Ｒ指定

194

　ちんぐり返しの場合、普通勃起したペニスは床と水平になるものだ。
　だが、今の先生の肉竿は天井を指して垂直に屹立していた。
　”女教師”からバトンタッチした”厚化粧”が、ペニスを無理やり捻じ曲げて真上に向けているからである。
　勃起したペニスをねじられる時の気持ち良さは、僕もよく知っている。
　僕の場合は、硬くしたペニスを紐で縛ってベッドの足や窓枠につなぎ、ひとりで色々な角度や強さを試してみたものだ･･･。
　深夜、全裸で部屋の中を転げ回って朝まで自慰に耽ったあの頃が、なつかしかった。
　ただひたすら鏡に映る卑猥な自分の姿に欲情していればよかったのだ。
　思えば僕は、あそこからどれほど遠くまで来てしまったのだろう…。
　肉竿を握った”厚化粧”の手から、先生のペニスの亀頭部分が丸ごと突き出ている。
　ピンク色に濡れて光る先生の亀頭は、大きさも形も、なんとなく赤ん坊の握りこぶしに似ている。
「あなたの彼、さすがイケメンだけあって、チンポもいい形してるよね」
　”厚化粧”がほれぼれした声で言い、左手の手のひらで先生の亀頭を撫で回し始めた。
　手のひらを色々な角度に傾け、亀頭全体を側面から裏側まで丹念に撫でていく。
「はうっ！」
　先生の腰がぐっとせり上がる。
　太腿の筋肉が縄のように浮き上がった。
「い、いいっ」
　先生の喉から、裏返った声が漏れた。
　ああ、そんな…。
　僕は目を覆いたくなった。
　先生ときたら、どうやら痙攣までしているようなのだ。
　でも、気持ちはよくわかる。
　ああされると、男はものすごく気持ちよくなってしまうのだ･･･。