少年ペット

ヤミイ

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 これが、ディープキス?

 初めての体験に、私はすぐに夢中になった。

 舌と舌を絡め合い、相手の唇を吸って吸って吸いまくる。

 そして逆に相手から唇を貪られる快感はあまりといえばあまりに倒錯的で、まさに気が遠くなるほどだった。

 気がつくと私はナルの肩を抱きしめ、吸盤みたいに唇と唇とを合わせながら、狂ったように腰を振っていた。

 初めてのことばかりだったから、というのもある。

 また、これまでおよそ快楽というものに無縁だったという、性の悦びに対する耐性のなさ、も原因だったろう。

 とにかく、加減というものを知らない私は、ナルがどう感じているかなど考えもせず、ひたすらブルド-ザーのように腰を振りたくっていたのである。

 その結果、恐ろしいことが起こった。

 異変に気付いたのは、音と感触だった。

 ぼきっ。

 枝か何かがへし折れるような音と感触ともに下でナルがびくんと跳ね、それからすぐに痙攣し始めたのである。

「どうしたの?」

 動きを止め、腰を浮かせた私は、そこで否が応でも気づかずにはいられなかった。

 ぬるり。

 徐々に膣から抜け始めたナルのペニスに力がない。

 まだ勃起しているにもかかわらず、ふらふらと不安定なのである。

 全部抜いてみて、わかった。

 陰茎が、根元から折れているのだ。

 しかも、付け根の部分で皮膚が破れ、じわじわと赤い液体がにじみ始めている。

「ナル! 大丈夫? ナルったら!」

 返事はない。

 ナルは白目を剥き、ぐったりと柱にもたれて坐ったまま、ぴくりとも動かない。

 嫌な予感がして、左胸に耳を当ててみた。

 鼓動がしない。

 呼吸音もなかった。

「馬鹿」

 急に怒りがこみあげてきて、私はナルの股間で横倒しになっている肉棒を握りしめた。

 そのままぐいぐいひねって力任せにねじ切った。

 せめてこれだけは、誰にも渡さない…。

 そう。

 私は、戦利品が欲しかったのである。




 数日後、テレビを見ていると、ローカルニュースで見覚えのある景色が映し出された。

 近所のコンビニの駐車場。

 業務用の大きなステンレス製のごみ箱から、全裸の少年の死体が発見されたのだという。

 少年は躰の一部が切り取られ、死因はショック死だとのことだった。

 そのニュースを見て、久しぶりに劣情を覚えた私は、冷蔵庫からラップに包んだ棒状のものを取り出した。

 その場で全裸になって、ひんやりしたそれを、もう濡れ始めた股間に押し当てる。

 いつまでも、一緒だよ、ナル。

 大きなマツタケのようなそれを膣にめり込ませると、とんでもない規模の快感が私の裸身を貫いた。

 

 
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