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そしてまた、ひとり、とり残された僕。
鏡に映るのは、女の子のように白い裸で手足の細い、甘いマスクの少年だ。
でも、鏡の中の僕は、無毛の股間から相変わらずそこだけ大人の節くれだった男性器をそそり立たせている。
先生が愛撫の途中で帰ってしまったせいで、まだ勃起が収まっていないのだ。
でも、先週と違い、きょうの僕は希望に燃えている。
年末の合宿。
先生は、そんな素敵な企画を僕にプレゼントしてくれたのだ。
そのことを考えると、浮き浮きしてじっとしていられない気分だった。
さまざまな想像が脳裏で渦巻いた。
想像というより、それは妄想、淫夢だった。
したくてしたくて狂いそうになった。
僕は窓を開け、全裸でベランダに出た。
乳首の根元を糸で縛り、その糸の端を洗濯竿に結びつける。
風のない、空気の冷たい夜だった。
底冷えのする夜気が、性的興奮に火照った身体に心地よい。
ベランダの下は舗道になっていて、この時間帯はまだ人通りがあるようだ。
しこらなくても、先生に踏まれていたせいで、ペニスはぎんぎんに勃起してしまっている。
躰を後ろに倒し、ふたつの乳首を縛った糸をぴんと張る。
乳首と踵だけで躰を支えると、自分の重みで乳首がきつく締めつけられ、千切れそうに疼いた。
それが・・・先生の愛撫に似て、なんともいえず、気持ち、いい。
「ああ・・・いいっ」
すでに乳首はどちらもピンピンに立っている。
僕は右手でペニスを握りしめると、左手で陰嚢を握り、先生のズボンの膨らみの感触を反芻しながら、
「あはあ、はふう、ふぐう、はうっ」
濡れた亀頭の先を人差し指の腹でリズミカルにタップして、そしてゆっくり、栗の花の匂いの香る快楽の独りクリスマスイブに陥っていったのだ・・・。
鏡に映るのは、女の子のように白い裸で手足の細い、甘いマスクの少年だ。
でも、鏡の中の僕は、無毛の股間から相変わらずそこだけ大人の節くれだった男性器をそそり立たせている。
先生が愛撫の途中で帰ってしまったせいで、まだ勃起が収まっていないのだ。
でも、先週と違い、きょうの僕は希望に燃えている。
年末の合宿。
先生は、そんな素敵な企画を僕にプレゼントしてくれたのだ。
そのことを考えると、浮き浮きしてじっとしていられない気分だった。
さまざまな想像が脳裏で渦巻いた。
想像というより、それは妄想、淫夢だった。
したくてしたくて狂いそうになった。
僕は窓を開け、全裸でベランダに出た。
乳首の根元を糸で縛り、その糸の端を洗濯竿に結びつける。
風のない、空気の冷たい夜だった。
底冷えのする夜気が、性的興奮に火照った身体に心地よい。
ベランダの下は舗道になっていて、この時間帯はまだ人通りがあるようだ。
しこらなくても、先生に踏まれていたせいで、ペニスはぎんぎんに勃起してしまっている。
躰を後ろに倒し、ふたつの乳首を縛った糸をぴんと張る。
乳首と踵だけで躰を支えると、自分の重みで乳首がきつく締めつけられ、千切れそうに疼いた。
それが・・・先生の愛撫に似て、なんともいえず、気持ち、いい。
「ああ・・・いいっ」
すでに乳首はどちらもピンピンに立っている。
僕は右手でペニスを握りしめると、左手で陰嚢を握り、先生のズボンの膨らみの感触を反芻しながら、
「あはあ、はふう、ふぐう、はうっ」
濡れた亀頭の先を人差し指の腹でリズミカルにタップして、そしてゆっくり、栗の花の匂いの香る快楽の独りクリスマスイブに陥っていったのだ・・・。
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