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ヤミイ

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 屈辱だった。
 いくらなんでも、恥ずかしすぎる。
 鏡の中の自分の股間を凝視しながら、僕は心の中で苦渋の叫びを漏らした。
 パンパンに張った亀頭の先。
 その先っぽの縦長の切れ目から、じわりと乳白色の液体がにじみ出している。
 質感からして、それは透明な我慢汁などではなく、本物の精液だった。
 僕の命の素をたっぷり含んだ、あの青臭い猥褻な汁である。
 ああ、なんてこと・・・。
 僕は先生の言う通り、乳首責めだけで射精してしまったのだ。
 せめて、最後は手でしごいてほしかった。
 先生がしてくれないなら、せめて僕自身の手でしこりたい・・・。
「触らせて」
 身をくねらせながら、僕は懇願した。
 腰に力を入れて、懸命に射精感を押さえ込む。
 こんな蛇の生殺しのような状態は、嫌だった。
 どうせ射精するなら、しこりにしこってペニスを痛めつけ、溜まった精液すべてをどびゅっとぶちまけたい。
「こんなのいやだ。先生がしてくれないなら、せめてちんちん、こすらせて・・・」
「だめだね」
 先生が首を横に振った。
 そして、僕の細い手首を右手でひとまとめに握ったかと思うと、両腕を持って僕を頭上に高々とつるし上げた。
 腋の下も露わにつま先立ちになった僕の背後から左手を回し、勃起乳首を交互につねり、ねじり出す。
「あああううっ!」
 僕は腰を突き出し、悩ましげに下半身をくねくねさせた。
「乳首、いいっ! 乳首好き! ち、乳首いっ! 感じちゃうっ!」
 捕らえられ、毛を毟られたウサギのように、鏡の中の少年が跳ねあがる。
 その天を衝く怒張肉柱の先からは、どろどろと白濁液が垂れている。
 遅かった。
 ぴくぴくとペニスを震わせながら、僕はすすり泣いた。
 先生の、いじわる・・・。
 せっかくのクリスマスイブなのに・・・。
 僕を本当に、乳首だけでイカせてしまうだなんて・・・。
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