Ｒ指定

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　先生と自分のTフロントショーツの紐を元の位置に戻し、互いの性器を隠す。
　隠すといっても、下腹に沿って真っすぐ立て、裏筋に紐を添わせるだけである。
　そうしておいて、ふたりの躰をコートで覆う。
　肩を貸すようにして立ち上がらせると、二人三脚みたいに、先生を歩かせた。
　アナルローターの振動とたび重なる射精のせいで、先生はひとりで歩けなくなっていた。
　僕の直腸にもローターは嵌まっていて、今この時にも作動しているのだが、『弱』にしてあるので動けないほどではなかった。
　人垣をかき分けて、自習室に向かう。
　集まってきた人々は、歩くたびにはだけるコートの下に僕らがTフロントショーツしかつけていないのを見て、みんなぎょっとしたような顏をする。
　さっきの女子大生などは、顔を真っ赤にして興奮しているように見えた。
　両開きの扉を開けると、自習室は思ったより空いていた。
　各ブースが衝立で仕切られており、性的行為に耽るにはもってこいの場所である。
　僕は一番奥の角に先生を導いた。
　並んで椅子に座らせ、さっそくコートを脱がせにかかる。
　薄暗い書架の間と違って、明るい自習室の照明の下では、先生の裸がよく見える。
　股間に手を入れ、Tフロントショーツの縦紐をずらすと、ぼろんと太ったキノコみたいな陰茎が転がり出た。
　雁首の下の窪みを握りしめ、ゆるゆると上下させながら、空いたほうの手で乳首を弄る。
　乳首を交互に弄って勃起してきたのを確かめ、先生の顔をこちらに向けさせ、唇を奪ってやった。
　濃密な時間が流れた。
　先生は両手を後ろに回し、完全に僕に躰を預けている。
　しばらく夢中で続けると、
「あふ」　
　そう喉の奥で甘く鳴いて、恥ずかしいつるつる亀頭から、先生がまたカルピスを滲ませた。
「いけない人だ。僕がもっとよく見てあげます」
　突き上げる激情に、僕は先生を机の上に押し倒し、そのしなる裸体に震える両手を置いた。