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ヤミイ

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 僕はいったん解放され、カウンターの天板の上に横たえられた。
「挿入は慎重にいかないと。尿道を傷つけたら、感染症が怖いわ」
 ジュリがそう主張したせいである。
 さっきまでの凌辱の余韻で、僕の全身はぴくぴくしっ放しだった。
 そもそもまだ直腸内には、あのアナルローターが埋まったままなのだ。
 微細といえども、その振動は相変わらず僕の前立腺を刺激し続けている。
 だから、僕のペニスは、今でも恥ずかしげもなく突っ立ったままだった。
「ほれぼれするわね」
 ジュリがその肉棒の表面に愛おし気に指を這わせて、うっとりとつぶやいた。
「お兄ちゃんのに負けないぐらい、この子の生殖器は芸術品だわ」
「ああ。それに、なんといっても、仮性包茎のままなのがいい」
 ジュリに合わせるようにして、先生も僕の勃起ペニスを指先で撫で始めた。
「何度剥いても、すぐ元に戻る。そのくせまた剥いてやると、中の亀頭はいつも決まってぬるぬるになっている」
「過敏な分、楽しみも多いわよね」
 ジュリが僕の亀頭を包んだチューリップ型の包皮の口に、おもむろに人差し指を突き刺した。
 そうしておいて、ゆっくりと中を掻き回す。
 包皮の内側は、先生の指摘通り、分泌物でぬるぬるだった。
 ねちょねちょした音が響き、僕はすぐにピキッと硬直した。
 つい、喘いでしまった。
「ダ、ダメ、そ、そこは…」
 喘がずにはいられない。
 カウパー腺液と精液でぬるぬるになった亀頭を、ジュリが指の腹で撫で回していく。
 特に感じるのが、包皮と亀頭の境目だ。
 その狭いすき間に指を入れられ、ズズズッと一周なぞられると、あまりの気持ち良さにまたしても尿道口からスキムミルクが滲んできた。
「まだ身体は少年そのものなのにな」
 先生が空いたほうの手で、僕の肌を撫でていく。
 下腹から臍、そして脇腹から腋の下、更に胸板にまで辿り着くと、手のひらの柔らかい部分で右の乳首を転がし始めた。
「つ・・・」
 乳首を襲う快感に、思わず上体を反り返らせる僕。
 ふたりの前に全裸で横たえられた僕は、さながらまな板の上の鯉だ。
「そこがいいんじゃない」
 もう一方の僕の左の乳首を指でクリクリ弄りながら、楽しそうにジュリが言う。
「この子は堕天使。二度と這いあがれないように、ふたりで性の地獄に突き落としてやりましょう」


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