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ヤミイ

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 もだえ苦しむ先生の顔。
 頬が引きつって、口を半開きにして、はあはあ息を喘がせている。
 それはとてもセクシーで、僕の嗜虐心を刺激する。
 色々な角度にガーゼを引っ張るたびに、先生の表情が変わる。
 それを見ているうちに、僕は自分が快感を感じることより、先生を弄ぶことのほうが、面白くなってきた。
「ま、まだ、逝かないのか・・・?」
 うわ言みたいな口調で、先生が訊く。
 先生は右手を上下させ、二本のペニスを同時にしごきにかかっている。
 あまりの気持ち良さに、自分からガーゼに亀頭を押しつけていっているのだ。
 それは僕にも相当な”苦行”だった。
 亀頭に関して言えば、仮性包茎の僕のほうが、最初から剥けている先生のより過敏なのだ。
 下手をすると、こっちが先に逝ってしまいかねなかった。
 が、僕は丹田に力を込め、射精を我慢した。
 自分が逝くより、先生のイク時の顔を間近で見たかった。
 助清や佐平、地下鉄の美少年たち、地下街で会った女たちー。
 僕の目の前で、先生はさまざまな人間たちに凌辱され、アクメ顔を晒していた。
 気持ちよさそうに嬌声を上げ、最後にはその無毛の股間から生えた美しい肉棒の先から、強い匂いのするあの白濁液を必ずぶちまけてー。
 そのたびに僕がどんなに激しい嫉妬心に苛まれたことか・・・。
 が、ジュリや助清の言葉を借りれば、どうやらきょうは、僕ひとりが先生を自由にできる日のようなのだ。
 ならばこの手で、何度でも、それこそ精巣が涸れ果て、鈴口から煙しかでなくなるまでいじめてやる・・・。
「先生が逝くまで、耐えてみせます」
 僕は薄く笑うと、両手に力を込め、更にいっそうガーゼを速く動かし始めた。

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