Ｒ指定

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「よく見せて」
　女性たちが、僕の股間を見ようと前に回り込む。
　両脚を更に大きく左右にこじ開けられて、ビンビンに勃起した僕の浅ましい男棒がいやらしく剥き出しになる。
「ほら、このリボン」
　”厚化粧”が無毛のつけ根を指差した。
　かわいい～！
　周囲から一斉に黄色い声が上がった。
「なんか、プレゼントみたいじゃない？　あたしたちに、このやらしいチンポ、差し上げますって感じで」
　ぱんぱんに張り詰めた海綿体を、人差し指の腹で撫でながら、更に続けた。
「プレゼントなら、リボンなんか、勝手に取っちゃってもかまわないって思わない？」
「ま、待って･･･」
　全員にペニスを注視される恥辱にたまらない羞恥の念を覚えながら、やっとのことで僕は言った。
「それは、取らないで･･･取ったら、大変なことになる･･･」
　なにしろ、地下鉄の中でマスク男たちの痴漢行為を受けた時から我慢しているのだ。
　今の僕の陰嚢には、射精十回分以上の精液が溜っているに違いない。
　そんなものをこの地下街でぶちまけでもしたら…。
　それに、と思う。
　尿瓶に精子を蓄えることは、先生の命令なのだ。
　理由はわからないが、半日かけてせっかく貯めた精液をこんなところで浪費していいはずがない。
「そう言われると、ますます取りたくなっちゃうな」
　”厚化粧”が、にやりと笑って言った。
「本物の精子、みた～い」
　”ロリコン”が、歌うように言った。
「匂いを嗅いだり、触ったりしてみた～い」
「年下のは、私も初めてだわ」
　”女教師”が、クールな口調でつぶやいた。
「いつもの中年オヤジのに比べると、きっと濃くって匂いも強いんでしょうね」