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ヤミイ

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「何をですか?」
 柚葉が訊く。
 僕は器具の名を答えた。
 彼女が看護学部の学生なら、きっと調達できるに違いない。
 ふとそう閃いたからだ。
「どうして2セットも?」
 柚葉が小首をかしげ、僕を見た。
「あ、さては・・・」
 眼鏡越しに、にやっと笑う。
「バレましたか」
 僕は少し赤くなった。
「自分でも試してみたいので。むしろ、先生と一緒に」
「試すって、どんなふうに?」
「お互いの躰に装着して、出したものを飲みあうのです」
「出したものって・・・精液ですよね? あなたがさっき舐めていた」
「ええ」
「そういえば、まだ返事を聞いていませんでした。それ、おいしいんですか?」
 そうだった。
 柚葉の第一声が、それだったのだ。
「アレを取りに行ってもらう前に、少し試してみますか?」
 僕は下腹にくっつかんばかりに反り返っている先生の勃起肉棒を握って、ぐいと手前に引き寄せた。
 垂直にに立てると、きりたんぽみたいに膨らんだ亀頭がちょうど柚葉の目と鼻の先に来た。
「この人、高校時代からの憧れだったんです。その憧れの先輩の生殖器が、これなんですね・・・」
 感慨深そうに言って、柚葉がおずおずと人差し指を伸ばした。
「私、処女なので、こんな近くで男の人のコレ、見るの初めてで」
 アナルローターのおかげで、すでに数回射精しているというのに、先生の陰茎はビンビンに勃っている。
「先生は、こう見えて、辱められるのが大好きなんです。だから、何度出しても先生のここはすぐ硬くなる」
「マゾヒスト、というわけですか」
「人間には、誰しもそういう性向が幾分かはあるのかもしれません。かくいう僕もそうですから」
 僕はコートの前をはだけてみせる。
 股間から立ち上がった筋肉製のシフトレバーのような性器を見て、柚葉が感嘆の吐息を漏らした。
「あなた・・・大きいんですね。見たところ、まだ少年なのに」
「性器の発達した男子中学生は、お嫌いですか?」
「いえ」
 初めて柚葉が頬を赤く染めた。
「むしろその逆です。私、ショタコンの気もあるんで。その手のマンガとか小説、結構好きで」
「じゃあ、お互い楽しめそうだ」
 僕は柚葉の右手をおのれの勃起男根に導いた。
「少ししごいててもらえますか? その間に、僕が先生からエキスを抽出してあげます」
 そう言い置いて、机の下に両手を伸ばし、それぞれの手で先生の乳首と陰嚢を握った。
 むろん、陰嚢を握った手は、人差し指だけ独立させ、肛門に当ててある。
「じゃ、行きましょうか。もっときつく握っていいですよ。扱き方はもっともっと強く、そう、そんな感じ」


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