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ヤミイ

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 卵白のような僕の精液を顔中にかけられた先生は、ほとんど放心状態で口を開けたままだ。
 僕の精液は量が多すぎて、先生の顎から首筋、そして胸にまで伝い、硬く屹立した乳首をも鈍く光らせている。
 僕が腕立て伏せをするようにそんな先生の上から体を起こすと、ジュリが湿った音を立てて、僕らの肛門から腕を引き抜いた。
「くう」
 白目を剥いて、先生がのけぞった。
「はううっ」
 僕も、凄まじい快感に勃起ペニスの腹をぺチンと先生の胸板に打ちつけた。
「きょうはもう寝なさい。これは明日まで充電しておくから」
 肛門汁で濡れそぼったジュリの両手には、今の今まで僕らの直腸にめり込んでいたアナルローターが握られていた。
 どうりで体が軽くなったはずだった。
 ほっとすると同時に、間断なく続く微弱な振動が消えたせいで、少し物足りなくなった気がした。
 下半身から力が抜けて、足が動かない。
 射精しすぎて、睾丸のあたりがスースーする。
 触ってみると、袋がぺしゃんこになり、中の陰嚢も心なしか縮んでしまったようだった。
 これ以上続けたら、身体を壊していたかもしれない、と思う。
 なんせ、ジュリに直腸壁ごと前立腺を握られ、外に引きずり出されたのだ。
 ジュリひとりでもこうなのだから、変態たちが集結する明日は、それこそ何をされるかわからない。
 特に先生の身が心配だった。
 完璧な美太夫でありながら、その実、マゾヒストの先生は、鼻の利く相手にとっては恰好の玩具なのだ。
 マスク男たちや変態女子大生たちに、乳首を噛み千切られた上に勃起ペニスを引き千切られ、更には陰嚢を引っこ抜かれて、あまつさえ、前立腺を肛門から摘出される血まみれの先生ー。
 そんな姿を一瞬妄想し、僕はとてつもなく興奮した。
 出し切ったはずなのに、またぞろペニスが力を漲らせ始める。
 萎んだコンドームみたいだったユムシ状の僕の男根が、むくむく筋肉の鎧をまとい始めたのだ。
 なんとか、ベッドから降り立った。
 だが、先生はベッドのヘッドボードに背を持たせかけたまま、ぴくりとも動かない。
 開いた両足の間では、蛇の死骸のような太い生殖器官が、つるすべの股間からだらしなく垂れている。
 その先からは精液の残滓が滴り、シーツに染みをつくっている。
 染みはそれだけではなかった。
 先生の尻の周囲のシーツは、ローションと汗、そして多量の肛門汁でじっとり湿っているのだ。
「どうしたの? 立てないの?」
 蔑むようにジュリが訊く。
 涅槃の境地に意識が飛んでいるのか、先生は答えない。
 惚けたような顏、うつろな目。
 涎を垂らす半開きの口からは、長い舌がだらりと伸びている。
「仕方ないわね」
 ジュリが指を鳴らした。
 カウンターの背後のドアが突然開いて、待っていたかのように、全裸の巨漢がふたり、ぬっと現れた。
 プロレスラーのような赤いマスクをかぶった、助清と佐平である。
 マスクの額の所にデザインされた『助』と『平』のジョークみたいなロゴでそれとわかった。
 ふたりとも、マスク以外は、もちろん全裸である。
「ふたりで兄貴を部屋に運んであげて。腰が抜けて、動けないらしいの」
 ジュリの言葉に、助清が前に進み出て、おもむろに先生のペニスをつかんだ。
 ペニス一本を支点にして、先生の躰を持ち上げにかかる。
「ううっ・・・」
 ゴムのように伸びるペニスを中心に、先生の腰がテントのように持ち上がる。
 助清はそのままベッドの端まで先生を引きずっていく。
 ペニスを取っ手代わりに引っ張られ、先生の裸の下半身がベッドから飛び出した。
 落ちる、と息を呑んだ瞬間である。
 脇で待機していた佐平が、素早く両手を伸ばし、先生の両の乳首をつまんだ。
「きゃふっ」
 先生がのけぞり、眼を剥いた。
 ふたつの乳首とペニス。
 体重がかかり、信じられないほど、伸びている。
 今や、その3点だけで、先生の躰は支えられているのだ。
 身長170センチ台半ばの先生の体重は、少なく見積もっても60キロはあるに違いない。
 その全部が、もっとも感じやすい三つの点にかかっているとは・・・。
 佐平と助清が、水平に先生を吊るしたまま、ゆっくりと歩き始めた。
 その背中に、ジュリが声をかけた。
「お部屋についたら、ふたりで犯してもいいわよ。ただし、明日があるから、ほどほどにね」
「そ、そんな・・・」
 僕は抗議の声を上げかけた。
 これ以上凌辱されたら、先生の心臓は止まってしまう。
 そう心配になったのだ。
 そんな僕に、しれっとした顔で、ジュリが言ってのけた。
「止めようとしても無駄でしょうね。あんたも今、助清と佐平のおチンポ、見たでしょ? もうギンギンに勃っていたじゃない。ふたりとも、厨房のモニター画面で兄貴とあなたの痴態をずっと見守ってたから、マジ興奮が収まらないのよ」 

 
 

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