　切なくて、いつしか僕は泣いていたようだ。
　ふと気づくと、傍らにジュリが座っていた。
「みじめなやつ」
　見下すような口調で言った。
　見上げると、さげすむような目つきをしていた。
「おまえ、何か勘違いしてない？　あたしを一回、逝かせたぐらいで。ここがどこか、わかってるの？」
　ドキリとした。
　胸の内を読まれた気がした。
　ジュリは僕の増上慢に気づいていたのだ。
「ぼ、僕を･･･」
　縮こまった性器から手を放し、僕は半身を起こしてジュリと向き合った。
「どうするつもり？」
「順番からして、次はおまえ。おまえを二度と逆らえないよう、狂わせてやる」
　僕の股間に少女のようにしなやかな右手を伸ばし、ジュリがうなだれたペニスを握ってきた。
「今度はおまえにこれを使わせてあげるわ。ただし、予想もつかない方法でね」
「ま、まさか…」
　ジュリの左手に握られたものをひと目見て、僕は絶句した。
「い、いいの？　そ、そんなことまでして？」