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ヤミイ

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 片方を乳首に当てたまま、もう片方を胸骨の間から鳩尾にかけて下ろしていく。
 絶え間ない二か所からの振動に先生の口がアワアワ震え、やがて半開き状態になる。
 無毛の鼠径部にマッサージ器の頭が到達し、そこから生えた筋肉の柱の根元に当たった。
 とたんにプリンッと頭を振り上げる、よじり合せた肉の綱でできたような勃起男根。
 海綿体に血管の浮き出たそのごつごつした側面を、マッサージ器でゆっくりとなぞっていく。
 表から側面、そして裏筋へと周りを一周させると、
「はぐうっはうあっ!」
 宙吊りになったまま、先生が腰を前に突き出してガクガクし始めた。
 とどめとばかりに、亀頭の正面にマッサージ器の先端を垂直に押し当てる。
 陰茎全体がおこりにかかったように振動し、たちまちズル剥け亀頭が恥の塊のように真っ赤に膨らんだ。
「ああ…ぐぐぐ…い・・・いいっ!」
 乳首と亀頭にマッサージ器を突き立てられ、ピキンと足の指を伸ばして先生がフリーズする。
 全開にした両足の内腿に浮かび上がる筋肉の束。
 割れた下腹が快感で激しく波打っている。
 やがて、鼻づらを押しつけ合ったウレタンゴムと亀頭の密着部分から、ねっとりした白いミルクが滲み始めた。
「先生、こうされるの、好きだよね…? 躰の自由を奪われて、性器を蹂躙されるのが」
 グリグリ亀頭を弄びながら、訊いてやる。
「正直に、好きって、言ってごらんよ。虐められれば虐められるほど、興奮するってさ」
 先生が、熱っぽく潤んだ瞳で切なげに僕を見つめてくる。
「い・・・いやだ」
 しばしの逡巡の後、やがて弱々しくかぶりを振った。
「調教、されるのは、俺、じゃない…キミ、なんだ…」
「そうかな? 今更何を虚勢張ってるわけ?」
 意地悪く僕は嗤った。
「いいよ。すぐにわからせてあげる。どっちが本当の主人かってことをね」

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